昨年暮れに福島民報のトップ記事に「白河に人工光植物工場」という記事が
ありました。ご覧になった方は多いでしょう。
見て驚きました。なぜならこの植物工場、西郷村にできたかもしれなかったんです。
以前に村長が企業誘致のための議案を提案したが、村議会が反対して予算を
ゼロにしてしまった事件がありました。
(ATカーニー社の件と言えばご存じの方がいるかもしれません。
この件では500人の雇用が吹き飛んだと言われています。)
村長が誘致しようとしてきた事業のひとつがこの植物工場だったのです。
それをとある議員が主導的立場に立って予算をゼロにしてしまった!!
これは会議録に出ていますのでご覧になればわかります。
今回発表された事業の内訳は新聞によると
平成31年創業
延べ床面積8,000平米
投資額20数億円
一日当たり2.6トンのレタス生産
とあります。
白河工場が稼働するとこの会社の生産量は日産7トンで世代最大規模となるそうです。
企業誘致を反対する議会があるような市町村には企業が来るはずはありません。
企業が逃げて行くばかりです。企業は進出しようとすればその議会が企業進出に
協力的かどうか、そしてネット議会中継もよく見ています。
企業誘致に積極的な議会も立地条件のひとつなのです。
いくら立地条件がよくてもそこでつまづいてはなりません。
若者の雇用と固定資産税をはじめ、法人住民税など村が失ったものは計り知れません。
それでも白河市にこの工場を誘致できたことはうれしいことです。
それらの波及効果は隣の我が西郷村にもたらしてくれるしょうから。
(平成29年12月28日福島民報新聞)