gooのスマホ「g08(グーマルハチ)」を写真でチェック! |
既報通り、NTTレゾナントは23日、同社が提供・運営するWebポータルサービス「goo」ブランドにて展開するSIMフリーのスマートフォン(スマホ)「gooのスマホ」における第8弾製品として「g08(グーマルハチ)」(Wiko製)を発表し、同日10時より販売開始しています。
g08は流行りの縦長画面による“ほぼ全画面デザイン”を採用し、5.7インチ大画面ながら横幅を抑えて持ちやすく、さらに女性からのニーズが高いという前面にデュアルフロントカメラを搭載したコストパフォーマンスの高いモデルとなっています。
また日本では昨年12月に発売されたベースモデルは「Wiko View」の上位モデル「Wiko View Prime」となっており、Wiko Viewから各種スペックアップが行われているほか、さらにWiko Viewと同じく前機種「g07」シリーズで要望が多かったというデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)に対応しつつ、2つのSIMカードスロットと別にmicroSDカードスロットを搭載した仕様となっています。
価格は仮想移動体通信事業者(MVNO)のNTTコミュニケーションズが提供する携帯電話サービス「OCN モバイル ONE」のSIMパッケージ付きで契約しなくてもOKな通常セットは希望小売価格25,800円(税抜)、さらにOCN モバイル ONEの音声SIM契約が必須ならくらくセットなら発売記念特価で3月26日(月)9:59までは6,800円(税抜)となり、さらに5,000円相当お得になる発売記念キャンペーンも実施されています。
今回はそんなg08についてNTTレゾナントより製品版をお借りしましたので、ひと足お先に開封して製品の外観やファーストインプレッションを紹介したいと思います。なお、キャンペーンや詳細な製品仕様についてはすでに公開しているこちらの記事をご覧ください。
g08のパッケージはWiko Viewと同様に平らなもので、白を貴重にgooのブランドカラーであるレッドをアクセントに用いており、底面は真っ赤となっています。パッケージにはモデル名として「MODEL: View Prime」と記載されており、ベースモデルがWiko View Primeであることがわかります。
なお、g08の本体カラーにはチェリー・レッドがありますが、今回お借りしたのはブラックのため、恐らく各色同じパッケージかと思われます。その他、本体カラーには他にゴールドとWikoのブランドカラーであるブリーン(ブリーとグリーンの中間色)の4色が販売されています。
箱を開けると、中は黒を基調とした内装となっており、多くの他のスマホと同様にすぐにg08本体が現れます。またg08本体の下に簡易取扱説明書(クイックスタートガイド)や保証書などの紙類、画面保護フィルム(簡易版)やTPUケース(透明)、SIMピン、横のボックスにはUSBケーブルやACアダプター、イヤホンが付属します。
ケースはかなり柔らかいタイプで安っぽいですが、画面保護フィルムとともに購入してすぐにとりあえず使いたい場合、特に若干マイナーな製品だけに、専用のケースなどがなかったり、あっても少ない場合もあるため、こういった基本的なアクセサリーが付属しているのはありがたいところです。
g08本体は傷が付かないように半透明な袋に入った上に、さらに前面には付属する画面保護フィルムとは別に、簡易的な保護フィルムが貼られています。これにはg08の製品名やおおまかなスペックなどが記載されており、操作するときに邪魔になるのですぐに剥がして使うようになっています。
製品によっては背面や側面にもこういった簡易的な保護フィルムが貼られている場合がありますが、g08はそこまで厳重にはされていませんでした。ざっくりと記載されているスペックを紹介すると、アスペクト比9:18の縦長な約5.7インチHD+(720×1440ドット)IPS液晶ディスプレイ(約282dpi)、4GB RAM、64GB内蔵ストレージといったところ。
フロントカメラは広角レンズ+超広角レンズ(120°)の約2000万画素+約800万画素デュアルカメラ(セルフィーフラッシュライト対応)となっており、グループショットも背景と一緒に広々と撮影でき、大人数でのグルーフィー(ウィーフィー)でもしっかりと背景を入れて撮影ができるようになっています。
背面にはF2.0レンズ(5層構造)の約1600万画素リアカメラが搭載され、タイムラプス撮影や写真撮影時にオートHDRおよびポートレート撮影、動画撮影時の手ブレを抑えるビデオスタビライゼーション、ライブオートズームなどに対応。
質感はマットでメタル素材によるしっとりとしており、指紋も目立ちにくく、2万円台としてはかなり高いほうだと思われます。またリアカメラの下には指紋センサー、さらにその下には製品名の「g08」ロゴが記載されています。
SIMカードを装着しなくても無線LAN(Wi-Fi)でも使えますが、せっかくなのでSIMカードとmicroSDカードを装着して使ってみます。スロットは左側面にあり、付属のSIMピンを使ってイジェクトしてトレイを取り出して装着します。
SIMカードはアピールポイントにもなっているnanoSIMカード(4FF)サイズが2つのデュアルSIMで、日本で同時に待受できる3Gと4GのデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)に対応し、さらに別にmicroSDカードスロット(最大128GBまで)が搭載されています。
対応周波数帯は4GのFDD-LTE方式でBand 1および3、5、7、8、18、19、20、26、28B、TD-LTE方式でBand 38および41、3GのW-CDMA方式でBand IおよびII、V、VI、VIII、2GのGSM方式で850および900、1800、1900MHzで、NTTドコモとau、ソフトバンクの3社のVoLTEにも対応。
そのため、3社とそのMVNOのSIMカードが利用可能ですが、CDMA方式には対応していないため、auやau回線のMVNOについてはVoLTE対応SIMカードの必要があります。なお、通信速度はLTE UE Category 4による下り最大150Mbpsおよび上り最大50Mbps。
g08を起動してみました。初期設定画面やユーザーインターフェース(UI)はWiko Viewとほぼ同じで、ホームアプリも「Wiko Launcher」のみがプリインストールされていました。前面のデザインは2.5Dラウンドガラスで覆われており、ディスプレイのエッジ部分は少し引っかかりがあるようになっています。
サイズは約152.3×72.8×8.3mm、質量は約162gで、それほど大きくはなく、重さも適度といったところ。電池容量は3000mAhバッテリーで、Wiko Viewとは違って電池パックの取り外しはできません。前面のディスプレイの上にはカメラのほか、近接センサーや環境光センサー、通知LEDが搭載。センサー類は他に加速度センサーや電子コンパス、ジャイロスコープを内蔵しています。
その他の仕様ではSoCはオクタコアCPU(1.4GHz×4+1.1GHz×4)やAdreno 505 GPUを内蔵した「Snapdragon 430(MSM8937)」(Qualcomm製)を搭載し、Wi-FiはIEE802.11b/g/n準拠(2.4GHz帯のみ)、BluetoothはVersion 4.2、位置情報取得はGPS・A-GPSなどとなっています。
以下はざっくりとソフトウェアの紹介。OSはAndroid 7.1.2(開発コード名:Nougat)を搭載しており、Androidセキュリティパッチレベルは「2017年12月1日」。購入直後の内蔵ストレージとRAMの空き容量は、約49.64GBと約2.3GB。
プリインストールアプリにはgooの「goo防災」や「goo」、「教えて!goo」、「gooIDログイン」、「gooポイントショッピング」のほか、OCN モバイル ONEの「OCNでんわ」や「My Pocket」、そして独自アプリ「代わりに応答」や「ままのわ」、「mamantenna」、「スマホ管理」、「クリーナー」、「スプーン」などが追加されています。
g08はWiko Viewで少し惜しいなと思っていたSnapdragon 425がSnapdragon 430になったことに加え、より大容量の4GB RAMや64GB内蔵ストレージとなり、さらに価格も安くなっているため、かなり高コスパモデルとして人気が出ても良さそうなモデルとなっています。
Wiko Viewの電池パックが取り外せるのが引き継いでいないのは残念なものの、ちょうど縦長画面を搭載した3万円前後の「HUAWEI nova lite 2」や「ZenFone Max Plus (M1)」に匹敵するライバル製品となりそうです。
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記事執筆:memn0ck
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