シングル表題曲「POP TEAM EPIC」は、アバンギャルドな内容が物議を醸しているテレビアニメ「ポプテピピック」のオープニングテーマ。本日のイベント会場には「ポプテピピック」のイベントで配布された登場キャラ・ピピ美のお面を付けた同志諸君(上坂すみれファンの呼称)の姿も見られた。上坂はステージに登場するなり最前列の同志からピピ美のお面を奪い取り、ステージの装飾物にしてしまう。上坂のリリースイベントでは通常、彼女の音楽のプロデューサーであり「ポプテピピック」もプロデュースするキングレコードの須藤孝太郎氏がMCを務めているが、今回は上坂が1人で進行することに。上坂は簡単なネタ案が複数並んだ頼りない台本を元にトークを進めた。
上坂は最近ハマっているという「ストロングゼロ」での“ほろ酔い”体験やアニメ「機動戦士ガンダム」「トニーたけざきのガンダム漫画」の話、「THE IDOLM@STER」をヘヴィメタル設定にした妄想トーク、自身も関わる「ポプテピピック」の話題などで盛り上がり、「『ポプテピピック』は『コボちゃん』の系譜」と持論を展開。また夏に発売が決定したおよそ2年ぶりのニューアルバム(タイトル未定)や冬に行われる予定のライブツアーについても触れた。ツアーに関してまだ詳細を把握していない上坂は、舞台袖の須藤プロデューサーに確認するも、須藤氏の返答は「サイコロで決める」のひと言のみ。同志との対話を楽しんでいるうちに予定時刻は過ぎ、上坂はミニライブパートへと移行した。
上坂はまず、シングルのカップリングナンバー「増殖罵倒少女の愚恋」「ミッドナイト▽お嬢様」(▽はハートマークが正式表記)の2曲を歌い、最後に表題曲「POP TEAM EPIC」を披露。満員の観客を至近距離にしたパフォーマンスにテンションが上がり、ビートに合わせて何度も煽る。「POP TEAM EPIC」の曲中、イベント冒頭に置いたピピ美のお面を思い出した上坂は、間奏に入るとおもむろにお面を手に取り、ビリビリと引き裂いてみせた。
上坂はこのあと3月に、東名阪3都市の計6店舗でシングル「POP TEAM EPIC」購入者を対象とした「ポスターお渡し会」を行う。