“夕張支線”来年3月廃止で調整

廃止が決まっているJR石勝線の新夕張・夕張の区間について、地元、夕張市の鈴木直道市長は会見で、廃止の時期を来年3月とする方向でJR北海道と最終調整していることを明らかにしました。
これは、20日に開かれた夕張市の地域交通を話し合う協議会のあと、鈴木市長が記者会見で明らかにしました。
それによりますと、市とJRがすでに廃止することで合意している新夕張・夕張を結ぶ石勝線の「夕張支線」について、廃止の時期を来年3月とする方向でJR側と最終的な調整をしているいうことです。
また、鉄道に代わる交通手段として検討している幹線道路を1日10往復程度、運行する路線バスについて、JR側に、20年分の維持費用としておよそ7億円を拠出するよう求めているということです。
鈴木市長は、「鉄道の廃線という大きなターニングポイントを公共交通を再構築する出発点と捉え、スピード感をもって具体的な協議や検討を進めたい」と述べました。

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