【名護】名護市議会(屋比久稔議長)の臨時議会が20日午前、開会した。4日に当選した渡具知武豊新市長の人事案として、新たな副市長と教育長の選任と任命が予定されていたが、辞職した副議長選挙を巡り、冒頭から空転した状態が続いている。
4日に行われた名護市長選挙で稲嶺進前市長側についていた仲村善幸議員が副議長を辞職したことによる副議長選挙があり、無記名の投票が午前中から行われている。渡具知新市長側の与党議員4人が選出されたが、それぞれ辞退した。
副議長選挙は、27人の全議員が無記名で投票する。稲嶺前市長側の野党議員14人、自公連携を組む渡具知新市長側の与党議員13人の有効投票で、自公の議員が副議長に選出されている。だが、選出された全員が「諸般の事情から辞退する」と辞退を繰り返している。
20日午後5時現在、議会は休憩しており、副議長の選出も見通しがたっていない。そのため、予定していた新たな副市長と教育長の人事案については審議さえ始まっておらず、議会運営が成り立っていない状態が続いている。【琉球新報電子版】
副議長選挙で辞退が相次ぎ投票が続く名護市議会臨時議会=20日午後3時25分ごろ、名護市議会議場
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