米Twitterは2月21日(現地時間)、アプリ開発者向け公式ブログで、複数アカウントでの行動についての新たな規制について説明した。
Twitterはユーザーが複数のアカウントを使い分けることを禁止してはいないが、同じ内容のツイートを大量のアカウントでツイートすることなどを禁止する。
この新たな規制についてTwitterは、「米国および世界各地での選挙での、Twitterで横行する重要な会話を対象とした悪意ある行為に取り組む上で重要なステップだ」としている。
同社は1月、2016年の米大統領選に影響を与えたロシアプロパガンダ企業Internet Research Agency(IRA)のサービスへの介入について報告した。その中で、IRAが関与する約4000ものアカウントが約4万のbotを駆使して米国世論を分断するようなツイートをばらまいていたとしている。この報告の際、複数アカウントでの協調ツイートを制限する計画を予告していた。
禁止するのは以下の2つの行為だ。
Twitterの公式アプリである「TweetDeck」では現在、複数アカウントでのツイート、RT、いいね、フォローが可能だが、これができなくなる。サードパーティーのサービスでも同様だ。
サードパーティーは、新ポリシーが有効になる3月23日までに新ルールに準拠しなけれならない。ルールを順守しないアプリやアカウントは一時停止される可能性がある。
同社は複数アカウントでのツイートの代替案として、1つのアカウントでツイートしたものを他のアカウントでRTすることを勧めているが、その場合も大量のRTは認められない。
なお、災害や緊急事態についての公的サービス通知は例外とする。
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