米、非核化への一歩か「見極める」-北朝鮮が米朝対話に前向き姿勢

  • 北高官代表団が韓国大統領との会談で米朝対話の用意示す
  • イバンカ米大統領補佐官は北朝鮮代表団トップとあいさつせず

ホワイトハウスは25日、北朝鮮が示した米朝対話への前向きな姿勢を「見極める」と表明した。ただ、北朝鮮の「検証可能」な非核化をあくまでも求める立場も再確認した。

金正恩朝鮮労働党委員長

出典:ロンドン・シンムン/ EPA

  ホワイトハウスのサンダース報道官は電子メールで送付した発表資料で、「われわれは、協議に前向きだとする北朝鮮のきょうのメッセージが非核化への一歩であるかどうか見極める」とした上で、「それまでの間、米国と世界は、北朝鮮の核とミサイルのプログラムに未来がないとはっきりと示し続けなければならない」と表明した。

  韓国大統領府は25日、平昌冬季五輪の閉会式出席のため訪韓した北朝鮮高官代表団が文在寅大統領との会談で、米朝対話の用意を示したことを明らかにした。また同代表団は米朝関係とともに南北関係も発展させるべきだと文大統領に語ったという。

  閉会式への米国代表団を率いたトランプ大統領の長女、イバンカ大統領補佐官は、北朝鮮代表団の金英哲朝鮮労働党副委員長の席と近かったが、あいさつすることはなかった。

原題:U.S. Says ‘We Will See’ as North Korea’s Kim Hints at Talks(抜粋)

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