大大大傑作だ・・・!
『渡くんの××が崩壊寸前』(鳴見なる先生)5巻まで読了。いままで色々なラブコメ漫画を読んできたけど、間違いなく三本の指に入るほどの最高傑作だったと言わざるを得ません。とんでもないものを読んでしまった…(震え)。
作者の鳴見なる先生と言えば、アニメ放送中の『ラーメン大好き小泉さん』で人気を博した作家さんである。もちろん、小泉さんも好きなんですけど、ラブコメ鑑定士として言わせて頂こう!是非『渡くんの××が崩壊寸前』もアニメ化しましょう!と。
金髪ヒロインvs黒髪ヒロイン
本作のメインヒロインは2人。
金髪ヒロインの館花 紗月(たちばな さつき)さんと黒髪ヒロインの石原 紫(いしはら ゆかり)さんである。
簡単にあらすじを説明すると、主人公の渡くんは学園アイドル的存在の石原さんに密かに想いを寄せており、石原さんも渡くんのことが気になっていました。
そんな折、6年前に渡くん家の畑を突然荒らして姿を消した幼なじみの紗月が突然、隣のクラスに転校してくることで物語が始まります。
もはや、ラブコメでは金髪ヒロインvs黒髪ヒロインは宿命の対決と言っていいでしょう。夏の大三角ならぬ、恋の大三角といえば、金髪と黒髪のヒロインが繰り広げる主人公争奪戦を指す言葉であることは我々(ラブコメ好き)にとっては常識も常識なわけです。
そして、金髪ヒロインがファーストヒロインというのも定石。
まぁ、00年代前半の作品はそうでもないんですけど、ここ数年だけで言えば間違いなく1番手は金髪ヒロインの方が多いというのが実感です。
で、この作品も例にもれず金髪ヒロインの紗月さん圧倒的優勢状態から始まります。
まぁ、優勢も何も、主人公の渡くんが6年前に初恋を抱いたのがこの紗月である。
6年前の畑事件によって疎遠になっていたというのに、いきなり登場し、電光石火のように主人公の関心を集める手腕はさすがはファーストヒロインと言ったところでしょう。
しかも、ちょっと謎めいていてサービスシーンを量産してくる(←ココ重要)ときたものです。いくら、渡くんが妹大好きのシスコンだとしても、ぐらついてしまうのも無理ありません。それだけ紗月のヒロイン力が高いことの証左でもある。
驚異的なかわいさである。
だがしかーし。黒髪ヒロインの石原さんも負けてはいません。
テスト前になったら、一緒にテスト勉強しない?と誘ってみたり、渡くんが風邪をひいたと知るや、お粥を作りに家までお見舞いにきたりと積極的に猛アタックを敢行します。なお味は…(それもかわいい)。
これが、黒髪ヒロインのあるべき姿だ…と胸が熱くなるってもの。しかも、4巻~5巻に突入して石原さんは更なる天使へと進化を遂げるのである。
石原さんがひたすらにかわいい!
まさかの告白だと・・・。
3巻では石原さんの過去が明かされるわけですが、同時に彼女はストーカー男に困っていたところを渡くんに助けてもらうことになり、積もった想いが爆発し、ついに石原さんが渡くんに告白するのである。
このシーンには胸が熱くなったね。なかなか想いを打ち明けられずに敗退していく黒髪ヒロインが多い中で、この特攻は素直に感動させられたってばよ!
しかも、一度「ごめん」と言われたにも関わらず、「そうやってなんでも真剣に考えてくれる渡くんがいい」と、迷惑でないなら「お試しでもいい」と、一歩も引かずぐいぐい攻め入る石原さんのかわいさが尋常じゃない。これは渡くんでなくても即KO(オーケー)でしょう。
こんな彼女が欲しかった2018断トツ優勝のかわいさ力を叩きだしました!身悶え4回転半です。羽生くんも全裸で逃げ出す美しさ。ニヤニヤ止まんねーっつの!(褒めてます)
僕がラブコメにおいて特に重要視しているのは「ヒロインがかわいいか」「ヒロインがかわいいか」「ヒロインがかわいいか」の3点なのですが、とにかくヒロインの石原さんが死ぬほどかわいい。この作品はこれに尽きる。
鳴見先生は、かわいい女の子を描かせたら当代随一の作家さんだと言わざるを得ません。ありがとうございました!渡くんと石原さんは無事結ばれました。これにて、『渡くんの××が崩壊寸前』めでたく(完)である...!(パチパチパチ)
・・・と思っていた時期が僕にもありました。
進撃の石原さん!
ブヒィィィィィィィ!
ぐうの音も出ないかわいさだ・・・。まさか、石原さんはまだ進化を遂げようというのか・・・(驚愕)。
お泊りイベントで渡くんに迫ってしまう石原さんである。館花さんとはキスしたことがあるのに、自分はまだ何もしてない...とヤキモチを焼いてしまうとかね、キーボード叩きながら軽く悶絶しそうになるな!
ニヤニヤが止まらないっす。石原さんのかわいさに理性が崩壊しまくりだっつーの!
ちょっと、ヤンデレ気質がある(褒めてます)とは思っていたけど、まさかメインヒロインにのみ許されたSランク宝具・ヤキモチを発動するとは・・・、ヒロインとお正月はヤキモチを焼いてなんぼなんですよ。
さあ、盛り上がってまいりました!
合言葉はキスのその先へ!である。波はキテいる、確実に。僕らの方に。あとは乗るだけだ!このビッグウェーブに!舞台は整った!渡くん男を見せてやれ!
なんだこいつは・・・
失望した!
もはや意味不明である。唖然も唖然。キスのその先へどころか、キスもしないでフラグをへし折ってくれるとは思いませんでした。お前、紗月とはキスしたじゃねーか!
はぁ...屋上へ行こうぜ…。
久しぶりに…切れちまったよ。
初めてですよ…ここまで私をコケにしたおバカさんは!
もうね、ほんとになんなのだろうと。石原さんを選んだ時の渡くんとはシンクロ率が100%を超えて、今ならエヴァにも乗れるとまで思ったのに、この肩すかし感。許せねぇよ、渡くん。シンクロ率マイナス一億%だっつーの!(褒めてません)
恋に二等賞はないんですよ。あるのは優勝か残念賞かだけなんです。
遊びじゃないんだよ!ラブコメは!石原さんと付き合ってんなら、イクところまでイケっつーの!
許した!
石原さんが幸せそうだったので、もうなんでもいいです。かわいいは正義です。
要するに石原さんは天使ってことです。石原さんの「今度」にこれからも全力で期待してます!ラブコメ好きな人には是非読んでほしい傑作なり。