スマート電球やスマート冷蔵庫、スマートテレビなどのコネクテッドデバイスは全てWi-Fiネットワークでつながっている。しかし、近い将来、そうした状況は変わるかもしれない。
プロセッサ設計を手がけるArmが「Kigen」と呼ばれる新しいソフトウェアスタックを披露した。Kigenは、SIMカードをIoTデバイスに統合することを可能にする。つまり、スマートデバイスがWi-Fiを必要とせず、スマートフォンのようにインターネットに接続できるようになる。これは大きなビジネスになるかもしれない。同社はコネクテッドデバイスの台数が2035年までに1兆台に達すると予想しているが、セルラーIoT市場はその一部でしかない。
セルラー信号とSIMカードを使うということは、スマートデバイスが瞬時にインターネットに接続できることを意味する。さらに、Wi-Fiがつながりにくい場所でもスマートデバイスを利用できることを意味する、とArmのソリューション担当バイスプレジデントのChet Babla氏は述べた。
例えば、配達用トラックにIoTセンサを搭載すれば、荷物がどこにあるかを正確に把握できる。あるいは、農場でかんがいシステムの制御に利用することも可能だろう。
Armの新技術は接続のグローバルスタンダードを提供することにもなる。これは、ローカルでセットアップされた個々のWi-Fiネットワークと対照的だ。さらに、スマートフォンの場合と同様、SIMカードは各スマートデバイスにも個々のIDを付与する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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