グレーゾーン金利が使われていた頃に、消費者金融で長期間お金を借りていた人は、過バライ金請求をすることで払い過ぎた利息が戻ってくることがあります。戻ってくる利息は、借りた金額や借入期間によって変わりますが、人によっては100万円以上の利息が戻ってくることも少なくありません。ただ、過バライ金請求を行う時には、デメリットも知っておくことが大切です。

一つ目のデメリットは、過バライ金請求を行った業者からは、再びお金を借りることができない可能性があることです。もう二度と利用することがない業者であれば問題はありませんが、これから先も利用したい業者に対して過バライ金請求を行うと、今後の借入ができなくなる可能性があります。そのため、過バライ金請求をする時には、その業者をもう一度利用する可能性があるかどうか、しっかりと考えておくことが大切です。

そして、二つ目のデメリットとなるのが、信用情報に傷がつき、ブラックリストにのる可能性です。既に完済をしている業者に対して過バライ金請求を行う場合は、信用情報に傷がつくことはありません。更に、返済中でも戻ってきた過バライ金で残りの借金を完済できる場合も、信用情報に影響はありません。信用情報に影響があるのは、現在もまだ返済中で、過バライ金が戻ってきてもまだ借金が残る場合のみです。ブラックリストにのることが不安な場合は、完済をしてから過バライ金返還請求を行うことがおすすめです。ただ、完済から10年経過すると時効になり、請求できなくなるので注意が必要です。