大学生から社会人になって、よく言われることが「とりあえず3年」という言葉だ。
特に、仕事を辞めたいと思った時に、決まり文句かのようにでてくるのがこの「とりあえず3年」。
私はずっと思っていた、この「とりあえず」というのは何の意味がある「とりあえず」なのだろうか、と。
仕事を辞めたいのに「とりあえず3年」という言葉で、ずるずるやりたくもない仕事、いきたくもない会社に通って続けるべきなのだろうか。
確かに3年働かないと得られないものはある
「とりあえず3年」という言葉には疑問を持っているものの、確かに3年働かないと得られなものもあるとは思っている。
特に、社会人としての基礎知識、常識、マナー、エクセルやプレゼン資料、飲み会での振る舞いなどは最初の3年が大きくものをいうように思う。
実際、社会人を経て起業した経営者の方も「サラリーマンは経験しておいた方がいい、いい意味でも悪い意味でも」とおっしゃっていた。
また、1万時間の法則というものがあり、何かのスキルや能力を上達させ、人よりも1つ抜けるためには1万時間が必要と言われている。
毎日10時間働くとして、1年で3650時間、約3年で1万時間になり、このことからも3年で1人前の社会人になることは納得できる。
ただし、この1万時間の法則として、本人に「上達したい意思、結果を出したい思い」があるのかどうかというのが重要になると個人的に思うのだ。
やりたくもないことを1万時間ダラダラ続けたところで上達することはないのではないだろうか。
やはり、仕事で結果を出す人は仕事を楽しんでいるし、仕事が楽しくないという人はダラダラ取り組んでいる。
同じ1万時間でも圧倒的に価値、濃度が違うのである。
と考えると、やはり同じ1万時間を仕事に費やすのであれば、やはり、やりたくもない仕事に人生のうちの3年を捧げるのはもったいない。
嫌な仕事を3年ではなく好きな仕事、やりたい仕事を3年
どうせ同じ3年を捧げるのであれば、やりたくもない仕事ではなく、興味が持てたり、好きになれたり、やりたいなと思える仕事をすべきだと思うのだ。
もちろん、そんな簡単に見つけることができるわけではない。
でも、それは仕方がない。
多くの人が何となく就活をして、何となくネームバリューやノリで仕事を決めてしまったツケが今、回ってきているのだ。
もっともっともっともっと自分の人生と向き合えば、少しでも興味があることや好きなことの1つくらい出てくるのではないだろうか。
そして、出てきたものを片っ端からドンドン挑戦してみればいい。
結局、好きになれるかどうかなんてやってみないとわからないし、やってみて、意外とうまくいったから好きになった、なんてことは山ほどある。
だから、もし今仕事を辞めたいのであれば、しっかりと自分自身と向き合い、自分は何がしたいのか、何が好きなのかを考えてみて欲しい。
でなければ、一生「とりあえず」のまま、何も変わることはない。
「とりあえず3年」といういかにも思考停止した言葉で人生が終わってしまう。
他人の目とか常識とか、将来への不安とかどうでもいい、今幸せに過ごせない限り、絶対に未来は幸せにはならない。
「とりあえず3年」ではなく自分の意思で決めるべき
「とりあえず3年」にも確かにいいところはある。
1万時間の法則を考えても3年は努力を継続すべきだろう。
しかし、その時間を、人生を費やす先を「とりあえず」という言葉に委ねてはならない、と私は思う。
「とりあえず3年」ではなく、自分の意思で3年を費やす投資先を決めるべきだ。
年収、大企業、マイホーム、など世間体とか「常識的な幸せ」はあると思うが、それはあくまで「よしとされている幸せ」であり、あなたの幸せではない。
私には私の幸せがあるように、あなたにはあなたの幸せがある。
そして、その幸せを掴む方法は周りのアドバイスや世間体・常識に従うことではない。
あなた自身の「意思」で行動を選択することだ。
大丈夫、私自身もかなり好き勝手人生を歩んでいるが、ものすごくいい感じに進んでいる。
毎日幸せだ、生まれてきてよかった、と心から思える。
なぜか、自分の意思で選択しているからだ。
それに、今の時代、仕事を辞めたくらいで飢え死にすることなんてない。
お金がなくなったらアルバイトをすればいいし、転職先だって意外とすぐに見つかるものだ。
だからこそ、「今の会社が全て」と視野狭窄にならないで欲しいのだ。
人生はもっともっともっともっと楽しいし、ワクワクするものである。
もっと自分の意思を大切にして、今を生きよう。
この記事が仕事をやめようか悩んでいたり、今の生活に何かモヤモヤしたものを抱えている人の背中を少しでも押せたのであれば、私はすごく嬉しい。
私も自分の意思で、自分を信じて人生を歩んでいこうと思う。
まとめ
「とりあえず3年」は確かに実務上、意味があるかもしれないが、やりたくもない仕事に捧げるにはあまりにも代償の大きい時間である。
だからこそ、自分の興味が持てる分野、自分の好きな分野に時間を費やすべき。
結局、自分自身を幸せにすることができるのは、世間体でも常識でもなくあなた自身の「意思」でしかない。
もっともっと自分を大切にして人生を謳歌しよう。
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