ティト

あ、あなたみたいなのを放っといたら、心配で…集中できないから。私が近くで援護すれば、あなたも戦いやすくなるでしょ。…それとも、私じゃ不満…？

私が自由にしていないのではないかと、おっしゃっていた…

そ、そういう意味じゃないわ。ただ私は…

…別にそんなこと、わざわざ口にしなくても…

…何でもないわ もう…ほら、早く行きましょ。急がなきゃいけないんでしょ

それは…そうだけど、何かあったら…必ず私が守るから

姉さん…大丈夫？

そう…？じゃなくて。あなたって、いつもあんな戦い方してるの？

…おっしゃりたいことの意味が、よくわからないのですが

……

ふつうの女の子が、恋をしたりするはずの時期に…姉は私たちの母でなければならなかったんです。ですが、ユーノ姉さんは、そんなこと一言もこぼさずに…笑って私たちの面倒をみてくれました。ですから、姉には…必ず幸せになって欲しいと願っていました

はい。エトルリアは、我々をあまり好ましく思っていないようでしたが…クレイン将軍には、よくしていただきました

そろそろお昼の時間ね。今日は何を食べよう。

ち…違うわよ。あぶなっかしい戦い方してたから、たまたま目に入っただけ

いえ、姉はそんなこと、望んでいなかったと思います。私、ゼロット将軍にはとても感謝しています。ゼロット将軍と姉さんの結婚式…姉さんのあんな幸せそうな顔…初めてでしたから。私からもお礼を言いたいです。姉さんを幸せにしてくれて…本当にありがとうございます

ねえ、ちょっと待って

私はあなたのためを思って言ってるの。言うこときかないなら、もう天馬には乗せないわ

お.はよう。…まだ眠そうね。

１日お疲れ様。……ゆっくり休んでね？お.やすみ。

うん…