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免許返納でマナカ5000円分 名古屋市、70歳以上対象

 高齢者の交通死亡事故を抑止するため、名古屋市は今年夏ごろから、運転免許を自主返納した七十歳以上に、交通系ICカード「マナカ」のチャージ券五千円分を交付する。代替交通手段として、公共交通機関の活用を促す狙い。二〇一八年度当初予算案に六千二百万円を盛り込んだ。

 昨年の県内の交通死者数は二百人に上り、十五年連続で全国最悪となっている。うち市内の死者数は三十九人で、六十五歳以上の高齢者は半数近い十九人だった。

 県警によると、県内の免許自主返納者は、一三年の七千二百六十五人から一七年は三倍以上の二万三千五百四十三人に増加。うち市内は八千二百六十三人で三割超を占める。

 市は年間一万人の返納を目標に掲げる。マナカのチャージ券五千円分は、六十五歳以上が地下鉄や市バスを無料で利用できる「敬老パス」の負担金の上限額に相当。マナカをベースとした敬老パスにもチャージできるため、敬老パスの普及にもつなげたい考えだ。

 市によると、免許取消通知書のコピーを事務局側に送付して申請し、郵送でチャージ券を受け取る。券は上小田井、上飯田駅を除く各市営地下鉄駅の駅長室や改札窓口などでチャージできる。

 市は〇九~一五年に免許返納者に対し、住基カードを交付する際の手数料五百円を無料にする取り組みを実施していたが、マイナンバー制度への移行に伴い、事業を終了した。

 (梅田歳晴、立石智保)

 

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