学校や会社の休み時間に、誰とも関わることなく一人で過ごし、休日も誰にも会うことなく家に引きこもっている。
あなたはそんな「ひとりぼっち」の人ではありませんか?
一人の方が気楽だと思っていても、ふとした時にどうしようもなく寂しさを感じてしまうことってありますよね。
そんなひとりぼっちの寂しさに耐えられなくなったら、ぜひやって欲しい20個の方法についてご紹介します。
ひとりぼっちの人が増えている日本
近年、日本ではひとりぼっちで過ごす人が増えています。
それを裏付けるように、「ひとりカラオケ」や「ひとりカフェ」「ひとり焼肉」などの言葉が流行りのフレーズとしてよく使われています。
純粋にひとりでカフェやカラオケを楽しみたい人もいますが、中には一緒に行ってくれる人がいないため、いかにも「おひとり様」を楽しんでいるように装って、ひとりで過ごす人もいます。
とはいえ、ひとりで外に出られる人はまだモチベーションが高く、積極性がある人が多いです。
ひとりぼっちでいることを周りに悟られたくない人や、自分がひとりぼっちなのだということを自覚したくない人は、外に出ず家に引きこもっていることが多いです。
ではなぜ、ひとりぼっちになる人が増えているのでしょうか。
1. ひとりぼっちになる理由
誰もがこの世に生まれてくる時にはひとりです。
しかし、生を受けた後には必ずたくさんの人たちに支えられて成長し、一人前になっていきます。
自分で生活していくことが出来るようになれば、それまで身を寄せていたところから離れて、独り立ちするでしょう。
しかしその先でまた新たな出会いがたくさんあり、誰かと関わり合いながら生きていきます。
このように、人は生まれる時と死ぬ時以外には、必ずどこかで誰かと知り合い、関わり合って生きていきます。
だからこそ、「人はひとりでは生きてはいけない」と言われているのです。
しかし、誰かしらと関わり合って生きているはずなのに、なぜか気付けば自分がひとりぼっちだと感じてしまっていることがあります。
それはその時の周囲の環境や、自分の精神面でそう感じる要因があるのですが、人によってどのような理由があるのでしょうか。
1. 配偶者の死
生きていれば、どこかで誰かと恋をして、結婚し、家庭を築いて愛を育んでいくことがあるでしょう。
毎日当たり前のように一緒に生活していれば、配偶者は自分にとっての半身も同然です。
そこにあるのは当たり前ですが、なくてはまともに生きていくことが出来ない、良い意味で空気のような存在になっていることも多いでしょう。
もし、毎日当たり前に一緒にいた相手が突如亡くなってしまったとしたら?または、長年寄り添った妻や夫が自分を置いて先立ってしまったら?恐らく想像もつかないような喪失感に襲われることでしょう。
当たり前にあったものがなくなってしまう、いつかは失うと分かっていても、実際に失ってしまうと、寂しくて悲しくてたまらなくなります。
いつでも自分の側にいて、自分の話に相槌を打ってくれて、心の内を理解してくれていた、大切な存在を亡くしてしまったら・・・取り残された方は、あっという間にこの世で自分がひとりぼっちでいるかのような感覚に陥ってしまうことでしょう。
配偶者が亡くなった時に、子どもや孫がいればまだ少しは孤独感が和らぎます。
しかし、もし夫婦ふたりだけで生活していたとしたら?きっと孤独感はより増してしまうことでしょう。
2. 少子化
日本では少子高齢化が進んでいます。
家計の苦しさから、子どもは作らない方針の夫婦もいれば、作ってもひとりだけという家庭が増えています。
共働きをしなければ生活をしていくことが難しい家庭では、より子育ては困難になります。
ひとりっ子が増えている現代社会では、学校で友人がおらず、また家に帰っても両親が共働きで留守にしがちな家の子どもは、幼い内から孤独感を覚えやすいです。
子どもの頃に「自分はひとりぼっちだ」と感じることが多いと、内向的な性格になり、より外とのコミュニケーションを取ろうとしなくなります。
その子どもが大きくなってからも、出会いの機会がなければいい歳になっても結婚することもなく、ずっとひとりだけで生活していくことになります。
そうなるといくつになっても自分がひとりぼっちだという孤独感を消し去ることが出来ません。
仮に兄弟がいれば、友達がいなくても社会性を身につけることは出来ますし、孤独感を覚えることもないでしょう。
しかし、少子化の進む現代社会では、そのように家族内で孤独感を埋める機会が少なくなっています。
3. 離婚
離婚は配偶者の死とはまったく違う形での別れとなりますが、夫婦が別れたことにより強い孤独感を感じるというところは同じです。
離婚して清々したという話もよく聞きますが、それでもひとりぼっちになってしまったことには変わりありません。
それまで自分を経済的、または精神的に守ってくれていたものがなくなり、何をするにも自分ひとりだけになるため、ふとした時に人恋しさを覚えてしまいます。
子どもがいれば、子どもに愛情を注ぐことでその場の孤独感は埋めることが出来るかもしれません。
しかし、子どももいつかは大人になり、親元から巣立っていきます。
そうなった時に連れ添う相手がいなければ、後になって大きな孤独感を抱えてしまうことになります。
4. 未婚率の上昇
離婚する以前に、そもそも結婚しないという男女が近年では増えています。
晩婚化も進み、いい歳になってから結婚する人もいますが、何かしらの理由をつけて生涯独身を貫く人も少なくありません。
結婚したい気持ちはあるのに、自分の努力が足りずに未だに結婚出来ない人もいれば、仕事や自分の人生を一生懸命に楽しむために、あえて結婚相手を必要としていない人もいます。
または、一度結婚したものの、失敗して離婚したために、もうパートナーを必要としていない、なんて人も中にはいます。
しかし、どのような理由であれ、いざ歳をとって自分があれこれと動き回るのが不自由になった時などには、急に孤独感がこみ上げてきて、人恋しくなることもあります。
また、日頃は本当に結婚など必要としていないと思ってはいても、何かのきっかけで「自分はひとりぼっちだ」と感じることはあります。
結婚は多くの足かせが付きますが、その分孤独にはなりません。
家庭があり、自分の確固たる居場所もあります。
それがない人は、ふとした時に寂しさを覚えてしまうのかもしれません。
5. 友達がいない
学校の休み時間やお昼の時間に、いつもひとりぼっちで過ごす子は、友達がいないことが多いです。
人間関係を煩わしく思ってわざとひとりになる子もいますが、周りが皆楽しそうにしていれば、少なからず周りと自分とを比べて、孤独を感じることがあるでしょう。
その孤独に耐えられない子は、いわゆる「便所飯」のように、お昼や休み時間にトイレの個室にこもっていることもあります。
両親が共働きをしているなどの理由で、家を留守にしがちな上に、遊びに行ったり、来てくれたりする友達もいない子どもは、とくに孤独感が強いです。
また、内向的な性格であることが多いため、自分から進んで周りの輪に入っていくことが出来ません。
悪循環が続き、いつまで経っても友達を作ることが出来なければ、より自分はひとりぼっちなのだと感じてしまいます。
6. 人間関係の希薄化
たくさんの人たちと関わっているのに、またSNSで友達がたくさんいるのに、何故か自分がひとりぼっちだという孤独感が拭えない人がいます。
このような人の場合は、多くの人と繋がりはあるものの、そのすべてが浅く広い人間関係のため、はっきりと「親しい・仲が良い」と言える相手が実はいないのです。
一緒に食事をしたり、パーティーに参加したりしていても、自分が本心から心を許して話す相手がおらず、また誰も信用するに足りないため、人間関係がかなり希薄化しています。
電話帳やSNSの友達の数だけが多くても、心は満たされることがなく、いつもどこか虚しさや孤独感を覚えてしまうのです。
7. コミュニケーション障害
最近では、「コミュ障」を自称する人が増えています。
いわゆるコミュニケーション障害のことですが、自称する人は大抵本当のコミュニケーション障害ではありません。
ただ単に、人と話すのが億劫だったり、積極性がなかったりするだけで、自分のことを「コミュ障だ」と言っていますが、実際に必要に迫られれば、難なく上辺だけでも人とコミュニケーションが取れます。
そもそも、SNSなどで他人とまともに会話ができ、日常生活でごく普通の生活が送れている人は、まずコミュニケーション障害とは言いません。
本来のコミュニケーション障害の定義は、視覚や聴覚、発声や発語などの障害があり、自分の意志を伝達することや、相手の意志を理解することが困難な状態を指します。
そして本当にコミュニケーション障害のある人は、上手に人間関係を築いていくことが難しいため、より人よりも自分を孤独だと感じやすいです。
ひとりぼっちに耐えられなくなったらやりたい20個の脱出方法
自分が孤独だと感じる理由は人によってさまざまです。
しかし、自分がひとりぼっちだという寂しさや虚しさ、孤独感などに耐えられなくなった時には、どんなことをして気を紛らわせればいいのでしょうか。
ひとりぼっちに耐えられなくなったらぜひ試して欲しい20個の方法をご紹介していきます。
1. 幼馴染みに電話する
もし幼馴染がいれば、幼馴染に電話してみましょう。
例え最近は連絡をまともに取り合っていなかったとしても、子どもの頃からの幼馴染の関係であれば、きっと突然のあなたからの連絡にも、戸惑うことなく受け入れてくれることでしょう。
電話のタイミングが合わなければ、約束をして後日直接顔を合わせても良いでしょう。
昔からの耳に馴染んだ声や口調と、自分のことを知ってくれているという安心感は、きっとあなたの孤独感を和らげてくれることでしょう。
寂しい時やひとりぼっちで辛い時には、幼馴染と電話で昔の楽しかった思い出などを語り合いましょう。
2. いとこやはとこに連絡してみる
もしあなたにいとこやはとこなどの親戚がいれば、連絡してみるのも一つの方法でしょう。
幼馴染と同様に、子どもの頃からあなたのことを良く知っている相手なので、久しぶりの連絡でもきっと気さくに受け入れてくれるはずです。
また、幼馴染は他人ですが、いとこやはとこは関係は遠くても家族のような存在ですので、ある意味幼馴染よりも込み入った話や、自分の本心を隠さずに伝えることが出来るかもしれません。
親戚であればあなたの今の家庭の事情を理解してくれていることでしょうし、何かあった時にもあなたの味方をしてくれる可能性が高いです。
精神的にも心強く、頼れる相手でもありますので、どうしようもなく寂しくなった時や、ひとりぼっちの孤独感を覚えた時には、思い切っていとこやはとこに連絡してみましょう。
3. マッサージやエステに行ってリラックスする
ひとりぼっちがどうしようもなく辛くなった時には、外へ出てみるのも良いでしょう。
大勢の人の中で余計に孤独を感じたくない!という人は、マッサージやエステなどの個室空間で心地よくリラックスが出来る場所がおすすめです。
マッサージやエステのお店であれば、スタッフと一対一で話しが出来るため、今自分を見てくれて、自分と話をしてくれているという事実にひとりぼっちの孤独感が次第に薄れてきます。
また、仕事や人間関係などで疲れている時にも精神的な孤独を感じやすくなるため、マッサージやエステを受けてしっかりと体をリラックスさせて、心も体も癒されましょう。
心地良くなれば、例え一時的なものであっても孤独感が解消出来ます。
4. ひたすら仕事に打ち込んで成績を上げる
ひとりぼっちの孤独感を覚える時だけでなく、人間関係や何か悩み事がある時にも、いっそそれを忘れるためにひたすら仕事に打ち込むという方法もあります。
最初は雑念が入っても、ともかく仕事に打ち込んでいれば、次第に集中して気付けば悩み事をすっかり忘れている、なんてことはよくあります。
それと同じで、自分が何もすることがなくただ時間を持て余していると、ひとりぼっちの孤独や寂しさが余計に募ってしまいます。
それを解消させるためにも、落ち込みそうな時にはひたすら仕事に打ち込みましょう。
もちろん趣味に没頭しても構いませんが、仕事に打ち込んでいれば、夢中になって取り組んでいる内に成績が上がってくることがあります。
そうなれば周囲や上司からの評価も上がり、結果的に自分のためになりますので、悩める時にはひたすら仕事に打ち込むことをおすすめします。
5. ボランティア活動に参加する
どうしてもひとりぼっちに耐えられなければ、ボランティア活動に参加すると良いでしょう。
ボランティア活動は有志の集まりですので、ひとりだけで行うことはまずありません。
また、家族や友人同士で参加している人たちもいますが、大抵は好きでやっている人たちの集まりですので、一人ひとりは元々の関わり合いのない個人であることが多いです。
互いが見知らぬ相手ばかりであれば、自分も動きやすいですし、皆が初対面であればコミュニケーションも同じく一からなので、気負いすることもありません。
さらには、ボランティア活動をする人は、比較的気さくで優しい性格をした人が多いです。
初対面で話をする際にも、ずけずけと人のプライバシーに入り込んできたり、グループを作って誰かを孤立させたりするような非常識な人はそこまでいませんので、接しやすいことが多いでしょう。
もし、ボランティア活動の内容が老人ホームの慰問であったり、直接誰かと関わり合うようなものであれば、笑顔で「ありがとう」と言われることで他者との繋がりを感じることが出来ますし、人の役に立っているという充実感も生まれますので、寂しい気持ちなどどこかへ行ってしまうことでしょう。
6. カラオケに行く
ひとりでカラオケに行くなんて、余計に孤独感が増すんじゃないかと思えそうですが、実はそんなことはありません。
確かに受付をひとりで済ませるのは少し恥ずかしいかもしれませんが、個室に入ってしまえばひとりきりの空間は意外と快適です。
また、日頃から溜まった鬱憤やストレスを思い切り歌うことで発散出来ます。
元々歌うことが好きな人なら、夢中になってひとりカラオケを楽しんでいる内に、ひとりぼっちの寂しさなど薄れてしまっているでしょう。
とはいえ、誰かと一緒でなければカラオケを楽しむことが出来ない人だと、ひとりカラオケは余計に孤独感を増してしまうかもしれません。
歌って気持ちを発散出来る人や、歌うことが好きな人にはぜひカラオケに行くのがおすすめです。
7. 外食しに行く
ひとりで外食なんて、それこそ寂しいと思えるかもしれませんが、お店によっては個室で食べることが出来ますし、また仕切りで席を区切ってあるお店であればひとりでも恥ずかしくはありません。
誰かと一緒の食事に慣れている人では、ひとりだけで外食をするのは味気ないと思ってしまうかもしれませんが、たまにはひとりで贅沢に美味しい食事を楽しむのも立派な気分転換になります。
また、いかにもオシャレな雰囲気のお店であれば、ランチでもディナーでも、ひとりで食べに来ている人の姿も珍しくはありません。
お店の雰囲気に自分も溶け込みながら、美味しい食事を楽しむのも良いでしょう。
ひとりで食べに行くと、誰かに気を遣うことなく自分で好きなものを注文することが出来ますので、元々食事をすることが好きな人には特におすすめの方法です。
8. 出会い系サイトを覗いてみる
ひとりぼっちの孤独にどうしても耐えられないという人は、出会い系サイトを覗いてみるのも良いでしょう。
出会い系サイトなら、手っ取り早く誰とでも連絡を取り合うことが出来ます。
メールでやりとりをしても良いし、電話で会話を楽しんでも良いし、都合がつけばすぐにでも会うことも出来ます。
「誰でもいいからとにかく話したい」「誰かと一緒に時間を過ごしたい」という気持ちが強い時には、出会い系サイトを使ってみるのも良い手段の一つです。
「出会い系」と聞くと、サクラや悪質サイトを想像してしまいがちですが、実際には多くの人が出会い系サイトに登録しています。
また、何も恋愛や結婚相手ばかりを求めているわけではなく、中には純粋に友人を募集している人もいます。
ひとりぼっちで寂しい時には、一時の孤独感を埋められる相手よりも、これから長く関係を続けて行ける可能性のある友人を募集してみるのも良いかもしれませんね。
9. 映画館に映画を観に行く
ひとりぼっちの孤独感に陥る時は、大抵集団の中にぽつんとひとりでいる時か、またはひとりで何もすることがなく、ぼーっとしている時に強い孤独を感じることが多いです。
鬱病のように、精神的に悩めることの多い人は特にそうですが、何もすることがなく、暇な時間をただ過ごしていると、つい頭の中では余計なことばかり考えてしまいます。
仕事でミスをした時のことや、人間関係での嫌な思い出、そして自分がひとりぼっちだという孤独感など、さまざまな悪いことばかりを想像してしまいがちです。
そんな時には、映画館に映画を観に行くと良い気分転換になります。
家で映画を観るのとは違い、映画館で観る時には、嫌でも映画の内容に集中出来ます。
最初の内はただぼーっと映画を観ていたとしても、いつのまにか映画の内容に夢中になっていて、終わるころには孤独感がすっかり抜けきっていることでしょう。
映画の内容が感動するものだったり、観終わった後に爽快感を覚えたりするものであれば気持ちもリフレッシュ出来てなおのこと良いでしょう。
10. 図書館に行く
図書館はたくさんの人が利用します。
中には友達同士で利用しに来る人もいますが、大抵は個人で図書館を利用します。
そのため、周りにはたくさんの人がいても、その多くが皆ひとりで過ごしているため、集団の中に混じったところで自分の孤独感が増すことはありません。
むしろ、「皆ひとりなんだ」という安心感を覚えることもあります。
図書館では静かで落ち着いた雰囲気に満ちていますが、自分が家にひとりぼっちでいる時の虚しさを感じる静かな空気とはまた違っています。
本が好きな人ならいろんな本を眺めたり、手に取った本を読んだりすれば時間が潰せますし、本からさまざまな情報を得ることも出来ます。
また、日頃からひとりで過ごすことが多い人は、わいわいと騒がしい雰囲気が苦手な人も少なくありません。
そういった人にも落ち着いた静かな空間で過ごせる図書館はおすすめです。
料金も一切かかりませんので、ひとりぼっちの孤独感に襲われそうになった時にはふらっと足を向けてみましょう。
11. テレビ電話で友達と話す
友達はいるけれど、集団でわいわい騒ぐのは苦手、という人は、友達と個人的にテレビ電話などで話すと良いでしょう。
一対一であればお互いのことに集中出来ますし、またテレビ電話なら相手の顔を見ることが出来ますので、寂しさや孤独感が薄れやすいです。
直接顔を合わせて話をするのが最も良い方法ではありますが、場合によっては電話の方が、自分の心の内を素直に話すことが出来る時もあります。
本心から話せる友達であれば、この機会に自分の孤独感や寂しさといったものをどうすれば良いのか相談してみるのも良いでしょう。
12. ペットショップに行ってペットを飼う
ペットセラピーというものがあるように、動物には人の心を癒す特別な能力があります。
それは犬や猫などの動物が持つ特有の愛らしさや暖かな触れ合いなど、さまざまな要因により動物にはセラピーの効果があるとされていますが、実際に自閉症で他人に心を開けない人の治療法としてもペットセラピーは行われています。
それほどはっきりと人の心を癒す力があると分かっていますので、ひとりぼっちで寂しくなった時にはペットを飼ってみるのも有効な手段でしょう。
ペットショップに行けばもちろん販売されていますが、他にも保健所や里親募集のところからペットをもらってくるという方法もあります。
ペットショップで売られている子にせよ、里親を待っている子にせよ、どちらもあなたという飼い主に迎え入れて欲しいと思っていることには変わりありません。
愛くるしいペットの仕草や姿に心を癒されると同時に、自分よりもか弱い存在を守っていかなければならないという強い責任感も自分の中には生まれます。
自分の心を育てるためにも、ペットを飼うのは良いことでしょう。
とはいえ、あまりペットに夢中になってしまうと、「自分にはペットだけいればいい」とますます他者との関わりを避けるようになってしまう人も中にはいますので、そうはならないように注意しましょう。
出来れば自分のペットを通して、他者と上手にコミュニケーションが取れるようになると良いですね。
13. 旅に出てみる
ひとりぼっちであまりに寂しくなった時には、いっそのこと旅に出てみるという方法もあります。
「ただでさえ孤独感に襲われているのに、誰も知らないところへ行ったら余計に寂しくなる!」と思えるかもしれませんが、実際に旅に出てみると、なにも寂しいばかりというわけではありません。
まったく知らない土地へ行くと、確かに孤独感も増すかもしれません。
しかし、自分が今までに見たことも体験したこともない場所を回る内に、自分の中で感動や好奇心などさまざまな感情が刺激され、いつしか旅をすることに夢中になっていることもあります。
もし歴史や宗教、美術などに関心があれば、旅の途中で神社仏閣や美術館などに立ち寄ってみるのも良いでしょう。
自分の好きなことで楽しめれば、これまでの「ひとり旅」のイメージが変わるかもしれません。
また、旅に出るとかなりの気持ちのリフレッシュにもなりますので、孤独感を覚えた時だけでなく、精神的に疲れてしまっている時にもおすすめです。
14. 資格試験の猛勉強を始める
ひとりぼっちの孤独感に襲われる人は、自分に自信がない人が多いです。
いくら人前では明るく振舞っていても、ふとした時に自分の存在価値や居場所などを考えてしまい、気持ちが落ち込んでしまうというのは、誰にでもありえることです。
自分に自信がない人が自信をつけるには、自分磨きをすることが最も手っ取り早い方法です。
一生懸命に自分磨きをすれば、「これだけのことをやった!」と努力した分だけ、誰に認められなくても自信がつきます。
また、自信がつけば自然と周りの環境も少しずつ変わってきますので、自分磨きは自信をつけるためには最適といえます。
その自分磨きの方法の一つとして、視覚の勉強をすることが挙げられます。
資格の内容はどんなものでも構いません。
自分が興味のあることや、今後の仕事で活かせそうなものなど、とにかく一つを決めたら資格を得るための猛勉強を始めます。
人は暇な時間に精神を病むものなので、暇な時間を作らずに、一生懸命に資格の猛勉強をしていれば「自分はひとりぼっちだ」などと落ち込んでいる暇もありません。
また、猛勉強の先で資格試験に合格すれば、自分のスキルアップにも繋がり、自信も付きます。
15. 自分に自信を付けるために特技を練習する
先に挙げた資格の勉強をするのと同様に、他にも自分に自信を付けるための特技を練習するのも良いでしょう。
自分が元々好きなことや、興味のあることで特技を磨くのが最もおすすめの方法です。
例えば手先が器用な人なら手芸やプラモデルを作ったり、また料理が好きな人なら料理の腕を磨いたりなど、「好きこそものの上手なれ」をどんどん実践していきましょう。
もし、特技や好きなことが何もないという人は、最近流行りになっているものの物真似をしたり、時事の情報をしっかりと調べておき、誰かと会話をする時に用いることをおすすめします。
他の人が知らない情報を持っていれば感心されますし、物真似を披露できればその場の雰囲気が明るくなり、人気者になるきっかけを掴めるかもしれません。
16. ありのままの自分を認めて受け入れる心を持つ
どんなに自分磨きをしても、どんなに人と積極的に関わろうとしても、ふとした瞬間に人は孤独感を覚えるものです。
周囲から見れば常に明るく人気者の人でも、誰も見ていないところではひとりぼっちの孤独感に襲われているかもしれません。
もし、何をしても、どうしても孤独感に襲われてしまうという人は、自分の今の心の状態を、一度ありのままに受け入れてみるのが良いかもしれません。
自分がこうなりたいという理想の姿がある場合、そうでない現実の自分を受け入れるのは中々に難しいことです。
しかし、理想と現実の板挟みのままでは、心が余計に苦しくなってしまいます。
自分が本当はどんな人間で、どんな心をしているのかを、一度じっくりと考えたら、そのままの自分でも良いのだと、ありのままを認めて受け入れる心を持つように努めましょう。
人間の成長は、自分の限界を知ることから始まります。
悩める時には、まずは自分がどんな人間なのかということを、自分自身で思い直してみましょう。
17. スポーツジムに通う
運動することに抵抗がない人は、スポーツジムに通うことをおすすめします。
体を動かすことで汗をかき、また汗をかくと自然と気持ちもリフレッシュします。
最初はダラダラ始めても、実際に運動し、汗をかく内に夢中になっていることもありますので、心が落ち込んでしまった時には、体を動かして気分転換をしましょう。
気分転換のために運動していた結果、ダイエットにもなって自分に自信が付いた、なんてこともあるかもしれません。
18. ポジティブな思考回路を持つようにする
日頃からネガティブな思考を持つ人は、いきなりポジティブな思考回路を持とうとしたところで、中々上手くはいきません。
そのため、悪いことがあってもそれを無理してポジティブに考える必要はありません。
ただ、自分が「やった」「良いことがあった」と思うような出来事があった時には、その喜びの感情をいつも以上に膨らませるようにしましょう。
元々自分にとって嬉しい出来事であれば、その嬉しいという気持ちをもっと持ち上げるのはそう難しいことではありません。
嬉しい、すなわちポジティブな感情をより膨らませることが出来れば、ネガティブな感情に思考の全てが引っ張られてしまうのを防げますので、嬉しいことがあった時にはいつも以上に喜びをかみしめるようにしましょう。
19. お笑い番組を見て思い切り笑う
本当に気持ちが落ち込んでしまっている時には、どれだけお笑い番組を見ても中々笑うことが出来ないかもしれません。
そのため、自分で「ちょっと気持ちが落ちかけてるな」と思ったら、そこでお笑い番組を見るようにしましょう。
気持ちが完全に落ち込んでいる状態でなければ、まだお笑いの力で自分も笑顔になることが出来ます。
嫌なことがあった日や、何だか気持ちが落ち込みかけていると思った時には、動画や録画しておいたお笑い番組を見て、思い切り笑って気持ちを落ち着かせましょう。
20. 自分の好きなことや物をノートに全て列記する
ひとりぼっちの孤独感に襲われている時は、自分という「個の存在」を見失いがちです。
漠然とした暗い気持ちの中に自分が浮遊していて、自分という存在の価値や意志をしっかりと考えられなくなってしまうことがあります。
そんな時には、ノートを引っ張り出して自分の好きなことや好きな物をどんどん書き連ねていきましょう。
自分がどんなことが好きなのか、どんなことをされたら嬉しいか、どんな物が好きなのかを書いていくことで、次第に自分の存在や、価値観などをしっかりと思い出し、気持ちを落ち着かせることが出来ます。
書き連ねた数が多ければ多いほど、自分という存在の強さや大きさを自分自身で確認することが出来ます。
孤独感で何も考えられなくなりそうな時には、ノートを取り出して、好きなことを書き連ねてみましょう。