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【格闘技】

岩佐、フェラーリの次は千葉県民栄誉賞!? 3月1日初防衛戦

2018年2月22日 紙面から

防衛戦前の公開練習でサンドバッグにパンチを打ち込む岩佐亮佑=千葉県柏市で(七森祐也撮影)

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 ボクシングのダブル世界戦(3月1日・東京・両国国技館)で初防衛戦を行うIBFスーパーバンタム級王者の岩佐亮佑(28)=セレス=が21日、千葉県柏市の所属ジムで公開練習。挑戦者の同級13位エルネスト・サウロン(28)=フィリピン=を想定したフィリピン人パートナーを相手にマススパーリング(軽く当てるスパーリング)2ラウンドを行い、練習後には、千葉県民栄誉賞を今後狙うと高らかに宣言した。

 スパーリングパートナーを、鋭いジャブとカウンターの左ストレートでほんろうする。持ち前のスピードにさらに磨きをかけた岩佐の目は、次の目標を見据えていた。千葉県民栄誉賞だ。

 「知事の森田健作さんがやっているラジオ番組に出させてもらったときに直接『県民栄誉賞ください』と言いました。『頑張ってね!』みたいに流されましたけど、本気ですよ」と岩佐。タイトルを取った昨年9月の試合で、後援者から「勝てばプレゼントする」と約束されていた、高級車フェラーリ458スパイダー獲得に成功した男は、次の目標に県民栄誉賞を定めた。

 ただ、その獲得はかなりの難関。スポーツ界からの個人受賞者は過去にマラソンの高橋尚子さん、ハンマー投げの室伏広治さんら五輪や世界選手権の金メダリストと、長嶋茂雄(プロ野球巨人の終身名誉監督)さんのみ。銀、銅メダル受賞者も、ボクシング界からの受賞者はゼロだ。

 だが、岩佐も生まれも育ちも千葉県で、県内ジムからの初の世界王者。「難易度高いですけど、県民として県内のジムで防衛を重ねていけばいつかもらえるでしょ」と前向きだ。王者は地元最高の栄誉を目標に初防衛のリングに上がる。 (藤本敏和)

 

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