Photographer: Jason Alden

ラトビアのABLV銀行、北朝鮮疑惑でも免許取り消しを予想せず

  • 米当局、ミサイルプログラムに関係する団体の取引に関与したと指摘
  • ECB、ABLV銀の支払いについて一時的なモラトリアムを宣言

北朝鮮の取引に関与したと米当局から指摘されたラトビア3位の金融機関ABLV銀行は、当局から支払い処理を停止させられたが、欧州中央銀行(ECB)による免許取り消しは予想していないとの見解を示した。

  ABLV銀の広報担当アルトゥルス・エグリティス氏は19日にリガで開いた記者会見の際に、同行はECBの認可を維持できると「確実に」予想しているとコメント。エルネスツ・ベルニス会長兼共同オーナーは、ABLV銀は「中傷キャンペーン」の被害者だと述べ、警察の捜査を要請した。

  ECBは19日早く、米国の調査をきっかけに預金引き出しが相次ぐABLV銀による全ての通貨での支払いについて一時的なモラトリアムを宣言した。米当局はABLVが北朝鮮の弾道ミサイルプログラムに関係するとされる団体のための取引処理を助けたとして、米金融システムへのアクセスを禁止した。同行は疑惑を否定している。

原題:Latvia Bank Accused of North Korea Links Expects to Keep License(抜粋)

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