テント1張り焼け1人死亡

17日夜、篠栗町のキャンプ場でテントが焼ける火事があり、焼け跡から69歳の男性会社員が遺体で見つかりました。
警察は18日朝から現場検証を行って火事の原因を調べています。
17日午後11時半ころ、篠栗町若杉にある「若杉楽園キャンプ場」で、「テントが燃えている。爆発音がした。中に人がいるようだ」とキャンプ場のほかの利用者から消防に通報がありました。
警察によりますとおよそ20分後に警察や消防が現場に到着した時には、火は消えていましたが、テント1張りおよそ4平方メートルが全焼し、焼け跡から福岡市早良区の会社員、増山時光さん(69)が遺体で見つかりました。
キャンプ場のほかの利用者にけがなどはありませんでした。
警察によりますとキャンプ場は若杉山の中腹にあり、増山さんは登山仲間の2人と訪れていて、2人は別のテントにいたということです。
警察は18日午前10時から現場検証を行っていますが、これまでのところ、焼け跡からガスのカセットボンベを使う小型ストーブが見つかり、ヒーター部分に溶けた寝袋が付着していたということです。
警察では寝袋にストーブの火が燃え移った可能性があるとみて、さらに詳しく調べています。