「銃を持つ教員にボーナスを」 トランプ大統領、学校武装案を力説

2018.02.23 Fri posted at 10:35 JST

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(CNN) 米フロリダ州の高校で起きた銃乱射事件をきっかけに全米で銃に関する論議が高まる中で、米国のトランプ大統領は22日、相次ぐ学校銃撃事件の対策として教員に銃を携帯させる案について、銃の扱い方の講習を受けた教員にボーナスを支給する考えを打ち出した。

ホワイトハウスではこの日、米フロリダ州の高校で起きた銃乱射事件を受けて、再発防止策を話し合う円卓会議が開かれた。トランプ大統領はこの中で、「ああいう連中は卑怯者だ。もし教員の20%が銃を持っていれば、学校には踏み込まないだろう。10%かもしれないし、40%かもしれない。銃を携帯する人たちにはボーナスを支給することを提案したい」と発言した。

ホワイトハウスのラジ・シャー副報道官はトランプ大統領の発言について、今回の提案はまだ、政策や法案とする段階には至っていないと説明した。

もしこの案が実現すれば、多額の予算がかかることが予想される。その点について質問されたシャー副報道官は、まだ具体的な政策を打ち出したわけではないと強調する一方、「学校の安全のための予算として、本当に過剰だと考えるのか」と問い返した。

トランプ大統領はこの日の会合で、銃撃犯を抑止するため教員に火器の扱い方を習得させる案に何度も言及し、学校を「銃のない場所」にしてはならないと力説。「学校は警備を強化すべきであり、軟化させてはいけない。銃のない場所は、殺人犯にとって、あるいは殺人犯になりたい者にとって、アイスクリームのようなものだ」とする説を展開した。

一方で、学校銃撃を想定した避難訓練については、「非常に後ろ向きだと思う。私は好まない。自分の息子に『銃撃に備えた訓練に参加しなさい』とは言いたくない。それよりも学校の警備を強化する方がずっといい」と述べている。

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