こんにちはユレオです。
みなさん青春時代を過ごした、もしくは現在お過ごしだと思いますが、映画やドラマのような印象に残る劇的な出来事はありましたでしょうか?
こうした青春時代を表現するコンテンツとして映画やドラマも有名ですが、漫画においても多くの作品があり、「青春漫画」としてジャンルが存在します。
恋愛や感動、情熱といった内容をテーマにして、主人公や主人公を取り巻く環境が10代後半から20代前半といったような漫画を指すわけですが本当に数が多い為、どれを読めばよいか迷います。
こうした青春漫画の中でもユレオが面白かったと思った漫画を本日はご紹介をしたいと思います。
【この記事の目次】
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はじめに
当ブログでは漫画作品への感想を以下のようなレーダーチャートで表現しております。
レーダーチャートについての説明
あくまで個人的な視点での感想ですが、ご参考にいただければと思います。10段階評価の平均を5としております。
レーダーチャートは2種類あり、共通の漫画レーダーチャートと青春漫画ジャンルのレーダーチャートと分けております。
単純に漫画の感想を知るには「共通漫画レーダーチャート」をご参考ください。
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
タイトル:あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
作者 :超平和バスターズ
連載期間:2012年~2013年
巻数 :全3巻
高校受験に失敗して引きこもり気味の生活を送っていた主人公の前に、死んだ幼馴染の幽霊が現れ「お願いを叶えて欲しい」と頼まれて友人たちと友情を取り戻し奮闘する青春漫画です。
主人公の宿海仁太は幼少の頃、幼馴染達で結成したグループのリーダー的存在でしたが、ある日、幼馴染の本間芽衣子に照れ隠しで思わず心にもない言葉を口にした後に芽衣子が事故で死んでしまい、トラウマとなっている過去を持ちます。
時は立ち、仁太は高校受験に失敗して志望していた高校に通えず引きこもりの生活を送っていました。
そんな仁太の元にある日、死んだはずの芽衣子の幽霊が現れて彼女から「お願いを叶えて欲しい」と頼まれることになります。
芽衣子のお願いとは何なのか、それを知るために再びバラバラになった幼馴染たちと連絡を取り、芽衣子の願いを叶えて成仏させるために動き出します。
この漫画は原作がアニメで、アニメ放送後に連載が開始されました。
アニメの絵柄をかなり再現しており、アニメを見ていない方をターゲットにした漫画で丁寧な物語展開になっています。
この漫画は埼玉県秩父市が舞台設定のモデルとなっているので、物語中に実在する建物や風景が多く登場するので、ファンがその地を訪れる「聖地巡礼」でも話題になりました。
大変すばらしいストーリーなのでアニメはちょっと…という方には是非こちらの漫画をお勧めいたします。
アニメのコミカライズとしてはかなりクオリティが高い作品です。
小説版はこちらです。
2011年の原作のアニメをもとに、2015年のテレビドラマ化しています。
ハチミツとクローバー
タイトル:ハチミツとクローバー
作者 :羽海野チカ
連載期間:2012年~2013年
巻数 :全10巻
美術大学を舞台にした恋愛に不器用な大学生達の報われない恋模様や、自身の才能や生き方について迷う学生の姿を描いた青春物語です。
主人公で美大生の竹本祐太は父親を早くに病気で失っており、母子家庭で母を支えることに生き甲斐を見出していましたが、母の再婚により生きる目標を失い、手先が器用だったことから何となく美大に入学することにします。
同じアパートに暮らす同大学の先輩である森田忍や真山巧らに囲まれ大学生活を送り、美大一の才能を持ち、変人で問題児でとして知られる森田に振り回される毎日を過ごします。
竹本は森田の才能に嫉妬しつつ、劣等感を抱くのですが、才能あふれる仲間に囲まれながら青春を過ごす中で成長していきます。
この漫画は美術大学を舞台にした若者たちの恋愛や将来に対する不安、そして輝ける青春を描いた青春恋愛漫画で、2003年に第27回講談社漫画賞少女部門を受賞し、宝島社の「このマンガがすごい!」オンナ編の2006年版と2007年版において、2年連続1位を獲得した傑作です。
美術大学に通った事がある方なら分かる内容が盛りだくさんで、美術に対する才能の捉え方、考え方等がかなり共感できます。
読み終えた後「こんな青春時代を過ごしたかったなー」と少しさみしくなりますが、大変満足感のある作品です。
2005年、2006年にアニメ化、2008年にはテレビドラマ化しています。
BLUE GIANT
タイトル:BLUE GIANT
作者 :石塚真一
連載期間:2013年~2016年
巻数 :BLUE GIANT 全10巻
BLUE GIANT SUPREME 既刊3巻
宮城県仙台市を舞台にした高校生がジャズと出会ったことでサックスプレイヤーを目指す青春熱血音楽漫画です。
主人公の宮本大はバスケットボール部に所属するどこにでもいそうな高校生ですが、将来何になりたいかがわからず高校生活を送っていたところ、ある日ジャズの曲を耳にしたことで音楽に興味をひかれ、初めてのライブハウスでのジャズの生の演奏を目の当たりにして衝撃を受けます。
この事がきっかけで大はサックスプレーヤーを目指すことを決めて独学でテナーサックスの練習に励むようになります。
大は非常に努力家で毎日の練習を欠かすことなくサックスを吹き続け、やがて高校卒業と同時にプロを目指すために上京することになります。
この漫画はジャズという多くの方が聞いたことはあるのになじみのない音楽ジャンルをテーマにした青春漫画で、ジャズがどういった物なのかを知らない人が読んでも興味が持てるような内容になっています。
ヤマハ音楽教室とコラボレーションを行うなど日本のジャズ業界ではかなり注目されている漫画で、ジャズは「おしゃれな音楽」というイメージがありますが、非常に激しく力強い音楽で、初めて知るジャズの世界とその魅力に読者を虜にします。
サックスプレイヤーとして仙台から東京に出て活躍をしますが、「BLUE GIANT」は10巻で終了し、「BLUE GIANT SUPREME」はドイツを舞台にした内容で実質の続編となっています。
かくかくしかじか
タイトル:かくかくしかじか
作者 :東村アキコ
連載期間:2012年~2015年
巻数 :全5巻
漫画家の東村アキコによる自身の高校生・美大生時代と絵の恩師との関係を描いた作品で、有名漫画家になるまでの成長を描く自伝エッセイ漫画です。
主人公の東村アキコは宮崎県の片隅で伸び伸びと育ち、幼少の頃より自分は絵の天才だと考え、将来は少女漫画家になることを夢見ていました。
高校生3年の頃に将来は美術大学に進学して漫画家としてデビューするという夢を持ち、絵画教室の美大進学コースに入ります。
しかし画家で講師でもある日高健三に今までの持っていた自意識過剰な自信を打ち砕かれ、竹刀とアイアンクローのスパルタ指導が始まります。
厳しいながら面倒見の良い日高先生に指導してもらいながら、若かりし東村アキコが美大合格をめざして奮闘します。
この漫画は絵を描く人なら誰しもが共感できる内容がもりだくさんで、東村アキコの心情を包み隠さずしっかりと描いている事にも共感し、すごく物語に引き込まれます。
絵が上手くて天狗になっている東村アキコを画家であり講師でもある日高健三に打ち砕かれ、その後長く師弟関係が続きます。
2015年に第8回マンガ大賞および第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞している傑作で、最後は涙無しでは読めません。
銀の匙 Silver Spoon
タイトル:銀の匙 Silver Spoon
作者 :荒川弘
連載期間:2011年~
巻数 :既刊14巻 (2017年8月現在)
北海道の農業高校に通う主人公とその友人たちを描いた学園青春漫画です。
主人公の八軒勇吾は高校受験に失敗したことで、父親から離れたい一心で志望校ではない寮制の大蝦夷農業高等学校に進学します。
八軒は農業や酪農といったものに経験がなく、夢もビジョンもなく父親から逃げるため入学したことに引け目を感じることになります。
授業の実習では体力を必要として、慣れない家畜の世話を経験したり、仲間と学ぶことで次第に学園生活に打ち解けていきます。
やがて八軒は大蝦夷農業高等学校でやりたいことを見つけて学園生活を楽しむようになり、将来の夢を描くようになります。
この漫画は作者の荒川弘自身が北海道にある酪農家の生まれで農業高校卒業生しており、その実体験を元に描かれた漫画です。
漫画の舞台となる大蝦夷農業高等学校は、帯広農業高等学校がモデルになっており、内容が非常にリアルで良く取材がされています。
その為、現在の酪農家の抱える問題などにも触れており、かなり社会派の漫画の様相も見れます。
学園青春漫画としても大変面白く、八軒の成長やかかわりを持つ様々な人の人間ドラマが面白く、読んでいて大変満足感の高い作品です。
2013年、2014年にアニメ化、2014年に実写映画化しています。
バクマン。
タイトル:バクマン。
作者 :原作.大場つぐみ 漫画.小畑健
連載期間:2008年~2012年
巻数 :全20巻
漫画家を目指す中学生の二人が漫画家になる夢をかなえ、漫画の世界や出版の世界に深くかかわっていく青春漫画です。
主人公で中学3年生の真城最高は高い画力を持ちますが、ただ流されて普通に生きていくだけの退屈な日々を送っており、将来への夢を持てずにいました。
真城の叔父はかつて週刊少年ジャンプに連載し、その作品がアニメ化もされた漫画家「川口たろう」で、連載打ち切り後の過労によって亡くなった過去がありました。
もう一人の主人公である作家志望の高木秋人は真城の画力の才能を見出し「俺と組んで漫画家にならないか」と誘います。
初めはその誘いを断っていましたが、声優を目指している片思いのクラスメイトである亜豆美保と「真城の漫画作品がアニメ化したら結婚する、それまで互いに直接会わない」と約束した事から高木の誘いを受けて漫画家への道を志す事になります。
この漫画は実在する出版社や漫画作品が登場して、主人公たちが連載される漫画雑誌も実際に連載している「週刊少年ジャンプ」であったりと、出版業界の裏側を赤裸々に語ります。
また、漫画家を目指すというのがどれだけ大変であるかという事と、漫画とは絵が上手いだけでは成立せず、ストーリーが重要であることをしっかりと読者に伝え、原作者の重要性をかなり前面に出しています。
物語は連載開始時と同じ2008年から始まり、話の進行によって現実世界を追い越しますが、作者が「常に現代ぐらいに思って読んで頂けると助かります」と述べており、時代を追った出版業界の実情を垣間見れる面白い作品です。
2010年、2011年、2012年にアニメ化、2016年に映画化しています。
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3月のライオン
タイトル:3月のライオン
作者 :羽海野チカ
連載期間:2007年~
巻数 :既刊13巻(2017年9月現在)
将棋の棋士で高校生の主人公が様々な人と触れ合いながら成長していく青春漫画です。
主人公の桐山零は幼いころに家族を交通事故で無くし、父の友人で棋士である幸田に内弟子として引き取られて才能を開花して、15歳でプロ棋士になります。
しかし、幸田の実子たちとの軋轢もあり、零は幸田家を出て1人暮らしを始め、1年遅れで高校に編入しますが、学校生活では周囲に溶け込めず孤立することになります。
零はある日、先輩棋士に無理やり付き合わされて酔いつぶれ、倒れてこんでいたところを川本あかりに介抱されたことがきっかけで、川本家の三姉妹と交流を持つようになり、人との触れ合いを取り戻します。
この漫画は少女漫画家の羽海野チカが少年誌で連載を始めたことで話題になった棋士をテーマにした漫画で、将棋の熱気や迫力が大変伝わってくる熱い漫画です。
主人公の零は15歳でプロ棋士になるも、順風満帆な人生とは言えず一人苦悩しています。
そうした中、川本家の三姉妹と交流を持つことで人としての温かみや触れ合いを取り戻し、人として成長していく様は見ていて大変面白いです。
絵柄から想像のつかないほど棋戦が熱い漫画で、零とその周囲の人が成長していく青春漫画として大変面白い内容となっています。
2016年、2017年にアニメ化、2017年に実写映画化しています。
orange -オレンジ-
タイトル:orange -オレンジ-
作者 :高野苺
連載期間:2012年~
巻数 :既刊6巻(本編5巻)
長野県松本市が舞台の高校生の青春を描いたSF青春恋愛漫画です。
女子高生の主人公、高宮菜穂は2年生になった4月の始業式の日に自宅のポストで手紙を受け取ります。
その手紙の差出人が10年後の自分からでした。
手紙の内容は26歳となった10年後の自分は後悔をしており、16歳の自分に対して同じ後悔をしてほしくない為に、今後菜穂に起きる事やそれに対しての行動選択が書かれていました。
菜穂は、初めは誰かのいたずらと思っていましたが、手紙に書かれていた通り始業式の日に成瀬翔が転校してきます。
手紙には菜穂は翔を好きになることや、翔が17歳の冬に自殺とも疑われる事故で亡くなったことが書かれており、10年後の菜穂は翔の死を防げたのではないかと後悔していることが書かれていました。
10年後の自分から届いた手紙の目的は翔は事故から救うことと分かり、菜穂は未来を変えるため手紙に書かれている行動を選択するよう努力することになります。
この漫画は青春恋愛ものの漫画がベースですが、「未来の自分から届いた手紙」というSF要素が加わった漫画作品です。
手紙に書かれている内容はその時々で未来を決定づける出来事と、その時に取るべき行動内容が書かれているのですが、全ての行動選択ができたわけではなく、さらに指定された行動をとることで未来に変化があり、予測していないことが起きるなどタイムパラドックの要素も含まれています。
SFの要素としては「未来からの手紙」「タイムパラドック」といった限られた内容なので、青春恋愛漫画として楽しめます。
この作品は2015年に実写映画化しており、2016年にはアニメ化もしております。
2017年にアニメ化、2016年に実写映画化しています。
坂道のアポロン
タイトル:坂道のアポロン
作者 :小玉ユキ
連載期間:2007年~2009年
巻数 :全10巻(番外編1巻)
1966年の長崎県の佐世保市を舞台にした高校生達の青春音楽漫画です。
主人公で高校1年生の西見 薫は父親の仕事の都合で、幼い頃から何度も転校を繰り返してきており、秀才で真面目ですが繊細な性格で人付き合いが苦手でした。
薫は佐世保市の高校へ転校してきた際に渕 千太郎と出会います。
千太郎は大柄で野蛮で豪快かつ型破りな性格で薫とは正反対の性格ですが、明朗で面倒見が良く正義感も強い少年でした。
薫は小学生の頃からピアノの演奏をしており、クラシックしか演奏していませんでしたが千太郎との関りの中で、未経験のジャズに挑むようになります。
この事がきっかけで薫はジャズを知るようになり、千太郎はドラムを叩き、薫はピアノ演奏してジャズの魅力に惹かれていきます。
この漫画は舞台が1960年代と現在とは大きく異なり、地方の穏やかな雰囲気とノスタルジックが感じられ、現在の高校生活とは大きく異なりますが、そういった時代背景等も楽しむことのできる漫画作品です。
ジャズが漫画のテーマになっていますが青春漫画の要素も多く、正反対の性格の薫と千太郎がジャズによって友情を深めていきます。
また、この漫画は少女漫画らしい恋愛要素を軸にしており、様々な登場人物が絡み合い、恋愛漫画としてもかなり面白い内容となっています。
2012年にアニメ化され、文化祭でのピアノとドラムによるセッションシーンの素晴らしさが当時話題になりました。
2012年にアニメ化しています。
四月は君の嘘
タイトル:四月は君の嘘
作者 :新川直司
連載期間:2011年~2015年
巻数 :全11巻
中学生のピアニストとヴァイオリニストを題材とした青春音楽漫画です。
主人公の有馬 公生は幼少の頃より音楽の指導者であった母の影響を受けて、正確無比な演奏を行い多くのピアノコンクールで優勝してきました。
しかし11歳の時に「コンクールで優勝する為の演奏」ではなく感情を込めた演奏を行ったことで母親と喧嘩をすることになり、その直後に母親が亡くなってしまった為、トラウマとなり演奏中に自分が弾くピアノの音が聞こえなくなるという症状を発症してしまいます。
それから3年後の4月に14歳になった公生は幼なじみの澤部 椿を通じて、同い年のヴァイオリニストの宮園 かをりと知り合い、かをりの圧倒的で個性的な演奏を聴いたことで公生は再び音楽の道に戻るきっかけとなります。
しかしこのかをりとの出会いは偶然ではなく、かをりの小さな「嘘」が含まれたものでした。
この漫画はピアニストとヴァイオリニストという主人公とヒロインが異なる楽器をテーマにした「音楽・青春・恋愛」と多くのジャンルを網羅した素晴らしい漫画です。
かをりは身体を蝕む病を患っていることを秘密にしていましたが、やがて学校を休んで入院生活が続くようになっていきます。
かをりの病気は次第に物を持ったり歩くことが困難になる病気で、容態は悪化の一途を辿ります。
かをりの公生に対しての「嘘」はこうしたことから生まれ、物語の最後に公生に「嘘」をついた理由を明かすのですが、最後は涙無しでは読めず電車や人目に付くところ読むのは危険な漫画です。
読み終わったあと心を鷲掴みにされ、すぐに1巻から読み返したくなるお勧めの漫画です。
2014年にアニメ化、2016年には「山崎賢人」「広瀬すず」で映画化しています。
それでも町は廻っている
タイトル:それでも町は廻っている
作者 :石黒正数
連載期間:2005年~2016年
巻数 :全16巻
東京の下町を舞台とした女子高生が主人公の彼女の周りで起きる日常の出来事を描く日常系SFコメディー青春漫画です。
主人公で女子高生の嵐山歩鳥は元気で明るい性格で人当たりも良く、喫茶店でメイドのアルバイトをしていいます。
歩鳥はジティブな思考で、あり余る行動力を持ち、日常の様々な出来事に対して善意から行動を起こすことが多いのですが、周りを巻き込んでのトラブルや騒動に繋がる結果になります。
推理小説が好きで将来の夢は女子高生探偵で街の事件に関わりますが、時には鋭い推理力を発揮して事件を解決します。
歩鳥は日常を送りながら様々な人と出会い、さらに少し不思議な出来事を体験しながら、青春時代を過ごしていきます。
この漫画は女子高生の主人公を中心とした日常の出来事を面白おかしく描いた日常系コメディ漫画なのですが、時折パラレルワールドなど突拍子もないSF要素も登場するジャンルの幅が非常に広い漫画です。
基本的には一話完結の形となっているのでテンポよく読むことが出来ます。
作者自身が「商店街を舞台にしてコミュニケーションの教科書になるような漫画を描きたい」と語っており、商店街との人のつながりが深いアットホームな物語が多く、万人受けしそうな内容の漫画となっています。
2010年にアニメ化しています。
G戦場ヘヴンズドア
タイトル:G戦場ヘヴンズドア
作者 :日本橋ヨヲコ
連載期間:2000年~2003年
巻数 :全3巻
漫画家の父を持つ青年と、編集者の父を持つ青年の友情と漫画に対する葛藤や成長を描く青春漫画です。
主人公の一人で高校生の堺田町蔵は、父が人気漫画という小説家志望の高校生です。
家庭に問題を抱えており、母親が家を出て行ったときに、漫画を描くことを優先して母を止めなかった父を恨んでおり、そのことで父と父の漫画作品を恨んでいます。
もう一人の主人公である高校生の長谷川鉄男は、父が敏腕編集者で天才的な漫画の才能を持ちますが、 幼少の頃に離婚して出て行った父親に見せようと描いた漫画を母親に否定されてモチベーションを失い、以来漫画を書くことをやめていました。
町蔵は父の漫画作品をほめた鉄男とトラブルを起こし、それをきっかけに鉄男と合作漫画を作ることになります。
この漫画は漫画家をテーマにした青春漫画ですが、非常に物語が奥深く何度も読みたくなる不思議な魅力を持つ作品です。
物を作るというクリエイティブな仕事をしている方には是非読んでもしい作品で、魂を揺さぶるような熱き想いや感情がにじみ出で来る内容で、読む者を物語に引き込みます。
タイトルは「漫画の世界という戦場でGペンの線を走らせる中で、数少ない人間だけがその向こう側にたどり着ける境地=『ヘヴンズドア』」という意味で、絵を描くという事、漫画の物語を考えるという事が魂を削り表現していることを感じさせられます。
最後に
恋愛や感動、情熱といった内容をテーマにしたおすすめの青春作品はいかがでしたでしょうか?
青春時代は誰もが過ごすもので、共感できる内容や出来事というものが何かしらあり、こうした漫画は非常に感情移入しやすく、物語を深く楽しむことが出来ます。
また次回に機会があれば青春漫画のご紹介記事を書きたいと思います。
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