Photographer: Akos Stiller/Bloomberg

仮想通貨絡みの資産取得発表の3社、米SECが株取引を一時停止

  • 短期的な株価押し上げ狙う企業に注意するよう投資家に促す-SEC
  • 3社の経営トップ、虚偽発表は一切ないと主張-SECに情報提供へ

米証券取引委員会(SEC)は16日、仮想通貨とブロックチェーン技術に関連する資産を取得したと発表した3社の株式売買を停止した。3社の事業運営と資産価値に疑問があるという。

  SECの声明によれば、チェルビム・インタレスツPDXパートナーズ、ビクチュラ・コンストラクション・グループはプライベートエクイティ(PE、未公開株)投資家の子会社から資産を取得したとする同様のプレスリリースを公表した。チェルビムは新規仮想通貨公開(ICO)計画も発表したとSECは説明した。

  売買停止発表に際しSECは、ブロックチェーン技術に関与していると強調することで短期的な株価押し上げを図っている可能性がある企業に注意するよう投資家にあらためて呼び掛けた。

  取引停止となった3社の経営トップを務めるパトリック・ジョンソン氏は電話インタビューで、「16日午前に3月2日までの売買停止の確認を受け取った。公表事項での虚偽は一切ない」と述べた。売買停止措置に驚いており、SECが必要とする情報を提供するとも語った。

原題:Trading of Three Crypto-Linked Firms Suspended by Wary SEC (1)(抜粋)

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