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黒の召喚士 ~戦闘狂の成り上がり~ 作者:迷井豆腐

最終章 黒女神編

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第495話 平穏稀に親父

 ―――パーズの街

 西大陸から再び橋を渡り、何日か振りにパーズへと帰還。観光名所である時計塔を見るのも、かなり久しぶりに感じられる。こうやってエフィルとアンジェを連れて街を巡ると、出会ったばかりの頃を思い出すな。しかし、今はそれ以上に思う事ところがある。

「うう、腰が痛い……」
「あはは、ケルヴィン君張り切り過ぎなんだよー」
「ご主人様、屋敷に戻ったらマッサージをしますね」
「ああ、助かるよ」

 帰りの十字大橋クルスブリッジを渡る最中、風竜王フロムの加護を使った飛行術の試運転をずっとしていたからな。その反動が今更ながら体中にきているんだ。その中でも特に腰がやばい。慣れない事は徐々に慣らすべきだったと後悔するが、まあエフィルがマッサージしてくれるなら喜んで差し出せる代償だと現状理解。ふふっ、結局はメリットへと反転するのだ。

「それにしても、食べ歩きってなかなか乙なものなんだね。これからパーズでも流行るんじゃないかな?」
「作法としては、何とも微妙なところですけれどね……」
「と言いながらも、しっかりと食するエフィルちゃんなのである」
「ア、アンジェさん、茶化さないでくださいよ!」

 エフィルとアンジェは俺達が留守にしているうちにできたという、新しい店の菓子を片手に談笑している。薄い生地にフルーツを詰めた、見た目クレープに似た食べ物だ。お手軽に食べられる点を売りにしているそうで、ここ最近は屋台の串ものよろしく、これを食べながら街を歩く女性が増えているらしい。

 甘いものを食べてか、長旅の疲れを忘れて2人は元気いっぱいだ。今の俺とは真逆の状態だな。甘味は女性を美しくするとか、ムドが迷信めいた事を言っていたが、あながち嘘じゃないかもしれない。心なしか、2人の肌ツヤが良くなってる気がするし。

 ……メルフィーナが戻ったら、これを食べさせてやりたいな。あいつなら、きっと笑顔で食べてくれるだろう。まあ、多少の出費はかさむ事になる――― いや、多少じゃ済まないか。すまん、今のなし。

「おう、ケルヴィン達じゃねーか。久しぶりだな!」
「あ、ウルドさんじゃないですか。それに、パーティの皆も」

 屋敷への道のりの途中、クレアさんが営む精霊歌亭の前で、ウルドさんのパーティとバッタリ会った。依頼をこなしてきた後なのか、所々に土埃や小さな怪我が見受けられる。ただ、それ以上に相変わらず見事な筋肉が太陽光を浴びて輝いているので、怪我について心配する必要はあまりなさそうだ。

「お久しぶりです、ウルドさん」
「お疲れ様です。A級冒険者への昇格に向けて、頑張ってますか?」

 アンジェ、地味に受付嬢モードに戻ってるな、これ。

「お、おお! エフィルちゃんにアンジェちゃんだ! 今のうちに拝んでおくべきだろうか……!?」
「馬っ鹿野郎! ファンクラブの一員として当然だろうが! ありがてぇ!」
「あ、またこいつら! いい加減、ファンクラブなんてふざけたもんから抜けろって、あれだけ言ったばかりだろうが!」
「唯一妻子持ちのリーダーには、独り身の俺達の気持ちは分からねーよ!」
「そうだそうだ!」
「お前ら、その話を何度持ち上げるつもりなんだ……」

 チームいぶし銀は本当に変わらないな…… ん? さっきから剣士と魔法使いの2人が話すばかりで、弓使いの人は全然口を挟まないな。いつもなら一緒になって参加する筈なのに、どうしたんだ?

「おい、弓の! お前も何とか言ってやれって!」
「そうだそうだ、言ってやれ!」
「い、いや、俺はまあ、別にいいかなって…… っと、そろそろ待ち合わせの時間だ。じゃ、俺は先にギルドに行ってるぜ。アデュー!」
「は? お前、何を言って――― ハッ!」
「まさか、裏切りかっ!?」
「逃げたぞっ! 捕まえて殺せっ!」

 ……ど、どうやらチームいぶし銀にも変化はあったようだ。3人はそのままギルドの方へと駆けて行ってしまい、後に残るは俺達とウルドさんだけとなった。

「ったく、あいつらときたら…… ん? ケルヴィン、随分と疲れているようだが、どうしたんだ?」

 大きな溜息をつきながらも、ウルドさんは俺の調子を見抜いたようだ。流石は気の利く常識人枠を代表し、俺の命をセラから助け出してくれたウルドさんである。しかし、竜王関連の事については複数の国家を通しての極秘事項。ウルドさん達はあくまでB級冒険者でしかなく、正直に話す訳にはいかない。ここは適当に誤魔化しておこう。

「ウルドさんには隠せませんね。実は昨夜、思いっ切り腰をやってしまいまして」
「おいおい、大丈夫かよ? お前、まだそんな歳じゃないだろう?」
「はは、面目ない」
「そうだよ~、ケルヴィン君は直ぐ調子に乗って激しく動くんだから」
「ご主人様、あの時は無我夢中でしたからね。一緒にいた私達も途中で止めるべきでした」
「いやー、そんなに言ってくれるなよ。恥ずかしいじゃないか」

 まあ、ここはギックリやってしまったって事で。

「ああ、腰をやったってのは、そういう…… エフィルちゃんとアンジェが妙にツヤツヤしてると思ったぜ。だけどよケルヴィン、あんまそういう話は言わない方が良いぜ? あいつらがいたら、また何を言われるか分かったもんじゃねぇ」
「え?」

 ……え? ウルドさんが何を言っているのか、珍しくよく分からなかった。うん、俺分からない。

 それはさて置き、日頃の感謝を込めて屋敷で昼食を取らないかと誘ってみる。ウルドさんはエフィルの料理が食えると喜び、もちろん行くと即答。パーティの面々もいれば誘えたんだけどな。声を掛ける暇もなかったし、こればかりは仕方ないか。

「そういや、ケルヴィンの家に行くのは初めてになるな」
「ずっと誘おうとは思っていたんですけどね。依頼やら昇格やら魔王やらで時間がなくって……」
「ははっ、魔王はどうしようもねぇな。S級冒険者ともなれば、そりゃあ四方八方から手を借りたい奴も出てくるだろ。それよりも俺は、そんな今でもケルヴィンが慕ってくれる事の方が嬉しいぜ」
「ウルドさん……」

 まともに対応されて、思わず感動してしまう。ウルドさん、貴方はもしや天使だったのでは?

「っと、ここがケルヴィンの家――― やっぱでけぇな……」
「いえ、コレットやアズグラッドの家に比べれば、全然小さいもんですよ」
「お前、それは比較対象が城だろうが……」
「ケルヴォン様、オ帰リナサイマセ」

 屋敷の門に近づくと、警護していたワン達が反応する。

「ただいま。先に誰か帰って来てるか?」
「昨日ニ、セラ様トダハク様ガ帰還サレテイマス」

 おっと、戻るのに一番時間が掛かると思っていたセラ達が一番乗りだったか。

「あ、ご主人様!」

 門を開いて屋敷前の庭を歩こうとすると、その寸前で屋敷からリュカが飛び出して来た。 ……2階から。余程俺達が帰って来たのが嬉しかったらしい。アンジェからは見事な着地だったと褒められ、エフィルからは品位に欠けるとして叱られていた。ただ、リュカとしてはそれさえも喜ばしい事だったようで、終始笑顔のままだ。俺とウルドさんも、無意識のうちに笑顔になってしまう。

「リュカ、セラとダハクはどこにいる? リビングか?」
「うん、セラ様はソファで寛いでいると思うよ。ハクちゃんは裏の農園だったかな?」
「そうか。じゃ、まずはセラに会うとするかな。ウルドさん、先に食堂に案内させますね」
「俺もセラ嬢と久し振りに会うから、挨拶してもいいか? 邪魔じゃなければだけどよ」
「ははっ、とんでもないですよ。セラも喜ぶと思います」
「ご主人様、私は先に調理場で支度をしていますね」
「ああ、頼むよ」

 という事で、俺達はリビングに向かうのである。リビングの扉を開けば、そこには―――

「あっ、ケルヴィン!」
「うむ? 愚息ではないか、久しいな」
「お邪魔しているわ。相変わらずしみったれた顔をしているわね」

 ―――思っていたよりも、赤髪が余分にあった。

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