まず、自分はどこで集中できるのか考えてみよう。
筆者の場合、喫茶店だった。大学生の頃は家で作業・読書することが多かった。周りを気にせず音楽をバンバン流せるし、当時は素読をしていたので家でせざるを得なかったので仕方ないということもあったが、今はマクドナルドで勉強したりフリースペース(オフィスビルの中にある机)を借りて作業している。
・・・というように自分の集中できる場所を把握していると効率が良い。
完全に個人の意見だが、集中できないという人は適した場所を見つけていないだけであって、その人自身に問題があったり、能力がないわけではない。なのでぜひ見つけていただきたい。おすすめは喫茶店である。さっそく本題に移ろう。
喫茶店で集中できる理由5つ
①コーヒーには脳を刺激する成分が配合されているから。
まず喫茶店に入るとコーヒーの香りがすると思う。この香りが実は脳に刺激を与えているのだ。この刺激は脳の中のA10神経というところを刺激し、脳を活性化させ集中できる体制を整えてくれる効果を持つのだ。コーヒー代は集中力代と思っておこう。そうすれば惜しみなくお金を出せる。ここで集中しないとやばい!という場面はぜひコーヒーのことを思い出して欲しい。
以前も同じような記事を書いたのでリンクを貼っておく。
②図書館より騒がしいけれど集中が途切れない程度の環境
私自身、図書館で勉強をしようと思ってもできないことが多い。自分なりの考察をしてみたところ、図書館という空間は呼吸音ですら許されない環境であって、読書や作業をする場所ではない。という空気が漂っているのが嫌だ。あと、「私は勉強が好きです〜」というオーラを出している人がたまにいる。そういう人に遭遇すると「あ、無理」と拒絶反応を起こしてしまう。
しかし喫茶店ではコーヒーの炊く音がすごいのでそれ以下の音なら最低限許される。もちろん同じ程度の音は出さないのでそのボーダーラインは軽くクリアできる。ちなみに図書館の音は50Hz、喫茶店は70Hzでこの20Hzの差は大きいらしい。
③時間制限があると人はやる気が出る
喫茶店で作業をする=時間制限が発生している。ということをしっかり認識してほしい。いつまでもいることは迷惑だし、お店側は売上を常に考えているのでたくさんのお客様に入って欲しいことも考慮すると2時間以上滞在することはむずかしい。ということは喫茶店に入った瞬間タイムリミットは近づいているのだ。私自身は集中力が人より少ないので30分を基準にしている。(それでも集中できない時は10分にしている)
このように時間制限を設けることで集中力を発揮するようになることをパーキンソンの第一法則という。(別名締め切り効果ともいう)
この時間制限、自分はかなり気に入っている。設定時間をすぎたらスパッとやめる事もあれば、ボーナスタイムで6,7分追加することもある。(少ないと思うかもしれないがこのくらいの延長しか自分は動けない)時間を細かく区切ることで時間のスピード、自分の限界が垣間見れるというメリットも生まれる。
すると今度は逆算して「30分でこのくらいはできるな。40分も同じ作業すると飽きるな。」と肌感覚でわかるようになる。
④誘惑物が少ない環境に自分をおくことで集中力が上がる
意外と知られていないが、人間は自分の周りの環境に意志力をコントロールされている。つまり環境が変われば自分を変えることができる。
喫茶店に入ったらなるべくスマートフォンは触れないようにして欲しい。触れない且つ視界に入らないとよりベストだ。1時間携帯を見ないからといって状況が一変したり会社がとんでもない状況になることなんてない。精神科医の樺沢紫苑さんも同じようなことを本で言っていた。この本は読みやすくサラッといけるのでおすすめしたい。
⑤お金を払うことで元を取ろうとする
人間はケチな生き物なので元を取ろうと必死になる。この必死さがものすごく活きる。さっきもコーヒー代は集中力代と言及したが、お金を払うことで脳に刺激がいく。
「家で勉強・仕事・作業するのとはワケが違うぞ!」と考えることでドーパミンやらアドレナリンといった脳内神経伝達物質が発生する。
時は金なり。という慣用句があるが、
集中力は金なり。とすらも思っている。
まとめ
以上のことをズラズラと並べたが、他にも
- 人に見られることで怠ける心が消える
- 他にも勉強している人がいることで自然と研鑽される
といったメリットもある。
以上のような知識を頭の中に入れておくだけで戦略が立てやすくなるし、ライバルと差が出る。無意識に効果を得るのもいいけれど、予め知っておくことで効果を得やすくなるので損はないだろう。