福井

６月２４日開業　えち鉄専用高架

　六月下旬に完了予定だった福井市中心部のえちぜん鉄道を高架化する事業で、県は、えち鉄専用高架での営業運転が六月二十四日に始まる、と発表した。西川一誠知事が、二十日開会の県議会本会議の提案理由説明で明らかにした。

　えち鉄の高架化工事は、県が進める福井駅付近連続立体交差事業の一環。勝山永平寺線二・三キロと三国芦原線〇・七キロの計三キロの区間を高架化する。事業費は二百三十四億円。えち鉄は現在、新幹線高架を利用し、仮線運行している。

　専用高架では、線路や架線の設置を完了し、現在は福井駅舎の内装や照明の工事など仕上げの段階に入っている。

　えち鉄の専用高架への切り替えが終わると、新幹線高架では二〇二三年春の金沢－敦賀間開業に向けた工事が始まる。県は敦賀開業スケジュールに影響しないよう、六月下旬の高架切り替えを目指していた。

　（山本洋児）

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