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氷の湖、救助訓練に熱 麻績で広域緊急援助隊

氷の張った湖の中から人形を引き上げて救出する訓練に励む隊員たち=麻績村で

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 災害時などに広域緊急援助隊として県内外で活動する県警の警察官らは十六日、麻績村の聖高原で、氷の張った湖に車が落ちた想定などの救助訓練をした。

 この援助隊は一九九五年の阪神大震災をきっかけに全国の都道府県警に設置された。県警機動隊、長野中央署、松本署の二十六人と県機動警察通信隊の八人が参加した。

 援助隊員らはドローンを使って現場の状況を把握した後、湖へ。厚さ二十センチの氷をチェーンソーで切り出した。水中カメラで確かめた後、ドライスーツを着た隊員二人が、深さ五・二メートルの水中に潜って人形を氷上に引き上げた。

 水温は四・五度。潜った隊員は顔を真っ赤にしながら、真剣な表情で取り組んでいた。

 雪崩で雪に埋もれた車から運転手を救出する訓練もあった。隊員は「大丈夫ですか」などと声をかけ、毛布で体を包んでストレッチャーに乗せて搬送した。

 機動隊の山崎敏郎副隊長(55)は「過酷な状況でも対応できるよう訓練を積んでいる。訓練より厳しい現場への対処能力の向上が課題」と話した。

 (高橋信)

 

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