「もう生きるのやめたい・・・」。
「もう終わりにして楽になりたい・・・」。
そんな風に感じることがありますか?
人は普通生きていたいと思うものですが、時に「死んでしまいたい」と思うような辛い時期も経験します。
今までそんな風に感じたことが一度もない、という人もいるかもしれませんが、じつは多くの人が人生の中でそのように思った経験を持っています。
だから、今「もう死にたい・・・」と思って一人で悩んでいる人も、そんな風に悩んで闘っている人はあなただけではないことを思い出してください。
あなた以外にも多くの人が人生に悩み、苦しみ、闘っているのです。
なぜなら、人生の中には時に耐えられないほどの辛い経験やストレスを感じさせることがあるからです。
では、どんな経験は人の心を追い込んで「もう死んでしまいたい」「生きるのをあきらめたい」「もう終わりにしてしまいたい」と感じさせるのでしょうか?
そして、どのようにその苦しい時期を乗り越えていくことができるでしょうか?
死にたくなる瞬間13個
人は、普通病気になるとすぐに病院に行きます。
けがをしてもすぐに病院に行き、治療してもらいます。
それは、元気になるため、生き続けるためです。
だから本来、人は生き続けることを望み、今の自分の人生をできるだけ良いものにしたいと必死で生きています。
でも、時に「死にたい」と強く思ってしまうこともあります。
心が痛すぎてもう何も感じなくなったり、何も楽しくもおいしくも感じなくなるくらい辛い経験をしたこともあるかもしれませんし、今まさにそんなときかもしれません。
そうなると、生きているのが辛いので、「もう終わりにしたい」と思ってしまいますよね。
では、どんな原因で「もう死にたい」と思ってしまうのでしょうか?
1.人間関係がうまくいかない時
多くの人は、人間関係でとても深刻な問題を抱えています。
人間関係というのは、人が生まれた時から始まります。
人は親から生まれ、そして世話を受け、人間社会の中で自分の居場所を見つけながら生きていきます。
人とのかかわりは、それが温かく信頼と深い絆と愛で結ばれているとき、本当にその人自身を強くしてくれたり、生きる意味を与えてくれたりします。
しかし一方で、人間関係で傷ついていたり、自分の居場所が見つからないとき、それが人を生きていくことがつらくなるほどに追い込むほどのストレスとなることがあります。
いじめられている
例えば、学校や職場でいじめにあっているかもしれません。
いじめというのは、人と身体的にも精神的にも傷つけることです。
このいじめは自殺の原因ともなっています。
よくニュースにもいじめが原因で自殺した学生たちのことが取り上げられます。
大人になってからも、会社や近所同士などでいじめという現状があり、それが原因で自殺にまで追い込まれる人たちがいます。
ある特定の人を”汚物”扱いしたり、その人の陰口を言ったり、身体的な暴力によって傷つけることもあります。
毎日、定期的にそのような扱いを受けると、もう人生に絶望してしまうのです。
「いじめなんてどこでもあるものだ」「いじめられる人にも原因がある」という人もいますが、そのいじめによって「もう死にたい」と思うほどまでに追い詰められ、人生に絶望と苦しみしか感じられなくなっている人もいるのです。
それでもあなたは正当化できますか?
友達と喧嘩した時
友達と喧嘩した時にも、「もう無理、死にたい」と思うことがあるかもしれません。
得に親友と喧嘩して、もう元通りにはならないような関係になってしまったときには、心に大きな穴が空いたような感覚を覚えるかもしれません。
今までとても仲良かった人なら、そんな関係になるなんて考えてもみなかったでしょう。
「これからどうしよう・・・」「もうどうしたらいいかわからない・・・」、というどうしようもない気持ちで、これからの明るい将来が見えなくなるし、恐怖さえ感じることもあります。
時間がたてば解決できることもあるかもしれませんが、渦中にいるときには辛くて、心が傷ついてどうしようもない気持ちに押しつぶされそうになることがあります。
2.頑張ってもどうにもならない時
「努力すれば結果は必ずついてくる」。
そんなことを言われても、まったく心に訴えない時ってありませんか?
頑張ったって、どんなに努力したって、どうにもならないことってあります。
あくまでそれは今どうにもならないだけで、もっと待てば努力の結果というものが返ってくることがあるのかもしれません。
でも、それでも今のこの現実が、自分ではどうしようもないし、どんなに頑張っても報われない・・・、自分が願っているような結果にはならない・・・。
そんな時は、もうすべてを終わらせてしまいたくなることがあります。
「もういいよね・・・」って、こんなに辛くて苦しい人生を終わりにして、自分を楽にしてあげたいのです。
きっと、そんな経験をしているあなたは、今まで本当に全力で頑張ったのでしょう。
それでも、どうにもならないときは、「もう何をしても無駄なんだ」って思ってしまいますよね。
人生の中では、耐えるだけのとき、どうしても結果がついてこないときや、自分の努力で何とかなる問題ではないこともあります。
そんな状況の中で闘ったり、耐えたりしていると、時に絶望感を感じるのです。
3.何をやっても疲れる時
ずっと疲れが取れず、何をやっても疲れてしまう、という時があるかもしれません。
前までは楽しくできていたはずのことも”楽しい”と感じることができず、ただただ疲労するのです。
何をやっても達成感、充実感、というものがありません。
そんな感じでは、生きていくことがすべて苦痛となってしまいます。
疲れるだけです。
だから、そのような”生きる”ということに少しも魅力を感じられず、終わりにしたほうが楽なんじゃないかと思うのです。
今まで好きだったことや、楽しいと思っていたことも、そう思えずただただ無気力になってしまったり、すべてに疲れを感じるときは、かなり心が疲弊していると思われます。
心が疲弊し、生きている意味さえ分からなくなるのです。
女性の場合、生理的な時期によっては体調が悪くなって、何もやる気が起きない、何をやってもすぐに疲れるという時があります。
そのようなときはうつ状態にもなりやすく、生きることがいやになることも多いです。
4.うまくいかない時
自分の人生、何一つうまくいかない、と思うときってありますよね!?
何もかもが、自分の見方にはなってくれなくて、敵のようになるのです。
プライベートも、学校または仕事もすべてうまくいかずに、がっかりすること、辛いことばかりが重なると、もう生きるのがいやになってしまいます。
「こんな人生、行きたくない」、「こんな自分なんていなくてもいい」。
そんな風に感じてしまうのではないですか?
こんな人生もう嫌だと絶望してしまい、何もかもうまくいかず最悪な人生に取り組む勇気なんてもうないかもしれません。
5.会社で上司に怒られた時
会社で上司に注意されたり、怒られたりしたことで「死にたい」と思う人もいます。
上司の言葉や表情などが心に突き刺さり、ずっと心の中で苦しみになるかもしれません。
それも、その時の痛みがずっと消えなくて、思い出すだけで涙があふれたり、ふとした時に鮮明に蘇ってくるかもしれません。
さらに、自分のミスで周りの人に迷惑をかけていると思うと、そのことで「自分ってこの会社にいていいのか?」と悩み、さらに「自分なんて存在しなければいいのに」と自分の存在を否定してしまうかもしれません。
さらに、ミスしたり、怒られたことで「消えたい」と思う時もあるでしょう。
上司から怒られることが辛すぎると感じている人は、自分が死ねば解放されるし、それで上司は満足するならそれでいい、というようなことを思うかもしれません。
6.勝負どころで失敗した時
ここは負けられない、という人生の大勝負という習慣があるかもしれません。
自分の人生をかけた勝負どころで、失敗したとき、立ち直ることができずに「死にたい」「消えたい」と思うこともあります。
スポーツでも、ここ一番で力を発揮できないという選手もいます。
メンタルの弱さやいろいろな原因があるかもしれませんが、どんなに努力して準備してきても、ベストを尽くしてもその時の状況次第では結果が悪いことだってあります。
それが人生です。
でも、ここ一番の時に力が出せず、自分にも絶望し、さらに自分の失敗が周りにまで迷惑や絶望を与える結果になったり、他人の人生までも狂わせてしまうなんてことがあると、もう本当に自分の存在を今すぐ消してしまいたい、と思うかもしれません。
みんな失敗することはあるのですが、勝負どころでの失敗は本人のその後の人生においても影響するほどのショックを与えることもあります。
7.失恋した時
失恋は、経験したことのある人ならわかる通り、深い悲しみと絶望を感じさせます。
心の支えや、希望を一気になくしたような感じで、自分を否定されたように感じる時もあります。
自暴自棄になったり、深い悲しみがなかなか癒えることなく、食欲もなくなり、何をしても楽しいとか嬉しいとか感じなくなるかもしれません。
ただただ悲しみと虚無感に泣き続けるばかりの時もあります。
失恋から立ち直るには、時間が必要です。
その痛みや悲しみからすぐに立ち直ることができないかもしれませんが、いつか必ず立ち直ることはできるのです。
でも、それまでの間、何をしていても思い出しては泣いたり、辛すぎて死んでしまいたいという思いを闘う必要があるかもしれません。
自分の一部のように愛していた人との別れなら、そのくらいの悲しみと絶望を感じるのも無理はないのです。
8.裏切られた時
信頼していた人に裏切られたとき、自分の中の何かが割れ崩れ去り、そして深い傷だけが残ります。
その傷がずっと残り、耐え難い苦しみを長い期間感じさせるかもしれません。
それで、心はもうズタズタで限界です。
絶対に裏切ることのない人、自分にとって絶対的な存在の人から、裏切られるとそれから立ち直り、また誰かを信頼することは容易ではありません。
そのトラウマからいつも人間関係に恐怖と不安を感じることもあります。
そして、裏切った人のことを思い出すたびに、もしくは思い出させられるたびに心が痛くて耐えられなくなるかもしれません。
そして、自分の居場所がなくなったことで悲しくて、もう生きていく勇気がわかないのかもしれません。
裏切った相手への怒り、恨み、失望がさらに生きるのを酷に思わせるので、できるだけ忘れてしまい、新しいスタートを切れたらいいものですが、忘れるのが難しいのです。
9.大切な人を失った時
大切な人を失うこと、死という別れは口で表現できるほどの苦しみ以上でしょう。
愛する人との死別を経験したことのある方の中には、辛すぎてもう耐えられない、自分の死にたいと思ったことがある人もいるかもしれません。
大切な人がいない人生に何の意味も何の希望も感じられない、ということもあります。
さらに、失った悲しみに加えて残されのはたった一人になった自分と厳しい現実なのです。
厳しく過酷な現実に一人で向き合っていくと思うと、先が見えないということもあります。
心に大きな穴が空き、それはどんなことをしても埋まらないように感じるかもしれません。
そして、何もやる気も起きず、体も自分の体とは思えないほど重く感じたり、動かなかったり、食欲もなくなり、眠ることもできなくなる人もいます。
大好きな趣味なども全く手につかずに、頑張らなきゃ、前に進まなきゃと思ってもどうしようもない、ということもあります。
そんな自分が情けなくて、さらに落ち込み、気が付くと死ぬことばかり考えてしまっているということもあります。
10.何をしても現状を変えられない時
人はみんなストレスや問題を抱えています。
でも、その中には自分の努力でなんとか状況をよくすることができるものもあれば、何をしても現状を変えることはできないこともあります。
後者の場合、何をしても無駄、ずっと辛い今の状況を変えることができないと思うと、もう生きていることが嫌になる場合があります。
頑張って生きていたってなにも面白くない。
今度にだって希望はない。
そう思うと、生きていくモチベーションが上がらなくなってしまうのです。
11.やりたくないことをやらされている時
自分がやりたいことではなく、やりたくないことを強制的にやらされていて、精神的にも肉体的にも苦痛を感じている人もいます。
そのように自分の意思ではないことをさせるのは、親であったり会社であったりするかもしれませんが、一個人としての尊厳も人としての自由な意思も持たせてもらえないと、生きているのが辛くなります。
それで、自分の意思表示をしようと試みても、相手からのさらなる圧力をかけられたり、さらにもっと逃げられないような状況になってしまうと、もうどうしたらいいのかわからず、命を絶つことでしか解放されない、と思うまでになるかもしれません。
人は、自分の意思でやりたいことができるのってすごく幸せに感じますし、意義も見いだせるので多少の苦労は我慢できますが、自分がやりたくないことを強制的にさせられている状態ではとても辛く、奴隷のような虚しさを持ってしまうのです。
「やらなきゃ」と思うだけで、体が動かなくなってしまうくらいストレスを感じ、さらにできなくて何も進まないとさらに先がもっと不安やプレッシャーになったりして、死にたくなるんです。
12.嫌なことを言われた時
自分にとって、一番言われたくないこと、触れてほしくないことってありますよね?
ほかの人にとったら何でもないことかもしれませんが、自分にとってみたら本当に傷がつき生きるのが辛くなる一言、もしくは話題ってあります。
それで、そうゆうことを言われると死にたいと思うほど、何もかもが嫌になったり、心の力が抜けてしまうかもしれません。
こちらが気にしていることを知っているにも関わらず、わざわざチクチクと言ってくるような人もいます。
人を馬鹿にしたり、パワハラ的なことを言うのが癖になっている人もいますよね。
そのような人の下で過ごしていると、心は限界に達するかもしれません。
さらに、何かのトラウマを抱えていてそのことに関するちょっとした一言が人生をいやにさせるほど落ち込ませる、ということもあります。
人は他人のトラウマや状況をすべて把握することはできないので、そのような傷つけたり傷をえぐりだすようなことを言ってしまうことがあるものです。
でも、そのようなことを言われたとき、どう対処したらいいかわからなくて、結局何もできなくて、あとで一人で泣いていたり一人で傷ついた心に苦しんでいると、もうどしていいかわからず、死んで楽になりたいと思うかもしれません。
13.肉体的な痛みがあった時
病気などで肉体的な痛みと戦っているときにも、辛すぎてもう死にたいと思う時があります。
生きるために治療していても、その治療が辛すぎたり苦痛を伴うものだと、それにもう耐えることができない、と思うかもしれません。
「死にたい」と思うのは、精神的な苦痛からくると思いがちですが、極度の肉体的な痛みや苦痛も生きることを耐え難くし、早く痛みから解放されたいと思うのです。
死にたくなる時の対処法
生きているのがつらくなった時、人はそれから解放されたらいいのに・・・と思います。
それで、死ぬことを考えてしまうことがあるかもしれませんが、そんな時期をどうやって乗り越えていくことができるでしょうか?
死にたくなった時の対処法について考えてみましょう。
とにかく休む
生きるのがしんどくなっているときは、心も身体もすっかり疲れているのかもしれません。
普通はちょっと疲れているくらいで人は「死にたい」とまでは思いません。
でも、あまりにも心と身体がダメージを受け、精神的に疲弊していしまっていると、生きていることが辛く思えてしまうことがあります。
それで、そんな時にはとにかく休みましょう。
簡単には休めないと思うときは多いかもしれません。
死にたいとまで思うほどに、何かに追われている、または重圧の中での毎日ならなおさら、休みを取ることは簡単ではないかもしれませんが、今自分がどれほど休みを必要としているときなのかを自覚しましょう。
「死にたい」と思うほどまでになっているということは、自分の限界をとっくに超えているのかもしれません。
それで、どうにかしてゆっくり自分のための時間を取りましょう。
リラックスできる時間や、寝る時間をたっぷりとるのも大切です。
睡眠は人間が精神的な疲れをいやすのに必要です。
特にうつ病と睡眠には深い関係があるといわれています。
元気な人も数日間睡眠が足りないだけで、イライラしたりうつの症状が表れることもあります。
それで、休む時間を確保して睡眠をたっぷり取りましょう。
生活リズムを整える
規則正しい生活をしていたのに、一回だけ徹夜しただけで生活リズムが崩れてしまい、うつ病を発症してしまう人もいます。
つまり、身体の状態は心の状態に大きく影響します。
それで、身体の調子を整えるために、まずは生活リズムを整える努力をしてみることもd来ます。
生活リズムの乱れを治すことが、うつ病治療において大事なことだとも言われているくらいです。
それで、健康的な食事を日に3回することや、毎日同じ時間に寝て起きることを心がけましょう。
体には体内時計というものがあって、一定のリズムで動いています。
それで、毎日の生活を規則正しいものにすると精神も安定してきます。
偏った食事は自律神経やホルモンのバランスを崩してしまうので、疲れているとしてもバランスの良い栄養のある食事を心がけ、そして、しっかりと眠りましょう。
周りの気持ちを考えてみる
もう人生を終わりにしてしまいたい、と思っているとしても、あなたの周りにはあなたの存在をとても大切にしている人がいることを忘れないでください。
そして、もし嫌なことがあった時にもできるなら、周りの人の気持ちにも注意を払うように心がけることができるかもしれません。
自分の重かったり、傷ついている気持ちにばかり注意が向いていると、どんどんと落ち込んでいしまったり、もっと嫌になってしまうことがあります。
でも、ちょっと周りに目を向けてみて、自分のことを想ってくれている人たちのことを考えてみてください。
自分がその人たちのために何ができるのかを考え行動すると、ちょっと積極的になれることがあります。
人のために何かをするのは、自分のためになります。
あなたがいることで救われたり、喜ぶ人がいることを自覚してください。
信頼できる人に話す
「死にたい」なんて言ったら、人はみんな自分を避けてしまうのではないか、とか心配させてしまうのではないか、と思って打ち明けられない人もいます。
でも、自分の気持ちを誰かに聞いてもらうことで救われることがあります。
それで、信頼できる人に打ち明けてみてください。
あなたのことを大切に思っていて、信頼できる人にです。
あなたの「死にたい」という気持ちは、心があなた自身に送っているSOSのサインです。
それで、そのSOSをあなた自身が無視しないで、誰かに助けを求めてください。
自分の気持ちを理解してもらったり、受け止めてくれたり、見方でいてくれる人が一人でもいることがわかると、それだけで心は救われたりします。
そして、話すことで気持ちを整理できたり、すっきりとして前に進めることもあるものです。
カウンセリングを受ける
もしかしたら、うつ病になっているかもしれません。
そのような時には、専門の医師の診断を受ける必要があるでしょう。
カウンセリングなどでは、あなたが「死にたい」とまで思っているその原因がはっきりとわかるかもしれません。
何が自分のなかで問題になっていて、どんな気持ちで、どんな対処法があるのか、ということを専門の人と一緒に考えることができます。
「死にたい」という気持ちが急に襲ってきて、自分でもどうしようもなくなる時があります。
その辛さを理解してくれる人に相談するとホッとするかもしれません。
カウンセリングは、説教ではありません。
話を聞いてくれて、そして共感し、理解してくれる人のところに行き、対処法を教えてもらうのです。
自分の気持ちを文章に書いてみる
自分の気持ちをノートなどに実際に書いてみると、落ち着くという人もいます。
心の声を実際に声に出すことが難しいとしても、紙には書くことができるかもしれません。
書いているときに涙がとめどなく流れることがありますが、書くことで自分の気持ちを吐き出すことができます。
誰でも言えないとしても、書くことで心から少し吐き出してすっきりすることもあります。
「もうヤダ」と人生に絶望したり、心が苦しくて苦しくてどうしようもない時も、書くだけでちょっと気持ちが整理できることもあります。
頭や感情だけでなく、文章にするというのは、自分にとっても今の現状を理解するのに役立つし、さらには客観的に自分を分析することもできます。
「自分は今、こんな気持ちなんだ」「こんなに辛いんだ」と客観的に見て、理解することだけで少し気持ちが落ち着くことができたりするのです。
叫ぶ
思いっきり叫ぶこともできます。
泣きじゃくりながら、おもいっきり叫んでみると、少し心の痛みが和らぐことがあります。
苦しいことや悲しいことがあっても、自分の感情を全部押し込めていたり、我慢していたりすると、もっと辛くなるかもしれません。
でも、感情を吐き出すことができるとスッキリするかもしれません。
泣く
涙を流すのは苦手、という人もいるかもしれません。
強くいなくちゃと思っていたり、泣いてしまっては負けになると思うこともあるかもしれません。
でも、泣くことは弱さではありません。
泣くことで人は悲しい感情を和らげることができるのです。
それで、泣きたい時には思い切り泣きましょう。
もし、人の目が気になるようなら車の中や人のいないところに移動して泣きましょう。
重度のうつ病になると、泣くことすらできなくなることがあります。
その状態でうつの治療をしても効果があまり出ないことも多いようで、まずは泣くことができるようにカウンセリングなどをするそうです。
だから、泣けるうちにいっぱい泣きましょう。
それは、ストレスを解消するための人間の大切な自然反応です。
安心できる場所を見つける
あなたにとって、ホッとできる居場所を見つけてください。
安心できる場所です。
「ここなら笑える」とか「ここなら自分でいられる気がする」と思えるような、気持ちが落ち着く場所を見つけられると、ストレスでどうしようもなくなった時にも逃げ場があることになります。
逃げ場があって、そこで気持ちをリセットしたり、頑張る力をもらえるなら、困難にも立ち向かえる勇気がもらえることでしょう。
いつもの場所がストレスに満ちていても、それとは関係のない場所を見つけるのです。
旅に出る
人生に疲れてしまったら、旅に出るのもいいかもしれません。
いつもの生活をしていると、どうしても現実から目を背けることができません。
それで、ストレスが蓄積しどうしようもなく辛い気持ちになることもあります。
そんな時には、現実からかけ離れた場所に身を置くことで、自分を守ってあげることもできます。
辛い現実とは関係のない別世界の中では、問題を客観的に見ることができたり、忘れることさえできるかもしれません。
そこで、これからの自分を考え自分の将来を見つめたり、気持ちをリセットするきっかけになるかもしれません。
有酸素運動をする
運動も、ストレスの緩和や気持ちを積極的にするのに効果的と言われています。
アメリカの医学部教授の研究では、抗うつ薬と有酸素運動には同じ程度の効果があるという報告があります。
それも、薬による副作用などは全くないので安心です。
それくらい、有酸素運動というのは私たちの気持ちを前向きにしてくれる作用があるのですね。
有酸素運動の中でも一番手軽なのは、ウォーキングでしょう。
太陽の陽を浴びることのできるともっと効果的です。
最初は負担にはならない程度で少しずつ始めることができるでしょう。
ほかにも家の中でもルームランナーやエアロバイクなどで運動ができます。
水泳もおすすめです。
運動をした後は、頭も心もすっきりとした、という経験をしたことのある方も多いと思いますが、有酸素運動は身体だけでなく心の健康にもとても効果的なんですね。
自分の長所を探す
「自分なんか愛されない」とか「自分には価値がない」と思ってしまうこともあるかもしれません。
「死にたい」「自分の存在を消したい」と思う人の多くは、自分を責めたり自分を愛せない傾向にあります。
自分の失敗とか弱点にとても敏感になってしまっているのかもしれません。
でも、人はどんなにすごい人でも完璧にはなれないことを覚えておきましょう。
だれだって、長所もあれば弱点もあります。
つまり、あなたにもたくさんの長所や愛されるところがあるのです。
それで、自分の長所やできたことを探し、それを自分でまず認めてあげてください。
頑張っていること、できていること、そしてたくさんの長所があるはずです。
そして、それに気づいてくれたり、認めてくれている人もきっとどこかにいることでしょう。
嫌なことの後に楽しい、嬉しいと思える行動をする
嫌だと思うことのあとには、自分にご褒美をあげましょう。
自分の好きなこと、うれしい、楽しいと思えることを用意しておくのです。
そうすることで、意欲がもてるかもしれません。
嫌なことだけで構成される一日では、やっぱり人生がいやになってしまいます。
それで、嫌なことだけで終わらせるのではなく、一つでも小さなことでも自分にとってのご褒美や楽しいと思える行動をして、一日にちょっとした幸せをプラスしましょう。
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