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静岡ムクドリ排除効果あり 掛川市が検証
掛川市は十九、二十両日、市中心部の電線に群れるムクドリやスズメを排除するため、天敵のタカによる追い払い作戦を行った。初夏から秋にかけた本格実施に先立つ試みで、二羽のタカを交代で飛ばし、群れの排除を検証した。 JR掛川駅から西方面の中央一丁目付近では年末から夕方になると千羽余の群れが集まる。近くの中華料理店経営者は「一カ月前から午後五時半すぎに集まり、朝にはいなくなる」。歩道には、こびり付いたふんが雨が降っても流れ落ちない。 追い払いは、浜松市北区の害鳥駆除業者「鷹匠(たかじょう)」に依頼し、ハリスホークと呼ぶ中型種のタカを使った。田中実社長(41)が、電線上で羽を休める群れに向かって放すと、ムクドリは一斉に飛散した。場所を変えたり再び群れが集まったりするところに何度も放した田中社長は「ムクドリを安心させないように継続して繰り返さないと効果が出ない」と指摘した。 市は六月から十一月にかけて本格実施を予定する。 (赤野嘉春) 今、あなたにオススメ
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