21日
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米軍機が燃料タンク2本を湖に投棄、地元漁業への影響を懸念
20日、青森県のアメリカ軍三沢基地に所属するF16戦闘機がエンジン火災を起こし、燃料タンク2本を切り離して近くの湖に投棄しました。湖はシジミ漁が最盛期を迎えていて、20隻以上が漁をしていました。
20日午前8時半すぎ、アメリカ軍三沢基地所属のF16戦闘機が、離陸した直後にエンジン火災を起こしました。戦闘機は燃料タンク2本を切り離して近くの小川原湖に投棄して、基地に引き返しました。
「F16が落としたとみられる燃料タンクの破片が目の前にあります」(記者)
湖では20隻あまりがシジミ漁をしていて、燃料タンクが落ちたとみられる場所から一番近い船までは200メートルほどしか離れていませんでした。
「水柱が立ったときには、爆音はしたけれど、飛行機は見えなかった。寒シジミも今、値段が良いときだし、冗談じゃないですよ」(目撃した漁師)
今回の事態を受けてアメリカ軍三沢基地は「徹底した調査を実施する」とコメントしています。
また、小川原湖漁協は、流れ出た燃料に有害物質が含まれている可能性があるとして、当面、シジミやワカサギなどの全面禁漁を決めています。