春の訪れを伝える甘味とうま味「芽キャベツと新じゃがのオイル蒸し焼き」

2週続けて更新の本連載。旬の食材をふんだんに使った「芽キャベツと新じゃがのオイル蒸し焼き」をご紹介します。この時期スーパーの店頭で異彩を放っている芽キャベツと新じゃが。この2つの素材のおいしさを全力で引き出すレシピです。ぜひお試しください。

cakes読者のみなさま、こんにちは。

寒かった冬も終盤、そろそろ春を感じるような料理が作りたくなってきました。たとえば、緑色でコロンと可愛い芽キャベツ。芽キャベツは、冬から春の手前までが旬。ちょうど今頃です。キャベツと同じアブラナ属アブラナ科の野菜で、加熱すると、特有の甘みやうま味が楽しめます。コロンと丸くて可愛らしい形を生かしつつおいしく食べるには、切らずにまるごと調理が一番。多めの油でにんにくの風味を移しながらじっくり蒸し焼きにすると、外は香ばしく、中は蒸されてほくほくの食感になります。すでに出始めている新じゃがと合わせると、ほくほくコンビで楽しめます。おかずにもつまみにもなる一皿です。

では、パパッと作っていきましょう。

Menu do dia 本日のメニュー

「芽キャベツと新じゃがのオイル蒸し焼き」

材料 2人分
芽キャベツ 5~6個
じゃがいも 小5個
にんにく 2~3片
オリーブオイル 大さじ1と1/2
塩 適量
ローズマリー(あれば) 1~2枝

つくり方

芽キャベツは根元に十字の切り込みを入れ、火のとおりを良くする。じゃがいもは皮付きのまま半分に切る。

にんにくは皮を取って半分に切り、オリーブオイルを入れたフライパンに加え、弱火で温める。

オイルが温まりにんにくがシュワシュワ言い始めたら、芽キャベツと断面を下にしたじゃがいもを並べ入れ、ローズマリーを散らす。

芽キャベツにもじゃがいもにもこんがりと焼き目がつくまで、弱火でじっくり、全体をまんべんなく焼く。

焼き目が付いたら、さらにふたをする。ごく弱火に落として3~4分蒸し焼きにし、中まで火をとおす。出来上がりの目安は、じゃがいもに串を刺し、すっと通るまで。仕上げに塩をふり、器に盛って完成。蒸し焼きした芽キャベツの濃い味わいに、きっと驚くと思います。

今回この料理に合わせたワインはこちら。ポルトガル南部のアレンテージョ、その中でもの南のヴィディゲイラ地区で、テロワールの魅力を存分に発揮したオーガニックなぶどう造り、人工的な介在をできるだけしないワイン造りにこだわる、若手醸造家ペドロ・リベイロが手掛ける「ロシン マリアナ ヴィーニョブランコ」

このワインはとてもスマート。軽い酸味、広がる香りに爽やかさと華もあり上品。アンタオンヴァズという土着品種を軸に、同じく土着品種のアリント、アルヴァリーニョの3種をバランス良くブレンド。強すぎないナチュラルな味わいは、芽キャベツやじゃがいものグリルのような、シンプルな野菜の一皿とも相性良し。さらには、うま味の濃い貝類などのシーフードとも仲良く楽しめると思います。味わいや香りに華やかさもあり、お値段も張るのかなと思いきや、実は1000円台後半というお財布に優しい価格。本当に良心的なオーガニックワインだと感じます。

ちなみに造り手のペドロさんとは、東京が大雪だった先月の夜、鶏鍋を囲みながら彼のワインのラインナップをあれこれ楽しみました。今回ご紹介するワイン以外にも、魅力的なものがいくつもあります。ワインはすべて自然酵母で醗酵。SO2の残量40mg(/L)以下を目標にしているそうです。そして彼の蔵にはアンフォラが18基もあるそう。彼のアンフォラのワインも、とても魅力的ですので、追ってご紹介しますね。

それでは、芽キャベツの香ばしいグリルと、スマートで華もある、強すぎないナチュラルな味わいの白で、良い週末を!

ケイクス

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ポルトガル食堂

馬田草織

ポルトガルや南蛮絡みのエピソードが大好きな編集者・ライターの馬田草織さんが、仕事現場や旅先、日常で気になった食のサムシングと、それにちなむおつまみ&ぴったりなお酒を月替わりでご紹介していく、家飲みも外飲みも楽しむ人へ捧げる至福のほろ酔...もっと読む

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HRio うまそう: 約6時間前 replyretweetfavorite