千葉県印西市の住宅で17日夕、焼け跡から1人の遺体が見つかる火災があり、県警は19日、殺人と現住建造物等放火の疑いで、いずれも職業不詳の仲内隼矢容疑者(20)=東京都墨田区東墨田3=ら男女3人と、東京都の少女(16)を逮捕した。
男女3人のうち他に逮捕したのは印西市草深1、金崎大雅容疑者(20)、住所不定、菅野弥久容疑者(20)。県警は18日、印西署に捜査本部を設置した。4人の認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は共謀して、17日、印西市竜腹寺489の木造プレハブ平屋建ての住宅に火を付け、1人を殺害した疑い。
捜査本部によると、住宅で一人暮らしをしていた無職海老原よし子さん(55)の行方が分からなくなっており、遺体を司法解剖するなどして、死因や身元確認を急ぐ。出火当時、4人とも現場におり、一部は海老原さんと面識があったとみられる。
火災は17日午後4時すぎに発生。約2時間半後に鎮火したが、住宅約50平方メートルが全焼した。
4人は友人で、静岡県富士市の道の駅に駐車中の車にいたところを千葉県警の捜査員が発見、逮捕した。〔共同〕