職場の先輩と、学生時代にホールとしてバイトしていたレストランに行った。
その後「お前にあの仕事が務まったのか」「客からの評判悪くなかったか」と聞かれた。
確かにOLとしての私は、周囲に気が遣えない代名詞のようなものである(その先輩にいわせればの話)(でも心当たりが無くは無い)。
その私が、常に気を配らねばならない接客仕事をちゃんとこなせていたかを疑問に思ったらしい。
実際のところは褒められる事が多かったのでそう伝えたら「どうして今できないんだ」ですと。
きかれてふと思ったのは、「ホールの仕事とはそういうものだから」というもの。
ラベルが見える角度でワインを注ぎ、グラスの中身が少なければメニューを手に声を掛け。客の様子をみて何が足りてないか考えたり、タイミングをみて皿を下げたり、次の料理の指示を出したり。客へのサービスがお給料になっているっていうのが実感としてわかりやすかったのもあると思うが、そういうことが当たり前の仕事だったから。
では現在はどうかというと、(先輩が欲しいレベルでの)同僚への気遣いは「事務職の仕事」に含まれていないなということに気付いた。
もちろん、一緒に働いている仲間であるし、最低限は気にかけているつもり。だけど私の「つもり」はこの職場の先輩に言わせれば足りないって事なんだな。
その辺にギャップがあるのなら、多分この溝は埋まらないなと思う。私には今のままで損している意識もないし、言わせてもらえば「察してちゃんかよ老害」ってなもんである。もてなされたければ、客としての代金を払ってから言えと思う。
「気付けよゆとり」vs「言えよ老害」の戦いは今日も明日もつづく…歩み寄れる日がいつかきてほしいものだが。