過去の失敗。
あの時、どうしてあんなことをしたんだろ。
未来の不安。
責任重大な仕事をしなければいけない、失敗したらどうしよう。
これは一例です。こういう思考を止めた話。
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過去の失敗
終わったことだし覆水盆に返らずと言うじゃありませんか。
タイムリープしてその失敗をなかったことにはできない。
であれば、今それを悔やんでもマイナスにしかならない。
じゃあ考えるの止めよう?
という思考になる。
ただ、浮かんでくる過去の失敗はどうにかして処理しなくては、いつまでたっても心の中に悪い残滓として浮かび続けることになるから。どうすればいいかというと・・・
意味付けを変えてやるとOK。
過去にした失敗は、それは勉強だった。学びだった。こう考えてやると良い。もし、大金を支払う羽目になって泡になったとしたら、それは即ち授業料と考えれば良い。僕も300万円弱の出費をした失敗がありますけれども、大変高価な授業料を払って、そこらの人にはなかなかできない体験をさせてもらったと解釈しています。
意味付けを変えるというのは実に万能のマインドハックで、どんなことでも!プラスに変換することができます。魔法と比喩しても大袈裟ではない。
過去の意味付けを変えてそれをプラスにできたなら、いつまでも考えている必要はなくなる。心をひっかいて痒みが出てくることもない。何故ならそれは自分にとってプラスだから。人間というのはプラスに感じていることは日常的に考え続けられないようになっている。だから消える。逆にマイナスなことはいつまでたってもモヤモヤと覚えている宿業を背負っている。ならばプラスに変換して消してしまえ、という理論ね。
未来の不安
1秒先のこともわからんもんです、人生。
もしわかる人がいたら、それは神様。
見通しは立つよ、多分僕は1秒先の未来にもキーボードを打っているんだろう。
けど、もしかすると心臓が急に止まるかもしれないし世界が終わるかもしれない。これらの可能性も0じゃない。宝くじに当たる確率だって0じゃないし。
だから、わからんのよ、未来のことは。考えても無駄なの。もし、責任重大な仕事が未来に待っていたとしても、その結果は未来に行ってみないとわからない。失敗するかもしれないし、成功するかもしれない。どんなにゴロゴロして苔が生えるような生活を本番当日まで送ろうが、万策手を尽くして事前対策を完璧にしようが、成功するときゃするし失敗するときゃする。
成功への期待は、心に焦燥を生み、結果との解離で苦しむ機会を作り出す。失敗への不安は、失敗するまでの精神的疲弊と失敗したときの不安的中感を強固にして物事への挑戦にしり込みするような人格を作る。ね?成功も失敗も、考えたら良いことナシよ。
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過去も未来も考えないって無理じゃね?
ええ、僕もそう思います。
だから過去の「失敗」と未来の「不安」としたのです。
誰だって思い出にひたることもありゃ、将来の幸せを想像してにんまりすることもありますよ。浮かばせるなっちゅうほうが無理だ。
それに、もし未来のことは一切考えないとしたら、今目の前にある欲望にすべてを叩きつけておよそ文明人とは思えない振る舞いをしてしまうかもしれない。僕なんか健康に留意しなければ体重は軽く3桁を越えるだろうし、気に入った女性は片っ端から口説いて回るかもしれない。でも、そんなことはしない。何故なら、来るべき未来に備えているからです。
この未来に備える、というのは未来のことを考えるのとちゃうんかーい、という疑義が生じそうですがちょっと違って、そうじゃなくってですね、えーっと、まぁ例えばある資格試験が未来に待ち受けていたとしてそれに合格するために「今」やれることをやる、つまり勉強をする。未来の試験が合格するかそれとも落っこちるか、というのを考えないということです。合格に向けて、まさに今ここに力を集中する。試験を受けて合格するかどうかなんて、受けてみなけりゃわかんないでしょ。合否を考えても無駄ってこと。今できることを積み重ねればOK。
僕の言いたいことを熱く端的に超絶インパクトで述べてくれる松岡修造さんのこの動画を参考にしていただければ幸いです。
そうなんですよね、結局今、自分が立っている地点というのは、自分が積み重ねてきた「今」の集大成なんですよね。だから、それは否定できるものじゃない。受け入れてこそ、また新しい「今」を積み重ねて前に進めるんじゃないですかねぇ。
過去の失敗は、あなたの大切な財産であり、経験であり、その時に辛かったり悔しかったりしたかけがえのない、かつての「今」だったんですわ。「今」を振り返ろうとしても、振り返ることはできないでしょ?じゃ、前に進もうか。おじさんも、進むぞよ。
なーんて偉そうなこと言ってるけど
僕も20代まではバリバリの過去の後悔未来の不安モリモリでしたー!
けどね、なんか理屈で考えたらどうも、今回述べたことが筋が通っている気がしてきたんですわ。
過去のことは、終わったこと。
未来のことは、わからない。
・・・あれ?これってもしかして、考えたら駄目なやつ?
はい、その通りでしたね。
こういう思考の癖をつけるようになってからは、緊張というものをしなくなりました。
何をやっても、結果はわからん。
なら、やってみてそれを確かめるしかない。
起こってないことは、神様じゃないし、わっかんねー。
ならば出たとこ勝負で結果を受け止めるしかないじゃない!?
とまあこんな具合です。
でもねぇ、こういう思考を誰でも実践できるとは考えてない。
ある程度の自己肯定感とストレスへの強さも関わっていると思う。
だから、この記事を見て「簡単に言うな」とおっしゃる方がいてもそれは申し訳ないし、そういう方に示す具体的なアドバイスを今は持ちえないというのが正直なところです。
ただ、何かのタイミングで。マイナス思考癖から抜け出れそうなタイミングで、この記事に書いてあることを思い出して「あ、このことだったんだ!」とおっしゃってくれた時、きっとこの記事が本当の価値を帯びる時なのだと思います。
以上!