トップ > 中日スポーツ > 大相撲 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【大相撲】

白鵬が炎鵬に「太れ!!」 新十両昇進祝賀会

2018年2月19日 紙面から

あいさつをする白鵬(中)。(右)は炎鵬、(左)は師匠の宮城野親方=都内の宴会場で

写真

 大相撲春場所(3月11日初日、エディオンアリーナ大阪)で初めて十両の土俵に上がる炎鵬(23)=宮城野=の新十両昇進祝賀会が18日、東京都内で開かれ、身長169センチ、体重92キロの炎鵬は兄弟子の横綱白鵬から5月の夏場所までに18キロの増量を命じられた。

 壇上であいさつに立った白鵬が「関取では体重負けする。夏場所までに110キロ。どうだ? 夏は痩せてしまう。冬に太らないといけない。春場所で太らせます」と150人の出席者の前で体重増を約束させた。神妙な表情の炎鵬は「それが一番の課題。とりあえず100キロ。3桁に乗せること」と横綱の言葉を受け止めた。

 春場所は「食べ物が合う」と昨年は5キロ太り、98キロにまで増えた実績がある。これまでの最高は、その98キロ。関取に昇進し、自分のことだけに集中できる環境になった。まずは、通過点として初の3桁を目指す。

 心配なのは偏食と小食だ。「嫌いな食べ物はレーズンとかグリーンピースの豆系。米も嫌いで、今は丼で1、2杯。何か乗ってればいいけど。言い出したらきりがないです」。ただ、横綱の言葉に背くわけにはいかない。今後は「夜食も食べるようにします」と増量に取り組んでいく。

 小兵ながら押しにこだわる取り口に加え、「ひねり王子」と呼ばれる多彩な技も持ち味。しこ名は「体が小さいから気持ちで負けないように」と白鵬が名付けた。前相撲から所要6場所で新十両昇進は史上最速タイ。「1場所で落ちるようなことなく、春場所では2桁を目指す」と意気込んでいた。

  (岸本隆)

 

この記事を印刷する

中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ