先日Twitter上で目にしたあるツイートに考えさせられたので、忘れないうちにブログに書いておこうと思います。
「苦労なくして成長はない」という考え
この番組を観ていないので憶測でしかありませんが、「こんなに苦しんで勉強しているんだから成長になる。だから楽しんでるように見えたらやめさせたくなる」みたいなことですよね。
この考えの根底にあるのって、「苦悩を乗り越えた分だけ成長する」みたいなことでしょうか。
その考えは間違えではないんですけど、苦しみだけが成長できる要因じゃないと思います。つまり苦しまなくたって人間成長できるんですよね
「好きこそ物の上手なれ」じゃないの?
苦しんでやることよりも、楽しんでやることの方が圧倒的に成長スピード早いじゃないですか。
苦悩って実現したいことに向けてもがく、その中で出てくるものですよ。
例えばサッカーが大好きな少年がいるとしますよね。
「苦悩が一番成長する」だと、あえて野球をやらせて我慢させるみたいな感じです。その我慢をしている姿を見て安心するって、僕には持ち合わせてない価値観だなあ。
それで、やってくうちに少年がなんだか野球が好きになってきて楽しめるようにったら、止めさせたくなってしまうワケですよね…。
まじか!まじかよ!
ぼくだったら思う存分サッカーさせてあげたいな。そのなかで、レギュラーに入りたいとか大会で優勝したいとかの目標がでてきて、苦悩が始まるんですよね。でも、好きなものだったら全力で頑張るじゃないですか。乗り越えたいから。目標を達成したいから。
つまり、本来「苦悩」とか「我慢」って与えられるものじゃなくて自分で能動的にぶつかっていくものなんですよね。
じゃあ勉強して欲しい時はどうするか
とはいっても、勉強が好きで好きでたまらないやつなんてあまりいませんよね。
「勉強しなさい!」で素直に勉強する子供なんてまれなわけで、したとしてもそれは能動的ではありません。
そこで僕はそれをすることのメリットをしっかり説明してあげることが大事だと思っています。
「勉強したらこんないいことがあるよ」とか「勉強して来た人はみんな…」ということですね。
勉強させたいのであれば、勉強を好きにさせるように努力することが親としてやるべきことだと思います。決して「勉強しなさい!」と押し付けることではありません。
その結果子供がやっぱり勉強するのいやだなあという選択をするのであれば、それは仕方ないかな。
ハマることに没頭させてあげることが大切なので、結果としてそれが勉強じゃなくても他のことにハマってもらえればいいと思います。
子供の好きなことをのびのびさせてあげたいです。そして、その好きなことで壁にぶち当たって能動的に乗り越えていって欲しい。
「いい大学に通ってほしい」とか「大企業に入ってほしい」とか思うのって、結局親のエゴなんですよね。本人は「普通」でいいやっていう人間かもしれない。子供はそんなこと望んでいないのに「親が喜ぶから」と頑張る姿、僕は嫌です。
子供の可能性を広げてあげられるような親になりたいなあと考えさせらました。
以上、来年の春にパパになる人の子育て論でした。