『BG~身辺警護人~ #5』のキーワード出現数BEST10
- 河野 37
- 高梨 16
- 村田 16
- 沢口 16
- 島崎 15
- 純也 14
- ボディーガード 12
- 河野純也 11
- クライアント 9
- ザッキー 9
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > エンターテインメント > タレント関連本
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,728円
『BG~身辺警護人~ #5』の番組内容&情報(ネタバレ注意!)
♬~
(リポーター)サッカー日本代表のエース
河野純也選手が
颯爽と現れました。
(アナウンサー)3年連続得点王に輝いた
レグルス鎌倉から
イタリアの名門 ピエモンテFCに
完全移籍する純也選手。
日本の期待を背負って…。
木村拓哉×ボディーガード!銃も、武器も持たず“丸腰”であらゆる危険から依頼人を護り抜け!その仕事、“絶対警護”。依頼人に迫る脅威とは…!?
詳細情報
◇番組内容
章(木村拓哉)の過去の秘密を知る元サッカー選手・河野純也(満島真之介)が、依頼人として登場。過去に因縁のある純也が、何故いまさら章に依頼を…復讐か、罠か!?6年前、章と純也の間には一体何があったのか…。
◇出演者
島崎章…木村拓哉
落合義明…江口洋介
高梨雅也…斎藤工
菅沼まゆ…菜々緒
沢口正太郎…間宮祥太朗
立原愛子…石田ゆり子
村田五郎…上川隆也
・
河野純也…満島真之介
氷川修…宇梶剛士
清田春孝…阿部進之介
島崎瞬…田中奏生
◇脚本
井上由美子
◇監督
常廣丈太(テレビ朝日)
◇音楽
髙見優
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】内山聖子(テレビ朝日)、三輪祐見子(テレビ朝日)
【プロデューサー】川島誠史(テレビ朝日)、秋山貴人(テレビ朝日)、田上リサ(5年D組)
◇おしらせ
☆番組ホームページ
http://www.tv-asahi.co.jp/bg/
☆Twitter
https://twitter.com/bg_tvasahi
☆LINE
詳しくは番組ホームページまで!
♬~
(ネジが落ちる音)
(きしむ音)
(衝撃音)
(警報音)
(島崎 章)河野さん! 純也さん!
♬~
ううっ!
ううっ…!
ううっ… ああ!
(携帯電話の振動音)
痛っ イテテ…。
♬~
小田切さんか…。
(太田詩織)「政府が掲げる
社会保障制度改革の一つ
出産育児一時金の
増額に関する法案が
通常国会に提出される事が
わかりました」
(物音)
「今回の法案提出の背景には…」
おはよう。 早いな。
(詩織)「崎山会長は
日本の未来を担う子供たちに
関する法案であり…」
今度 一回
試合でも見に行こうかな。
(島崎 瞬)意味ねえよ。
レギュラーじゃねえし。
へえ… 下手なんだ。
うるせえ! 下手じゃねえよ。
試合になると緊張するだけだよ!
飯は? 腹減るぞ!
(詩織)「厚生労働省の
立原愛子大臣が
決意を述べました」
「いただきます」は?
(氷川の声)随分
なめられたもんだな おい!
俺に隠し通せるとでも思ったか?
(氷川)現役の大臣が
SPの目を盗んで逃げ出した。
しかも 民間のボディーガードが
それに手を貸した。
俺は そんな事例は
今まで聞いた事がない。
(落合義明)申し訳ありません。
聞きたい報告は 落合
いつまで経っても
お前からは出てきそうにないな。
後始末はします。
(村田五郎)おはようございます。
おはようございます。
(村田)おはようございます。
(2人)おはようございます。
皆さん 喜んでください。
(菅沼まゆ)えっ 臨時ボーナス?
(沢口正太郎)有給休暇30日とか?
新しい依頼が入りました。
なんだ…。
まあまあ まあまあ…。
今回は 我らが身辺警護課の
評判を聞いて
是非にもという依頼なんです。
これまでは
社長の人脈に頼ってきましたが
ようやく軌道に乗ってきた
という感じですね。
でも 是非にもとか
逆に怖いですね。
危険なクライアントでは
ありません。
(沢口)ああ これ知ってます。
有名な
チャリティーのやつですよね?
今回は 警察に
にらまれずに済みそうですね。
では BGは…。
島崎さんがいいと思います。
えっ?
どうしたんすか?
いや…。
僕なんかより
あの… 沢口くん やってみれば?
初BGって事で。 ねえ。
えーっ? そこまで言われたら
やるしかないですけどね。
1回しか言ってないけどね。
(村田)では 今回は 沢口くんに
初BGをやってもらいましょう。
(沢口)はい。
バックスは自分が。
まあ 不足はありませんね。
調子にのるな。
頑張って。
(沢口)はい。 ああ~!
ちょっと トイレ行ってきます。
(村田)よろしく。
(沢口)よろしくお願いします。
BG沢口…。
本日より チームを一新し
私が専任として先生につきます。
人事については
警護課の決定に従って頂きます。
監視を強めるっていう事ですか?
今後
民間の警備会社と接触する事は
自重してください。
警護の邪魔は
除外したいと考えます。
除外…。
まるで 日ノ出警備を潰すみたい。
向こう1週間の警備体制です。
♬~
(ドアの開閉音)
♬~
(河野純也)
どうぞ お入りください。
ピュアネスの代表を
務めております 河野純也です。
いや もちろん知ってます。
(村田)おい。
(河野)どうぞ。
だって 純也さんですよ!
僕らの世代にとっては神ですから。
日本の疾風。
ユースチャンピオンズリーグ
4人抜き。
イタリアの名門 ピエモンテ行きが
決まった時
クラスの男子一同
狂喜乱舞しました。
失礼だぞ。
(河野)いえ。
久しぶりに神って言われて
嬉しいですよ。
現役の時は その呼び名が
プレッシャーでしたからね。
ご依頼の内容を
お伺い出来ますか?
はい。 えー… 18日から20日まで
ミラノのチャリティーオークションに
参加します。
現役時代に集めた
各国のアスリートたちの
サインボールやグッズを出展しますので
空港までの警護をお願いします。
(高梨)誰かに狙われている
可能性は ありませんか?
例えば 熱狂的なファンや
金銭目的の強盗など…。
いえいえ。
貴重なものもありますので
万全を期したいんです。
子供たちの夢を運ぶ手伝いを
してください。
ご安心ください。
私 沢口が責任者として
体を張ってでも お護りします。
あの…。
一つ わがまま言わせてもらっても
いいですか?
僕を指名?
(沢口)昔の知り合いだって
言ってましたよ。
すごいじゃないですか。
本当なんですか?
なんで
言ってくれなかったんですか?
秘密主義だからじゃないですか?
ねえ。
(まゆ)ちょっと… 訳ありですか?
(沢口)あんなスター選手と?
前に女を取り合ったとか。
笑えないから。
何か事情がありそうですね。
誰にだって 過去の
いろいろな因縁はあります。
私だって ある。
もし 気が進まないのなら
構わない。
理由も聞かない。
うん… この任務は断りましょう。
いいえ!
♬~
黙ってて すいません。
僕は 6年前まで
河野選手のボディーガードでした。
じゃあ 新人ボディーガード
っていうのは
嘘だったんですか?
(沢口)新人どころか
めちゃくちゃ優秀って事でしょ。
なんか おかしいなとは
思いましたけどね。
駄目駄目な割に強いし…。
あり得ねえ。
ねえ。
もしかして 知ってたの?
正確には
気づいていたというべきか。
だったら なんで言わないのよ!
知ってて言わないほうも
同罪だから!
すいません。
申し訳ない。
申し訳ない。
河野選手の指名を受けます。
ただし 余計な情報は
警護に差し障ります。
任務が全て終了したら
みんなに全てを話します。
よし!
しっかりやろう。
(手をたたく音)
はい。
♬~
(河野)はい。
(白石剛三)
「白石だけど。 準備はどう?」
「部屋なら
私のほうで解約しておくよ」
(河野)全て片付けました。
(白石)「さすが やる事が早いね。
俊足のスターは違うよ」
やめてくださいよ。
もう スターじゃないですから。
(白石)
「我々にとっては大スターだよ」
(河野)…では。
(観客の声)レグルス鎌倉!
ゴー! ゴー! 純也 ゴー!
レグルス鎌倉!
(歓声)
♬~
ザッキー
これ ちょっと かけてみれば?
いえいえ…。
いやいや いいから いいから。
めっちゃ似合うじゃん。
あげるよ。
すいません。
(歓声)
はい すいません! すいません。
(夫)んー!
(妻)《夫は 握力が弱い》
ゾ… ゾンビ! ゾンビ出た!
《そして ビビリだ》
トイレ 付いてきてもらえますか?
《全く頼りない》
開かない? あれ? え… ゾンビ!?
《でも…》
おはよう ぼんちゃん。
《その分… 優しい》
わっ!
えっ! あっ 何!?
おはよう。
<そんなふたりを守る部屋>
<セキュリティ賃貸住宅 「D-room」>
<セミナー やってます>
やるからには
本当の力 見せてください。
今まで騙してた分も…。
ああ。
♬~
(ノック)
いやあ 懐かしいな。 元気だった?
えっ…。
どうも ご無沙汰してます。
ずっと ザッキー どうしてるかな
って思ってたんだよ。
あっ…。
空港へ運ぶ お荷物は?
ああ… これとこれ。
大事なものだから よろしくね。
承知しました。
ちゃんと 出発まで
護って見送ってよ。
今度こそ。
はい。 出発を見送るまで
必ず お護りします。
(まゆの声)
なんで黙ってたんだろう?
よっぽど知られたくない事でも
あったのかな?
(村田)今はバックアップが先!
道路情報とSNS チェックして。
(まゆ)はい すいません。
(沢口)渋滞情報はなし。
事故の情報も
今のところ ありません。
切り替え 早すぎ。
だって しょうがないでしょ。
本人が今まで言わなかったのは
言いたくなかったからだし。
へえ~。 顔だけ男にも
考える頭が 一応ついてたんだ。
(沢口)あれ?
(沢口)純也さん
あさって 等々力で開催される
サッカーイベントに
出席する事になってますけど。
(エレベーターの到着音)
5時5時。
(女性)あれ 純也じゃない?
(女性)サインください!
(高梨)駄目駄目! 下がって!
(女性)はあ?
すいません。 お借りします。
ごめんね。 引退してから
サインしてないんだ。
握手でいいかな?
(女性)いいんですか?
やったー!
(女性)復帰してほしいです!
(女性)もう足の怪我って
治ったんですよね?
どうぞ。
(女性たち)かっこいい!
♬~
先生。
ちょっと待って。
河野純也さんですよね?
どうも。
国際教育支援の
チャリティーイベントでは
お世話になりました。
純也さんでなければ
出来ない活動ですよね。
失礼。
行きましょう。
(ため息)
河野純也…
海外に逃げるのかしら?
逃げる? どういう事でしょう?
政治家ってね
知らないふりをしてるだけで
知ってる事って
たくさんあるんですよ。
(携帯電話の振動音)
(高梨)島崎さん。
(高梨)あさっての
サッカーイベント…?
ええ 間違いなく
名前が載ってます。
純也さんがいなかったら
客 怒りますよね?
(河野)ああ… あれなら
あとでキャンセルしますから。
(高梨)あさっての日程を
今からキャンセルですか?
帰国後 メディアに
説明を求められますよ。
しばらくは帰国しないから。
適当に 2週間って言っただけ。
一生帰らないかもしれない。
まあ… 現役の時に
向こうの永住ビザ
手にしてるしね。
(高梨)じゃあ チャリティーで
ミラノに行くというのは…?
(河野)チャリティーなんて
ないんじゃない?
なぜ そんな嘘を…?
(河野)「そんな嘘」か…。
説明してください。
どういう事ですか?
あんた 暑苦しいな。
全てが嘘なんだよ。
全て…?
チャリティーで集めた金
ほとんど 子供たちのためになんて
使われてない。
俺を広告塔にして
バックが資金源にしてるだけ。
バック…?
引退したあと
荒れてた時に いろいろと
面倒見てもらった後援者。
パトロンってとこかな。
では なんのために
イタリアに行くんですか?
(河野)決まってんじゃん。
バレる前に 姿 消すんだよ。
不正の証拠は
全部 そこに入ってる。
だから 万が一に備えて
警護を頼んだってわけ。
(高梨)逃げる手伝いは
出来ません!
偉そうなんだよ さっきから。
俺 クライアントなんだけど?
(舌打ち)
ザッキーは断れないよね?
どんな依頼だろうと。
だから あんたに頼んだんだ。
行けよ!
早く車出せ! 命令だ!
島崎さん…。
(エンジンをかける音)
島崎さん!
♬~
空港 向かっちゃってるそうです。
いや 駄目でしょ それ。
国外逃亡の
手助けした事になっちゃう。
(沢口)いや 僕に言われても…。
島崎さんは
命令に従うって言ってますけど…。
(まゆ)いや 止めなきゃ!
また認可取り下げの
危機じゃないですか。
我々が任務を下りても
河野さんは
1人で 空港に向かうよね?
島崎くんは 止めるために
同行したんじゃないかな?
(英語)
(英語)
(清田春孝)
立原先生の情報は 事実でした。
河野純也には黒い噂があり
組対が内偵中だそうです。
海外逃亡の恐れがあると
情報提供しろ。
河野が
海外に飛んでしまったほうが
いいんじゃないですか?
それを手伝った
日ノ出警備保障を
犯人隠避罪で
追い込めるかもしれません。
警備業の認可を取り下げる
いい口実になります。
そんな小細工はしないよ。
潰すなら 真正面からやる。
(窓をたたく音)
荷物。
それでも ボディーガードか?
いいんですか?
ザッキーさん。
どけよ。
純也さん
あなたは 出発を見送れと
おっしゃいました。
だから 運べって言ってんじゃん!
これは出発ですか!?
あなたは…
スターでした。
いや 今でもスターです。
人に夢を与えてきた人間は
どんな事があっても
逃げちゃいけないと思うんです。
一度ならず二度までも
俺が海外に行くのを邪魔する気?
(車の走行音)
河野さん
少しだけ お時間頂けますか?
♬~
(村田)
警視庁の捜査員かもしれません。
(河野)チクったのか!?
我々は クライアントを
裏切ったりしない!
すでに 警察から 逮捕状が
出ているのではありませんか?
(河野)いや そんなはずはない。
証拠は ここに入ってる。
捜査が入る前に行くつもりで…!
待ってください!
なんだよ!
イタリア ミラノ行きのカウンターで
問い合わせをしてるみたいですよ。
ミラノ行きのカウンターに
捜査員が来てます。
(笑い声)
「元プロサッカー選手
河野純也の転落」って感じかな?
加速の神と呼ばれた男が
子供たちの夢を食い物に…!
離せ…! 離せよ!
誰のせいで こうなったと
思ってんだよ!
おい なんとか言えよ!
忘れたのか?
(ネジが落ちる音)
崩れるぞ!
(衝撃音)
純也さん!
(河野)ああっ… イテッ…。
♬~
死んだほうがよかったなあ…。
(河野の声)あれが原因で
俺は引退に追い込まれたんだ。
怪我は治っても
海外進出のチャンスは失った。
あの時 俺のサッカー人生は
終わったんだ。
厚かましく
ボディーガード続けてるなんてな。
俺は 何もかも失ったのに…。
(村田)島崎は
ボディーガードを辞めていました。
6年間 路上警備の仕事を
していたんです。
(村田)あなたの事も
過去の経験の事も
一切 話した事はありません。
(村田)そして
今は クライアントの命令に
絶対服従を貫いています。
恐らく あなたの事が…。
(河野)今さら遅いんだよ!
遅くはありません。
河野さん
検挙される前に
出頭してください。
我々がお送りします。
お前らは客にまで説教するのか?
マジ ダブルであり得ない。
純也さん
あの時 そばを離れたのは
ボディーガード失格です。
(高梨)なんで謝るんですか?
島崎さんが助けなきゃ
その子たち 死んでたんでしょ?
クライアントは純也さんだった。
ちょっと待って…。
私たちは 目の前で
人が死にそうになってても
クライアントから
離れちゃいけないって事?
それが ボディーガードだろ?
金もらって人護るって事だよ!
仕方ないっすよね…
任務中なら…。
(高梨)じゃあ
人を見殺しにしてもいいのかよ!
(沢口)
別に そうは言ってないですよ!
クライアントは純也さんだった…。
(高梨)だからって…。
僕のクライアントは
純也さんだったんだ!
(河野)馬鹿じゃねえの?
そんな事話して 何になるんだよ。
お前らに付き合ってると
疲れたわ…。
警察 行ってやるよ。
でも その前に
けじめをつけなきゃならない。
どこへでも ご一緒致します。
いや…。
ザッキーだけに
付き合ってほしいんだ。
はい。
今度は離れない
そうお約束しました。
先ほどは 情報提供
ありがとうございました。
河野純也には
後ろに かなり危ない人たちが
ついてますよね。
実は 私も 献金の申し出を
頂いた事があるんです。
もちろん ご辞退しましたけど。
幸い まだ出国しておりません。
組対に捜査を委ねました。
少しは
落合さんのお役に立てましたか?
はい。
よかった。
私に免じて
島崎さんたちの事は
大目に見てあげて
くださいませんか?
お断りします。
どうして?
「どうして」…?
民間の間違いを指摘するのは
警備部の職務です。
官とか民じゃなくて
落合さんが 個人的に
島崎さんを嫌ってるように
見えます。
違うわね…。
嫌ってるんじゃなくて
嫉妬しているのかしら?
まさかね。 天下のSPが
一ボディーガードに
嫉妬するわけありませんね。
ごめんなさい。
交代の時間ですので 失礼します。
♬~
俺が出頭したら
世話になった人たちも
ただでは済まない。
裏切るわけにはいかない。
これから
白石アーツへご一緒します。
(高梨)十分 注意してください。
調査部に調べてもらいましたが
白石剛三は 詐欺や贈賄で
逮捕歴もある男です。
おかしいんです。 純也さん
証拠は 全部スーツケースに入れて
持ち出したって言ってたのに
警察が 山のように
荷物を運び出してます。
(村田)気になりますね…。
30分以内に出てきてください。
連絡がない場合 通報も考えます。
承知しました。
3時58分12秒。
誤差なし。
(村田)誤差なし。 健闘をよろしく。
♬~
(河野)会長 います?
河野さん 来ました。
…はい。 どうぞ。
(白石)驚いたな。
もう とっくに空の上だと
思ってたから。
(河野)すいません。
せっかく手配してくれたのに。
(白石)そちらさんは?
俺のボディーガードです。
(白石)ボディーガード…。
用心棒が欲しいと言ってくれれば
私が手配したのに…。
(笑い声)
(河野)用心棒ね…。
そうすればよかったな。
こいつ 用心棒の分際で
説教するんですよ。
「警察行け」って。
警察…?
(河野)はい。 笑っちゃいますよね。
出頭? 馬鹿言うなっての。
(ドアの開く音)
♬~
(河野の笑い声)
俺が改心したと思った?
んなわけないっしょ。
おかげで 飛行機に
乗り遅れちゃいましたよ。
それは ひどいね。
なんとかしなきゃ。
(河野)してください なんとでも。
いいの?
はい。
俺 こいつ 許せないんで。
♬~
(殴る音)
ううっ…!
(殴る音)
うっ…!
(鈍器で殴る音)
ぐっ…!
(高梨)20分経過 連絡なし。
(村田)うん…。
(携帯電話の振動音)
あなた方のクライアント
河野純也は
警察の捜査対象になっています。
ホテルの部屋から
チャリティー基金の私的流用と
思われる証拠が出てきました。
身柄確保のため
ご協力お願いします。
断ったら どうなりますか?
罪に問われ
警備業の認可を即刻取り下げ
という事が考えられます。
ご忠告ありがとうございます。
任務中ですので 失礼します。
(高梨)大丈夫ですか?
もし 河野純也が逃げたら
厳重注意じゃ済みませんよ。
島崎くんにかけよう。
(村田)高梨くんだって
信じているんだろう?
だから これまで
島崎くんの過去に
気づいていながら
何も言わずに組んできた。
そして 島崎くんも
君を信じてるんじゃないかな?
(村田)だから
君に気づかれていると知りながら
何も言わずに組んできた。
30分経過。
(蹴る音)
(秒針の音)
甘いんだよ!
俺は もう
ヒーローにもスターにも戻れない。
この6年
クズの人生を歩んできたんだ。
(白石)あーあ…。
早く連れていけ。
はい。
はい。
(河野)待て 待て 待て。
バイバ~イ ザッキー。
最後に 何か言いたい事ある?
クビ…。
えっ? 聞こえないんだよ。
私をクビにしてください…。
何 言っちゃってんの?
お前なんか とっくにクビだ。
うっ…!
うわあ…!
てめえ…! うっ うっ…!
♬~
もう あなたのボディーガードじゃ
ありません!
♬~
何すんだよ!
あなたは 騙されてます。
(白石)なんのまねだ?
俺 こいつ 許せないんで。
(殴る音)
待て この野郎!
♬~
おい!
高梨くん。
はい!
待て コラーッ!
待てー!
(河野)あいつらが 俺を騙した?
(村田)何もないはずの
ホテルの部屋から
警察が
証拠物件を押収していました。
出国したあなたに
全ての罪を被せようと
証拠を運び込んだんでしょう。
♬~
これ なんでしょうか?
♬~
(河野)墜ちたスターなんて
生きる価値ねえな…。
♬~
あっ… ああ…。 ああ…!
♬~
(荒い息遣い)
(荒い息遣い)
(舌打ち)
俺に追いつけたなんて思うなよ。
(荒い息遣い)
今度は… 離れないって
言ったはずです…。
(荒い息遣い)
さっき 殴った時
俺にムカついて
マジで殴ったでしょ?
…はい。
久々 痛かった。
すいません…。
♬~
息子さんに
サインボールあげたよな?
はい。 今でも大事に持ってます。
ザッキー これ 息子さんに。
えっ…?
すいません。
頑張れって言っといて。
はい。
♬~
試合になると 緊張してしまって
レギュラーになれないって
言ってました。
そっか…。
一度 目をつぶって
ボールを蹴ってみるといいよ。
目をつぶって…?
自分が何も出来ないって
わかったら
肩の力 抜けるから。
…はい。
そろそろタイムアップかな…。
…はい。
♬~
河野純也さんですね?
(河野)はい。
(男の子)
あれって 河野純也じゃない?
(男の子)マジで?
(河野)ちょっと…。
(男の子)すげえ 本物だ!
(男の子)ねえ サインもらいに行こう。
(河野)ちょっと いいですか。
(高梨)駄目 駄目 駄目…。
ペン 借りるね。
♬~
(河野)よし 書こうか。
(男の子)お願いします。
(河野)はい。
(男の子)ありがとうございます。
(河野)ここ? よし。
(河野)頑張れよ 練習。
(男の子)お願いします。
うおー! やばい!
オッケー。 頑張れよ!
頑張れよ!
ありがとうございます。
じゃあな。
行きましょう。
♬~
あの事故で怪我をしたから
俺は駄目になったんじゃない。
本当は
海外で活躍出来ないのが怖くて
怪我を言い訳に引退した。
俺は 自分の恐怖心に
勝てなかっただけだ。
だから…
俺のもとを離れて
子供たちを助けたのは
間違いじゃない。
最後まで送ってくれて
ありがとな。
じゃあな ザッキー。
♬~
♬~
お疲れさまでした。
出場停止は免れましたね。
よく走りましたね。
ズタボロじゃないですか。
情けない。
あの… 僕も
ザッキーって呼んでいいですか?
(笑い声)
う~ん…。
断る。
駄目か…。
お疲れさまです。
(警備員)お疲れさまです。
おおっ…。
(携帯電話の振動音)
ご無事だったんですね。
「…はい」
今日 ホテルでお会いした時に
声をかけなかったのは
落合さんから もう あなたとは
接触してはいけないと
言われていたからなんです。
そうでしたか。
でも そう言われると
お話ししたくなるものですね。
「気をつけてね」
政治家って 相手を驚かせて
思うようにするの。
じゃあ。
♬~
イッテ…!
(ため息)
(笑い声)
真面目だね~。
相変わらず 仕事のために
酒は やらないの?
村さん 今回の件は大目に見ます。
しかし
次はないと思ってください。
ふう… 最後通告か…。 怖いね。
あっ ビール。
それから カツサンド。
すっかり
民間になじんでるようですね。
う~ん… 苦労はあるけど
部下は皆 面白い奴らばかりでね。
あいつらのためなら
とことん戦ってやろうって
思えるよ。
そちらが宣戦布告ですか。
めっそうもない。
ただいま。
♬~
あっ そうだ 瞬。
目つぶってボール蹴る練習したら
いいらしいよ。
(瞬)はあ?
そうしたら 試合の時に
肩の力が抜けるんだって。
んなわけねえじゃん。
でも そうなんだって。
誰が言ったんだよ?
神様。
馬鹿じゃね?
♬~
♬~
(携帯電話の振動音)
(村田)依頼人は 元内閣総理大臣。
(鮫島匡一)警護は いらんと
切られた。
SPが あっと驚くような
警護にしましょう。
通せ!
こんなところまで
お孫さんの警護ですか?
おじいちゃんに
恥をかかせるわけにはいきません。
(鮫島彩矢)本当 使えない。
助けてー!