男女のからだのサイズ
4月20日に掲示板で紹介した http://homepage3.nifty.com/orangejuice/ 「若い男女のボディサイズ平均」のデータを参考に、男性と女性(A)のサイズの違いを整理してみました。
アンダーバストは元のデータにないので、女性はBカップ(13cm差)、男性はいわばAAAAカップというか3cm差で推定してみました。
女性(A)の数値を男性と同じ身長170.6に換算(107%)したものが「女性B」です(体重は1.07の3乗を乗算)。
さて同じ身長に換算した数字を比較してみましょう。
明らかに男性が大きいのは、アンダーバスト、手の幅、前腕の長さです。前腕の太さは男性がやや太い程度ですが、上腕は女性が太いためその差が目立ちます。指もかなり女性が細いでしょう。前腕と同様にひざ下も男性が長いです。肩幅は男性が少し大きい程度です(別データではもっと差があります)。
女性が大きいのは、太もも、ヒップです。それから二の腕です。ウエストの高さ3.3センチ差も大きいです。
女性の頭の大きさをそのまま男性の身長に換算したら男性より大きな頭になります。顔も女性のほうが大きいでしょうし、首も長くありません。女性のふくらはぎや足首はやや太めですし、ウエストや腕も細くはありません。小さい顔や細いウエストと手足は、美人の理想像のようにいわれますが、実際の女性はそうではありません。
女性のウエストは細くはないのですが、アンダーバストとヒップの差は、女性の平均は23cm以上、男性の平均は8cm以下です。これが、一般に女性のからだの「くびれ」といわれるもののようです。
また、女性のほうが二の腕から指先まできゅーっと細くなっています。足首はデータにはありませんが、男性のほうが細いでしょう(トランス関係者の間では常識かも)。
女性は頭が大きいぶんだけ肩から下のサイズが小さいですから、ウエスト高さ3.3センチ差は数字以上の差に感じられます。
手の長さは男女ほぼ同じですが、女性の手の幅は細いです。
H幅はヒップ幅のことですが、腰骨の一番上あたりの幅なんじゃないでしょうか。でなきゃ30センチ以下ということはないですよね。そのほか測り方のよくわからないものが多いです。
「肩幅」については、ここでは、肩の骨のどこかを基準に測る方法のようです。ジャケットなの肩幅のことではありません。肩幅について、詳しくは下記の「追加」を見てください。
7/31 そういえばあたしが男子学生として学校に通ってたころのコンプレックスの一つに、ひざから下が短いというのがありました。電車の座席に他の男子と並んで座ると、あたしのひざの高さが低いのです。それで電車が混雑していなければ、足を組んだり、ずるっとひざを前に出して座ってかかとを引いたりして、ごまかそうと努力していました。あたしのからだは、ひざから下と、ひじから先が普通の男性より少し小さめにできているなと思ってました。
★追加(重要)
上記のデータは元のサンプルの数が少なかったようで、男性がきゃしゃな感じで少し心配な点もあったのですが、経済産業省のデータ(リンク切れ削除)が見つかりましたので、いくつか比較してみます。
経済産業省のデータでは、
20代前半の男性で、胸囲86.8、ウエスト72.9、太もも54.1、ふくら脛36.3など、平均してより太めになっています。20代後半はさらに太いです。
女性は、バストは81.6と小さく、太ももは54で同じくらいですが、ふくら脛は34.3とやや細いです。経済産業省のウエストは肋骨と骨盤の中間位置を水平に測ったとのことで比較になりません。ヒップや腕の太さのデータはありません。
首の太さは20代前半の男子35.8cm、女子30.9cmとあります。
肩幅については「肩峰」の幅が20代前半の男性40.3 女性35.8で、男女の差が大きいです。上の表の「肩幅」と同じ測り方でもないみたいです。もう一つ「肩幅」についての項目があり男性44.9cm 女性40.8cm。これは衾の間に入って測ったりする腕の厚みを含めた横幅のことで、わたしたちが普段口にする「肩幅」のことだと思います。女性で41から42あっても大きすぎるということはないわけですね。
男女のからだのサイズ(その2)へ
コメント