どうも、パンク大好きデミさんです。
少し前にTwitterを賑わした話題。平均して男性は14歳・女性は13歳のときに聴いた音楽が大人になってからの音楽的嗜好を決定するというものだった。
これは非常に興味深いですね。
女性の方が早熟(ませてるとも言う)なので1歳早いんだろうけど、思春期に聴いた音楽がその後の音楽人生を左右してるという話を元に、今回は25年前の自分を思い出してみました。
「速い・煩い・(短い)」曲への傾倒
もう、これはすぐに思い出せました。
前回、みんな自己肯定感を得にライブに行くのでは?という記事を書いた時に少し触れましたが、俺は幼少期厳しく育てられたようなのです。
その反動で反抗期は結構荒れたことを覚えてます。イラッと来てモノ投げて、リビングのガラスの扉割ったりしたこともあったような無かったような…
その頃聴いてたのがX-JAPAN(当時はX)でした(だから余計親からのイメージが悪くなった…)。最初に聴き始めたアルバムは『Jealousy』。
Jealousy SPECIAL EDITION (期間限定盤)
YOSHIKIが裸でくくりつけられてるジャケ写が過激です。これを見たら親は心配しますよね…
今聴くとあまり速く感じないですが、当時はもっと速かったイメージですね。とにかくドラムの速さとHIDEのギターテクニックに熱狂してたもんです。
そのあと遡って聴き始めた『BLUE BLOOD』のほうが好きでしたけどね。
画像悪いし公式じゃないけど載せてしまいました。この頃俺ががちょうど14歳。今見ても全盛期だったような気がする。年とともに速さ落ちてくるし、初期メンバーのTAIJIもいる映像は貴重。
彼らの代名詞といえば激しい曲と壮大なバラードのコントラストですが、俺はバラードにはめっきり興味がなく、ひたすら激しくて速い曲ばかりを爆音でかけてました(当時はダブルデッキのCDラジカセ)。
んで何が言いたいのかというと、しっかり引き継がれてるんですよ、音楽的嗜好が。特に速くてうるさい音楽という点において。
その後、高校の時は何聴いてたかはっきり思い出せないが(モテたいからJ-POPも聴いてたような)、X-JAPANは継続して聴いてた。あとはBOOWYも。
大学に入ってからはミッシェル・ガン・エレファント、社会人になってからはELLEGARDEN、そして震災後にパンクに傾倒することも、全て見事に一本の線が通じてる。
音楽的嗜好で言えば、今ハマってるパンクバンドの曲の中でも特に「速くて・うるさくて・短い」曲が好きだし、X-JAPANからの系譜で言えばズバリなのがdustboxである。
その中でも特にこの曲、『Break Though』。
聴いてもらったらわかるんだけど、イントロのリフがもうX-JAPANっぽい。と思ったらやはりSUGAちゃんは昔X-JAPANをよく聴いてたなんて話が出てくる。ダストの他の曲にも共通するのだが、メタルっぽいギターのリフはSUGAちゃんらしさでもあり、またそのルーツを辿るとHIDEっぽいのである。
ライブハウスの空間での体験はまた別か?
これはフォロワーさんが言っていたのだが、音楽の好みの形成とお客とバンドの化学反応、いわばライブでの実体験は別という話。これに関しては確かに一理あると思う。ただ、そもそも好みのバンドというより好みの曲が無いとライブに行かないので、根本的なルーツはどこか一致してるはずなのである。
「今まであまり聴いたことなかったけど、生で聴いてみたらすごく良かった。」
「MCのあとに聴いたら、その曲の聴こえ方が全く違った」
ライブでの体験でよくある話である。つまり好みと体験が合わさると、その音楽への理解の深さに繋がるのだろう。ハマり方の「深度」とでも言うべきか。音楽的嗜好に実体験という要素が複雑に絡み合わないと音楽ジャンキーにはならないのは確かであろう。
同じバンドでも好きな曲とそうではない曲があるように、全てが一致するということは少ない。俺もモッシュピットに突っ込む曲と大人見をする曲があるように、このバンドの全ての曲が大好きということもそうそうない。
それに関しては当たり前だしそれでいいと思っている。
フェスからツアーへという流れ
結局何が言いたいかというと、体験をしないと結論は出ないということである。とくに学生から社会人の結婚して子供が生まれるまでの一番お金を自由に使える期間に、音楽体験(ライブ)にお金を使ってほしい。
俺個人の話をすると、
- 通勤時など自分一人でヘッドホンで聴く音楽はパンクが中心
- 作業する時や家で流す曲はインストや映画のサントラ・アコースティックな洋楽が中心
- たまに子供が好きな教育番組のCDも流れる
といったように、はっきり言って雑多で色んな音楽に囲まれてる。
洋楽に関しても、
- 兄がオアシスやグリーン・デイが好きだった
- 母親がビートルズが大好きで家で洋裁をしてる時などよく聴かされてた、また本人もアコギ弾きながらよく歌ってた
など14歳の頃の多種多様なルーツを思い出した。
これから夏になるとフェスシーズンになる。色んなバンドを一度に体験できる季節がやってくる。
そしてその中で気に入ったバンドが見つかったなら、ぜひその先のツアーに足を運んでほしい。フェスでのセトリは捨て曲はほぼないので、実はそのバンドの本質はわからないからだ。
でも、ツアーを見に行けばそのバンドのすべてが分かる。俺はそれで行かなくなったバンドも結構あります。
だからこそツアーに是非行ってほしい。フェスの楽しみ方も多種多様あるけど、見たことないバンドだけを見に行くってのも意外と楽しいと思います。
ま、俺はなかなか行けないんですけどね…
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