(cache)スマートウォッチMISFIT VAPORレビュー:見た目よし。コスパよし。バッテリーは... | ギズモード・ジャパン
スマートウォッチMISFIT VAPORレビュー:見た目よし。コスパよし。バッテリーは...

スマートウォッチMISFIT VAPORレビュー:見た目よし。コスパよし。バッテリーは...

アクティビティに熱心じゃない人にはかなりオススメ。

2016年度グッドデザイン賞を受賞したスタイリッシュな活動量計MISFIT RAY(ミスフィット・レイ)を始め、シンプルでモダンなルックスのウェアラブルガジェットをラインナップしているMISFIT。

このMISFITから新しくリリースされたスマートウォッチ・MISFIT VAPOR(ヴェイパー)は、期待を裏切らないクールなルックス。今回このVAPORを2週間ほど使ってみましたので、その実力をレビューしてみますよ。

結論から先に言うと、このスマートウォッチは決して時代の最先端を行っているわけではありません。しかし、スマートウォッチに大枚を叩く気がない人にとって、コストパフォーマンスが高い端末です。スマートウォッチの便利さを理解しているなら、買って後悔する製品ではないです。

・これは何?:iPhoneとも連携できて、見た目もクールなAndroid Wear 2.0搭載スマートウォッチ

・価格:2万5800円(税別)

・好きなところ:シンプルで飽きがこない見た目

・好きじゃないところ:心置きなく使い倒せるだけのバッテリー容量が欲しい...

同価格帯の中でも一歩抜きん出たルックス

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フォルムはシンプルですが、厚みがあるため存在感はあります。
Photo: ギズモード・ジャパン

見た目についての評価は、あくまで個人的な意見だと書いておく必要があるでしょうけど、率直に言って歴代のスマートウォッチの中でも上位にランキングされていいレベルだと思っています。

Android Wear端末には、すでにいくつかのファッションブランドや有名時計メーカーが参入しているので、お金に糸目をつけなければ、ファッショナブルな物を探すのは難しくないのです。ハイブランドがデザインした端末とくらべると、Apple Watchですらチープに見えるというのも、決して大げさな話ではありませんからね。

そんな中、奇をてらわずシンプルを極めた造形は、VAPORの価格がボトムラインに位置していることを考えれば、奇跡的とも言える出来栄えに仕上がっています。

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Movie: ギズモード・ジャパン

また、バーチャルタッチベゼルと名付けられている画面の外周部は、回転するベゼルのように操作できるインターフェイスになっています。これ、グレーの帯に沿って指をクルクルと動かせば、マウスのホイールを回すように、画面をスクロールできるというもの。独自性のアピールにも、まったく抜かりがありませんね。

コスパはいいけど割り切りが必要

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Photo: ギズモード・ジャパン

SIMを内蔵し、iPhoneと同一の回線で通信・通話・電子決済までこなすApple Watch Series 3(Cellular)の登場は、スマートウォッチを一段階進化させました。一方、このVAPORは、クールな外装をおいておいて中身に目を向ければ、どこをどう切っても平均的なAndroid Wear搭載端末です

スマートウォッチとして必要最低限求められる機能を持っていて、しかもクールなルックスの端末が2万5800円で買える。これは、コストパフォーマンスが高いと断言しちゃっていいと思いますね。

もちろん、コスパの陰には省略されている要素があります。

とりあえず標準設定のまま使い始めて、最初に気になったのは電池の持ちがイマイチというところ。活動量計をチェックしたり、届いた通知をせっせとウォッチ上で処理したり、自転車でトレーニングに出ている間のログを取ったりしていると、家に帰り着く前にバッテリー残量が底をつきかけてしまいます。

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専用コネクタをマグネットで固定して充電します。充電速度は速いのですが、ずれやすいので注意。
Photo: ギズモード・ジャパン

もちろん、初めのうちは色々と気になってウォッチフェイスを見ることが多くなりますから、それだけ電池を食う使い方をしていたとも思いますけど。

公称では「1回の充電で約2日間利用できる」とあるのに、「通知を受ける以外は、ただの腕時計として使う」レベルの割り切りをしないと、2日なんてとても持ちません。

効果的な対応策は、屋外で見えづらくなるのを我慢して画面の輝度を抑えておくこと。これなら「常時ディスプレイ点灯」で普通に使っていても、残業して家に帰るまで生き延びてくれます。

あと、スピーカーがないからハンズフリー通話はできないし、NFCがないので決済サービスも使えません。でも、スマートウォッチで通話やNFCを活用するシチュエーションってそんなにあります? 優先順位の低い機能をカットしているとも言えるでしょう。

なお、GPSもカットされているのですが、これは判断ミスだと思いました(理由は後述します)。

フィットネス専門のMISFIT製なのに活動量計としては心もとない

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Photo: ギズモード・ジャパン

フィットネストラッカーとしてもVAPERを使ってみましたが、ここでも「バッテリー足りない問題」が再び顔を出してくるのが気になります。長時間のログを取ろうとすると、画面の輝度を抑えてもバッテリーがもたないのです。

私はサイクリストなので、いつもはサイクルコンピュータでログを記録しているのですけど、今回はVAPORとログアプリRide With GPSを連携させてログを取ってみました。

その結果、出発前に85%程度残っていたバッテリーは、4時間ほど走って帰ってきたときにはすでに強制シャットダウン寸前。おそらく、GPSをフル活用しようとスマホと常に通信を繰り返し、バッテリーを浪費したのでしょう。4時間ぶっ通しのアクティビティはVAPORの守備範囲外のようです。一方、自転車通勤での使用に限れば、充電が急激に減ったという印象はありませんでした。

フィットネス端末としてVAPORを見たとき、バッテリー以外のウィークポイントとして語らないわけにいかないのが、GPS非搭載というところ。さきも触れましたが、スマホに搭載されているGPSを使ってログを取る「コネクテッドGPS」というシステムになっているのです。

つまり、どこをどう走ったかが分かるような、気が利いたアクティビティアプリと連携させるつもりなら、結局のところスマホも持ち歩かないとダメってこと。これはスマホすら持ちたくないランナーにとっては残念ポイントなのですよね。決めたルートのタイムを測るなど、本格的なトレーニングにアプリを活用している人にとって、VAPORは選択肢に入らないでしょう。

もちろん、GPSデータさえあきらめてしまえば、端末単体で問題なくログを取ることができますし、端末内に4GBまでの音楽ファイルを保存できるので、Bluetoothイヤフォンで音楽を聴きながらランニングなんてこともできます。

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Photo: ギズモード・ジャパン

ところで、フィットネストラッカーを手がけてきたMISFITが作ったVAPORには、専用のフィットネスアプリが用意されています。ランニング、ウォーキング、サイクリング、スイミング、ハイキングのうちどれかを選択しておけば、総移動距離や消費カロリー量などを計測してくれるというもの。

Google純正のアクティビティアプリ「Fit」と機能的に大きく違いがあるということはありませんが、MISFITの方が見た目がクールなのはいいですね。

すでにMISFIT製のフィットネストラッカーを利用していたという人なら、過去のデータを引き継げるというのはメリットになるでしょう。でも、これを機にアプリを使うというなら、あえてこのアプリを使わずとももっと他に選択肢あるよねという印象。

Android Wear端末としてはおすすめ

MISFITがリリースしたという点において、フィットネス端末として位置づけられる宿命のVAPORですが、結局「Android Wear搭載スマートウォッチ」として収まるべき所に収まっているんですね。

こう書くとネガティブに読めるかもしれませんが、フィットネス端末としての価格帯を意識しているため、結果的にスマートウォッチとして高いコストパフォーマンスを得たという面白い端末になっています。

50m防水なのでジャブジャブ洗っても大丈夫ですし、一般的な腕時計用のバンドも使えます。オシャレに気を使う人にとっては、これは大きなメリットですよね。

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一般の時計用のバンド(幅20mm)に対応。裏面に心拍センサーがあるのでNATOストラップはおすすめしません。
Photo: ギズモード・ジャパン

「普段使いでも違和感がなくて、もう一回り安いモデルがあったら、スマートウォッチが欲しい」と思っていた人へ、スマートウォッチデビューの候補としてVAPORは推せる端末です。とりあえず候補に入れておいて損はないですよ。

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Photo: ギズモード・ジャパン

ちなみにiPhoneとも連携できます(要iOS9以上)。スマートウォッチが欲しいけど、一番お手頃なApple Watch Series1は耐水性能の弱さが心配...という人は、同価格帯のVAPORも視野に入ってくると思います。

「MISFIT VAPOR」を抽選で1名様にプレゼント!

今回レビューしたスマートウォッチ「MISFIT VAPOR」を抽選で1名様にプレゼントいたします。以下の応募フォームから、アンケートに答えてご応募ください。

応募期間は2018年2月28日(水)23時59分まで。なお、賞品は記事作成のために編集部が使用したものとなります。クリーニングはしていますが、新品ではありませんのでご注意ください(とくにシリコンベルトに使用感があります)。

【応募フォームはこちら】


応募要項

株式会社メディアジーン(以下、「弊社」といいます。)が提供する「MISFIT VAPOR|プレゼント応募」(以下、「本応募」といいます。)にお申込みの方(以下、「応募者」といいます。)は、事前に以下をよくお読みいただき、同意いただくこととします。ご応募された場合には、すべてに同意したものとみなします。


【応募対象者】

日本国内にお住いで、有効なメールアドレスをお持ちの方

※インフォバーングループ各社社員、および関係者は応募できません。

※メールアドレスの入力を間違えると、抽選の資格が失効します。ご注意ください。


【応募期間】

2018年2月28日(水)23時59分まで

本応募はやむをえない事情により、プレゼントの内容を含め予告なく変更・中断・中止・終了することがありますので、あらかじめご了承ください。この変更・中断・中止・終了により生じた損害等について、弊社は一切責任を負いかねます。


【注意事項】

・賞品は記事作成のために編集部が使用したものとなります。新品ではない点ご了承ください。

・当選の発表は当選者の方にのみ、登録いただいたメールアドレスにご案内とさせていただきます。

・当選者の方は、プレゼント発送に必要なお届け先情報(1.お名前 2. ご住所 3.お電話番号)を別途お伺いします。通知メール内に記載される期限までにご回答ください。期限内にご回答がない場合、当選は無効となります。

・複数回のご応募は無効となります。

・住所不備などの理由により賞品の配達ができない場合などは、当選が無効になる場合があります。

・ご当選の権利は応募者ご本人様のみ有効となり、譲渡、換金はできません。

・当選のご案内は、2018年3月上旬頃を予定しております。

・賞品の発送先は日本国内に限らせていただきます。

・応募に年齢制限はございません(※ 未成年の方は保護者の同意が必要です)。

・抽選の経過や結果などに関するお問い合わせには一切お応えできません。

・本応募で入力いただいた個人情報は、弊社運営メディアの無料仮会員への登録をさせていただく場合がございます。

・インターネット通信料・接続料及び応募に際して必要となる全ての費用は応募者の負担となります。

・ネットワークの混雑や障害などにより応募ページに接続しにくい場合がありますので、安定した通信環境でのご参加をお勧めいたします。参加プロセス途中での通信不具合/セッション切れ、情報漏えいなどについては、弊社は一切責任を負いかねます。

・応募者は、暴力団員等の反社会的勢力に該当しないことを確約するものとします。


【個人情報の取り扱いについて】

本応募でお預かりした個人情報は、弊社「プライバシーポリシー」( https://www.mediagene.co.jp/info/privacy)に則り取り扱います。抽選以外に、以下の目的に利用させていただきます。法令により認められた場合を除き、あらかじめお客様本人のご同意をいただくことなく、本応募において以下目的以外で利用することはありません。

(1)当選された方への賞品発送

(2)本応募に関する対応

(3)弊社および弊社運営メディアに関するメールによるご案内

Source: MISFIT VAPOR

(田中宏和)