研究室のスタッフらに嫌がらせを繰り返したとして、大阪大は22日、大学院国際公共政策研究科の60代の男性教授を停職3カ月の懲戒処分とした。
阪大によると、男性教授は2013~14年度、研究室のアルバイトや院生に懇親会への参加を強要したり、出張に同行した女性スタッフの宿泊部屋で男性による宴会を開いたりした。また、ホームページでスタッフを契約社員で募集するとしていたが、実際はアルバイトとして採用し、不満を述べたスタッフに「辞めればよい」という趣旨の発言をした。男性教授は「嫌がらせの意図はなかった」と話しているという。
阪大のハラスメント相談室には、11年度から継続的に相談が寄せられていた。阪大は「丁寧に事実確認をする必要があり、時間がかかった」としている。【大久保昂】