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松坂、復活の予感141キロ フリー打撃に初登板

2018年2月22日 紙面から

フリー打撃に登板し京田相手に投球する松坂=北谷球場で(中森麻未撮影)

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 復活に向け一歩踏み出した。中日の松坂大輔投手(37)が21日、約1年ぶりの打者への投球となるフリー打撃に登板した。球種を告げて福田と京田に計45球投げ、1本ずつ柵越えを許した一方、安打性の当たりは計6本に抑えた。最速は141キロながら、変化球のキレは上々。マウンドで輝きを増した右腕に、他球団のスコアラーは警戒レベルを引き上げた。

 久しぶりの感触が眠っていた本能を呼び覚ました。昨年3月25日のオープン戦広島戦(ヤフオクドーム)以来となる景色。「僕にとってはマウンドの方が投げやすいんです」。松坂の目の色が変わる。福田、京田に投じた45球は、さまざまな不安の声を振り払うには十分の内容だった。

 セットポジションから「ストライクを意識した」とテンポよく投げ込んだ。直球の最速は141キロを計測。「140キロは超えていてくれと思っていました」。球速には及第点を与えていたものの、柵越えも2発浴び、「直球はもっとしっかりとした球を投げていかないといけない」と口元を引き締めた。

 手応えを口にしたのは変化球だ。持ち球は全て披露。スライダー、カットボールで計4つの空振りを奪い、「変化球は試合に入っても問題ない」とうなずいた。

 首脳陣は安堵(あんど)の表情だ。朝倉投手コーチは「球速も出ていたし、大丈夫みたいですね。スライダーはいつでも投げられそうですね」と評価。今季から兼任コーチとなった岩瀬も「投げ方は良くなっているし、体も問題なさそう」と状態の良さを見て取った。

 

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