取り残されたロヒンギャ6000人、ミャンマーに送還へ

2018.02.22 Thu posted at 11:39 JST

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(CNN) ミャンマー西部ラカイン州の衝突を逃れて少数派イスラム教徒のロヒンギャが大量に避難した問題で、隣国バングラデシュとの間の無人地帯に取り残された6000人あまりのロヒンギャをミャンマーに送り返すことで、両国が合意した。

バングラデシュは無人地帯にいるロヒンギャについて、まだ国境を越えていないという理由で、ミャンマーへ送還すべきだと主張していた。

バングラデシュ高官はCNNの取材に対し、「20日の会談後、ミャンマー側は我々の立場を受け入れ、ロヒンギャの送還と再定住に向けた措置を取ることで合意した」と話している。

ラカイン州の衝突では、昨年8月以来、68万8000人以上のロヒンギャが避難した。避難した人たちは、組織的な集団レイプや殺人が行われ、村全体が焼き討ちされたと証言している。

バングラデシュ高官によると、無人地帯に取り残されたロヒンギャの人たちは、国連が支援する本国帰還の取り組みの一環として、ミャンマーに帰還させる。時期は現時点で未定。

無人地帯にいる人は、国連の推計でおよそ5300人。確認作業が行われていないため、正確な人数は分かっていない。

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