FXのチャートを徹底解説!見方と分析法・おすすめを紹介
- 投稿日: 2017/07/18
- 更新日: 2018/02/13
為替相場の動きを読み取る上で、チャートほど役立つものはないでしょう。しかし、その正しい見方と分析方法がわかっていないと、効果的に利用することはできません。見方や分析法を押さえ、チャートを使いこなしましょう。
FXのリアルタイムチャート
FXのチャートは、為替相場の動きを知る上で重要な手がかかりになります。
チャートを見れば、為替相場は今どこに向かっているのかという、投資をする上で重要な情報を一目見ただけで手に入れることができます。チャートの見方を学ぶ前に、まずは様々なチャートを実際に見てみましょう。
米ドル/円のチャート
FXで取引をするにあたり、もっともオーソドックスな通貨ペアといえば米ドル/円です。トレーダーのなかにはユーロやポンドの方が得意という人もいますが、米ドルはすべての為替相場の変動に影響を与えるだけの力を持つ、抑えておかなくてはならない通貨です。
米ドルが動くとほかの通貨も動くので、常に動向をチェックし、その特徴や傾向についてしっかり把握する必要があります。
米ドルは世界最大の基軸通貨であり、取引量は世界で最大規模を誇ります。まさに国際為替市場の主役と呼んでよい存在です。経済において、世界は米ドルを中心に動いていると言っても過言ではないでしょう。そのためアメリカが発表する重要経済指標の影響力は国内のみに留まらず、他の通貨にも影響を与えます。
特に、アメリカの失業率やFOMC政策金利発表などの最重要経済指標が発表される日は為替相場が荒れやすく、知らずに投資をすると荒波に揉まれて大損害を被る恐れがあります。
このように影響力のある米ドルは円に対してどのような動きを見せるのでしょうか?米ドル/円は流動性が高いため、ほかの通貨ペアと比べて大きく動く傾向があります。
そのなかでも東京市場がオープンした当初の9時から11時、ニューヨーク市場が始まる22時から2時、夏時間なら21時から1時にかけて大きく動くといった特徴があります。
さらに、米ドルはユーロとも強い関係性があるため、15時から16時頃の欧州勢が市場に参加する時間帯にもユーロの動きに合わせてチャートに動きがでることがあります。
東京市場がオープンする時間帯は10pipsから30pipsほどの動きになることが多いですが、欧州や米国の市場が動き出す時間帯になるとそれ以上の大きな変動が起こることもあります。大きな変動を狙ってエントリーをするのであれば、欧州勢が動きだすまで様子見した方がよいでしょう。
時間帯については「FXの取引時間はいつからいつまで?/会社ごとの取引時間を詳細解説」で詳しく紹介しています。
米ドル/円は一週間にわたって大きく動き続ける傾向があります。しかし、金曜日になるとほかの市場が閑散とするため、動きが鈍くなりがちです。
米国の失業率が発表されるなど、重要経済指標がある日を除き、金曜日は相場の動きが停滞気味になるため注意が必要です。
豪ドル/円のチャート
豪ドル/円といえばスワップが高いことで知られている通貨です。資源が豊富なオーストラリアは他国に比べて金利が高く、加えて先進国ならではの安定性があるため、スワップ目的で投資するトレーダーが多くいます。
オーストラリアは資源輸出国であるため、鉄鉱石や石炭などの資源の価格が変動すると、豪ドル/円の為替相場も合わせて動きやすくなります。さらに、近年は中国とも関係が強いため、中国の経済動向が豪ドル/円相場に影響を与えることもあります。
豪ドル/円相場はシドニー市場がオープンする午前7時、夏時間なら午前6時頃から値動きが活発化する傾向があります。ちなみに、オセアニアの夏時間は北半球とは別で、日本が冬の季節に夏時間になる点に注意が必要です。
豪ドル/円は午前中に大きく動く傾向がある一方で、昼はひと段落するため、あまり動かなくなるといった特徴があります。しかし、欧州市場やニューヨーク市場が活発化し始める時間帯になると、再び相場が変動しやすくなります。
英ポンド/円のチャート
英ポンド/円はFXの世界では相場が荒いことで有名です。他のチャートと比べて為替相場は大きく変動しやすく、スキャルピングなどの短期売買でトレードをする投資家から人気のある通貨ペアです。
英ポンドは取引量こそ米ドルや円よりも劣るものの、流動性が高く、特にロンドン市場がオープンする時間帯の値動きはとても激しいです。
特に重要な経済指標がないような日であっても高騰や急落を繰り返すことが多く、上昇トレンドに乗っていたかと思ったら一転、いきなり急落し、大損した投資家が数多くいることでしょう。
英ポンドはロンドン市場がオープンする17時、夏時間なら16時から大きく動き始め、市場が終わる午前2時、夏時間なら午前1時まで激しく変動し続ける傾向があります。
ただ、ここ数年はEU離脱などの影響があり、予期せぬタイミングで高騰や急落をすることがあります。相場が荒いということは、一回あたりに得られる利益も大きくなる一方で、損失も拡大しやすいです。そのため英ポンド/円は上級者でも扱いが難しい通貨ペアといえます。
初心者が何も知らずに投資をすると、突然の高騰や急落により短い時間で大損するリスクがあります。英ポンド/円で取引をする予定があるのであれば、チャートの動きをしっかり勉強し、英ポンド/円相場の特徴を把握しておきましょう。
チャートの見方については「FXチャートの見方/基本からテクニカル指標までを詳細解説」で詳しくご紹介しています。
またチャートのパターンについては、「FXのチャートパターン22種類を紹介/予測で注意すべきダマシとは」で解説していますので併せて参考にしてください。
FXのチャートを見るために必要な知識
不規則に動き続ける為替相場において、チャートの情報を正しく分析するには知識が必要になります。縦軸と横軸は何を意味しているのか、ローソクの色の違いは何を意味しているのか、テクニカル指標を使うと何がわかるのかなど、覚えておくべき知識は多くあります。
チャートを見ることで、為替相場が右に進行するごとに上下にレートが揺れ動くことは見て取れるでしょう。ではどのタイミングでエントリーし、どのタイミングで決済をすればよいのでしょうか。
FXを始めるにあたり必要な知識を身に着けておくと、チャートの動きが何を意味しているのかがわかるようになります。そのような知識は、FXで利益を出す上で欠かせないベーシックなものです。
チャート分析の基本「ローソク足」
FXのチャートの見方を覚える上で、真っ先に覚えた方がよい知識といえばローソク足でしょう。ローソク足はFXに限らず株などの値動きでも利用されています。ローソクのような形をしていることからこのように呼ばれます。
ローソク足は、特定の期間における始値と終値、高値と安値が一目見ただけですぐにわかる優れた図表です。さらに、ローソク足の色を見ることで、このローソク足の終値は始値よりも高い陽線になるのか、それとも始値よりも低い陰線になるのかがわかります。
たとえば始値が1ドル100円だったとして、その後の終値が1ドル101円だった場合、ローソクは陽線となり、1ドル100円から1ドル101円までの空間を埋めるようにローソクの図表が形成されます。
さらに、この時間内の高値が1ドル102円だった場合、ローソクの上辺からヒゲのようなものが上に伸び、1ドル102円の高さで停止した状態になります。一方で、安値が1ドル99円だった場合、ローソクの底辺からヒゲが下に伸び、1ドル99円の辺りで停止します。
この状態のローソク足を見ることで、この相場は1時間で1ドル100円から101円まで上昇し、途中1ドル99円に下落する一方で、1ドル101円にまで急騰したという事実がローソク足を見ただけで判明します。
FXのチャートにはその時の値動きに合わせて波線が形成されることもあれば、このローソク足が連続で発生し、それらがチャートを形成していることもあります。FX会社の大部分のチャートはローソク足の手法を採用しチャートを作成しています。
そのためローソク足の見方がわからないと、チャートから正しい情報を得ることはできません。一度ローソク足の見方がわかると、過去の値動きを分析し、現在の値動きは上昇しているのか、それとも下降しているのかといった動向が把握しやすくなります。
ローソク足については「FXのローソク足とは?基本とチャートの見方・酒田五法を解説」で詳細をご確認いただけます。
未来の値動きを予測する「移動平均」と「トレンド」
もしも未来の値動きがわかったら、FXで容易に利益を出すことができるでしょう。しかし、もちろん正確な未来など誰にもわからないため予測する必要があります。
確実な予想は不可能ですが、過去の値動きから未来の値動きをある程度予測することができます。移動平均を見て現在のトレンドを把握すると、一見すると不規則に動くように見える為替相場の動きをある程度は予測できるようになります。
移動平均とは過去の時系列のデータを平滑化する手法のことです。わかりやすくいえば、過去の相場の平均を表すデータです。
たとえば、為替相場が1ドル100円から110円へ上昇した後、105円へ下落、その次に111円に上昇したとします。この場合、一見すると相場は上下に変動し、上昇トレンドにあるのか、もしくは下落トレンドにあるのかわかりません。
それに対し平均値のデータを取ると流れが見えます。たとえば1ドル100円から110円の平均値は105円、110円と105円の平均値は107.5円、105円と111円の平均値は108円となります。
この平均値を並べると、1ドルに対して105円、107.5円、108円となり、だんだん相場が上昇していることが見て取れます。
この移動平均の過去の値動きを参考にすることで、現在のトレンドが一体どこに向かっているのかを読み取ることが可能です。
トレンドとは為替相場における流れのようなものです。為替相場にはその時々の流行が存在します。たとえば円が高くなりやすい時期や、米ドルが高くなりやすい時期、ユーロが値上がりしやすい時期やポンドが値上がりしやすい時期など、その時々のトレンドによって為替相場は上昇し、そして下落します。
移動平均が下から上へと向かっているとすると、為替相場全体の動きが上昇トレンドに入っていると見ることができます。相場というのは常に上下に運動し、一見するとトレンドはわかり辛いです。しかし、為替相場の平均値が下へと向かっていることがわかれば、相場全体のトレンドは下に向かっていると判断することができます。
移動平均を使った予測はあくまでも予測にすぎません。移動平均の示すとおりに相場が動くとは限らないことを、肝に銘じましょう。
移動平均は「FXの移動平均線の見方と注意点/テクニカル分析がしやすいFX会社」、トレンドは「FXのトレンドの見方と分析方法/トレンドを見つけるための指標」でより詳しく解説しています。
値動きの幅を示す「ボリンジャーバンド」
ボリンジャーバンドはテクニカル指標の一つで、FX以外にも株など様々な投資のチャートで活用できるテクニックです。ボリンジャーバンドの見方がわかると、現在のトレンドの強弱がわかるだけでなく、エントリーやロスカットのタイミングを測ることができます。
ボリンジャーバンドがチャート上に表示されると、全部で5本のラインが表示されます。中央のラインが中心線となり、それより上、もしくは下にあるラインは±1σ、さらに上、もしくは下にあるラインは±2σと呼びます。チャートによっては6本目、7本目の ±3σのラインが表示されることもあります。
ボリンジャーバンドは、ローソク足が+σよりも上に行くと買われ過ぎ、-σよりも下にいくと売られ過ぎを意味します。
相場は売買され過ぎるとやがて平均値へとおさまるように動く性質があります。σの数字が高くなるほど、その売買され過ぎたときの為替相場が元に収まる確率が高くなります。
1σならば収まる確率は68%であり、2σならば95%の確率で収まるとされています。学生時代に習う正規分布の考え方です。そのためローソク足がボリンジャーバンドの+2σを超えたら売りで決済、-2σを超えたら買いで決済するという活用法が一般的です。
ただし、あくまでこれは可能性に過ぎません。たとえ±2σを超えたとしても、さらにそのまま為替相場がトレンドの方向に進むこともあります。±1σは確率が低く、うまくいかないことが多いため、利食いの目安とするなら±2σからの方がよいでしょう。
ボリンジャーバンドをさらに学びたい方は「FXボリンジャーバンドの使い方/覚えておくべき3つのパターン」をご覧ください。
5つの線で分析する「一目均衡表」
一目均衡表は、日本人が作ったことテクニカル分析として有名です。一目均衡表の最大の特徴といえば、チャート上に出現する雲の存在でしょう。
一目均衡表には基準線、転換線、先行スパン1、先行スパン2、遅行スパンと呼ばれる計5つのラインが存在します。
相場の中期的な流れを示すラインが基準線、短期的な為替の動きを示すラインが転換線、基準線と転換線の中心を先行させたラインが先行スパン1、過去の最高値と最安値の中心を先行させたラインが先行スパン2、現行の為替の終値を過去に表示させたラインが遅行線です。
先行スパン1と先行スパン2の間に発生した空間が雲であり、一目均衡表の最大の特徴でもあります。
ほかのテクニカル指標と違い、一目均衡表はシグナルが複数存在します。たとえば買いのシグナルの場合、転換線が基準線を下から上へと抜けたときと、遅行スパンがローソク足を下から上へと抜けたとき、そしてローソク足が雲を下から上へと抜けたときと、計3つのシグナルが存在します。
このような3つのシグナルが同時に発生した時のことを三役好転と呼び、買いのトレンドが強くなっている兆候です。これらのシグナルがすべて逆に向いた時は売りのシグナルで、三役逆転と呼びます。
シグナルが一つだけだと思ったよりもトレンドが強くなく、エントリーしてもすぐに相場が転換して損失が発生することがあります。3つのシグナルが出るまで辛抱強く待つことで、より確度の高いシグナルだけを合図にエントリーできるようになる、といったメリットが一目均衡表にはあります。
移動平均やボリンジャーバンド、一目均衡表などの指標を使って為替相場の動きを分析することをテクニカル分析と呼びます。
それぞれの分析手法には強みと弱みがあります。複数を使いこなすことで、相場のトレンドをより高い確度で予測することが可能です。
FXのチャートのローソク足に、テクニカル分析の指標が組み合わさることで、トレンドやエントリー、決済のタイミングまで々な役立つ情報を手に入れることができます。
ただし、これらの分析手法はどれも万全ではありません。どのテクニックも重要ですが、確実に相場を予測することはできません。
そのためあくまで参考程度にとどめ、テクニックを過信しないことが重要です。
チャートを使ったテクニカル分析については「FXテクニカル分析の指標/チャートが使いやすいおすすめの会社」、チャートの分析方法は「FXのチャート分析法/テクニカル分析の方法と種類を詳細解説」で詳しく解説しています。
FXのチャートを見る上での注意点
繰り返しになりますが、チャートを見てトレンドを把握し、その流れに乗ってエントリーをしたからといって、必ずしも読み通りに相場が動くとは限りません。
この章ではチャートで分析する際の注意点について、詳しく紹介します。
売買サインの逆方向に相場が動く「ダマシ」
FXの為替相場はトレーダーをだますことがあります。そのような現象を「ダマシ」と呼びます。
たとえば、テクニカル分析で買いのシグナルが出たとしてます。普通なら、そのシグナルに従って買いでエントリーをすれば、相場は上昇し、そのまま為替差益を得ることができるでしょう。
しかし、もしもそのシグナルがダマシであった場合、相場は上昇するどころか反転し、下落することになります。買いでエントリーをしているため、下落すれば損失が発生してしまいます。
このようなダマシと呼ばれる現象はどのような通貨ペアであっても発生しますので、米ドルなら安心、英ポンドならば問題ないということはありません。FXのチャートを分析して取引をする際は、ダマシが発生したときにすぐに損切りをするような心がけが必要です。
チャートのパターンとダマシについては「FXのチャートパターン22種類を紹介/予測で注意すべきダマシとは」をご覧ください。
相場はトレンドだけでなく経済的要因でも動く
為替相場はどんな理由で動くのでしょうか。為替相場は本来、お金の流れによって動きます。
たとえば、トレーダーの多くが円を買おうというトレンドが発生すれば、世界中の投資家が円を買い、そして円高というトレンドが形成されます。
こういった世の中のトレンドの力というのは非常に強大ですが、ちょっとした契機で方向を変えてしまいます。相場は投資家の心理やトレンドだけで動いているわけではなく、様々な経済的要因でも変動するためです。
相場が動く要因として、まず米国やEU、そして日本などの各国の政策金利や、その国の経済に関わる重要経済指標、貿易収支などが挙げられます。
特に米国の失業率が発表されるタイミングは米ドルのみならず、ほかの為替相場も荒れやすくなります。また米国やEU、英国、オーストラリア、日本などの通貨政策に関わる発表がされると、為替相場は今までのトレンドを無視するかのような大きな変動をすることもあります。
経済指標以外にもテロや紛争、大災害など、経済を揺るがしかねないニュースが発表されると相場は今までとは異なる動きします。たとえば2008年のリーマンショックは世界的な信用不安や劇的な円高を引き起こす契機となりました。
このような各国の経済指標を参考に今後の相場の動きを分析し、予測を立てることをファンダメンタルズ分析と呼びます。
ファンダメンタルズ分析については「FXでチェックするべき指標とは?重要指標と分析法を徹底解説」で紹介しています。
テクニカル分析は現在のトレンドを読むことに長けた分析方法です。しかし、テクニカル分析だけではこうした経済的要因の動きをキャッチアップできません。そのためテクニカル分析のみならず、ファンダメンタルズ分析もしっかり学ぶ必要があります。
特に重要な経済指標が発表される日は相場が荒れやすいので、何時何分に指標が発表されるのか、経済指標のカレンダーを細かくチェックした方がよいでしょう。
チャートを正しく見られるか不安ならまずはデモトレードから
チャートを見ながら取引のタイミングをうかがう分析には経験が求められます。初めてで不安があれば、まずはデモトレードでリスクフリーの取引をしてみましょう。
デモトレードとは、簡単にいえばFXのゲームをするようなものです。実際のお金を使わずに取引の練習をすることができるため、注文の仕方やテクニカル分析の使い方を、実践さながらに無料で勉強をすることができます。
為替相場というのは緩慢に動く時もあれば、スピーディに高騰、下落することがあります。そういった相場特有の動きや、テクニカル分析でシグナルが出た時の対処法などをデモトレードで学ぶことで、しっかりとトレードの感覚を身をもって知ってから本番に挑むことができます。
デモトレードは多くのFX会社が無料で提供しています。これからFXを始める初心者にはおすすめのツールです。
デモトレードを始めたい場合、「FXのデモトレードを始める前の知識/チェックすべき5つのポイント」でチェックすべきポイントを押えてから探すのがおすすめです。
見やすい・使いやすいチャートを提供しているFX会社
国内には複数のFX会社が存在しており、それぞれ独自のサービスを提供しています。FX会社のなかには、キャンペーンに力を入れている会社から、チャートに力を入れている会社など、それぞれ特色が異なります。
それぞれの特徴を知り比較をすることで、自分の取引スタイルに向いているFX会社を見つけられるでしょう。
DMM.com証券
※引用:DMM FX ADVANCE
DMMのチャートは、トレンド系からオシレーター系まで幅広く、様々なタイプのテクニカル指標を用意しています。GMMAなどトレンドが読みやすい機能が充実しているのも特徴のひとつです。
DMMでは、チャート上にテクニカル指標のみならず、株価指数や金などの値動きのラインも表示することができます。
米ドルや円などの為替相場は株価指数や金の動きとも連動します。これらの動きを一つのチャート上で一度にチェックできると、いちいち株価指数を確認するなどの手間が省けるためとても便利です。
アプリをインストールすることでスマホでも快適に取引ができるという強みがDMMにはあります。スマホを操作するだけで、外出先であってもテクニカル分析をしながらFXの取引ができるます。そのためPCを開けない環境であっても取引のチャンスを逃すことなく、取引することができます。
DMMは初心者のみならず、上級者にもおすすめできるFX会社です。
外為どっとコム
※引用:米ドル/円チャート60分足│FXを始めるなら外為どっとコム
外為どっとコムは多機能なチャートのサービスを提供しています。
ローソク足の種類が多く、特に5分足と15分足の中間にあたる10分足のチャートはほかのFX会社にはあまり見られない、外為どっとコムの特徴のひとつです。短期取引が得意な人に重宝されるでしょう。
テクニカル分析に使用できるチャートの種類も豊富です。単純移動平均線からボリンジャーバンド、一目均衡表と基本的なトレンド系のチャートはもちろん、パラボリックやエンベロープなども揃っています。
ほかにもオシレーター系のチャートしてMACDやRSI、ストキャスティクス、乖離率、サイコロジカルライン、RCI、ウィリアムズ%Rなど、役立つチャートが揃っています。
また外為どっとコムはチャート上にコメントを表示させることができます。 相場が動いたときにどのような経済指標の発表があったのかチャート上にコメントすることで、後から振り返ることができ便利です。
みんなの外為
※引用:高機能チャート | みんなの外為(FX)
みんなの外為は会員でなくとも使えるサービスが多く、FX高機能チャートも無料で誰でも使えるサービスの一つです。
高機能チャートで表示できる通貨は米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、円、フラン、南アフリカランド、香港ドル、シンガポールドルと種類が多く、主要な通貨ペアが網羅されています。
設定を変更することで、テクニカル指標なら移動平均線から一目均衡表、ボリンジャーバンド、エンベロープ、パラボリック、RSI、RCI、ストキャスティクス、移動平均乖離率、サイコロジカルライン、ヒストリカルボラティリティ、DMI、MACD、モメンタム、ROCなどの様々なテクニカル指標をチャート上に表示させることが可能です。
何よりよいのは、ひとつのチャート上に移動平均線のみならず、ボリンジャーバンドや一目均衡表などの、同じトレンド系のテクニカル指標を同時に表示させることができる点でしょう。
FX会社が用意するチャートでは一つのチャートに表示できるテクニカル指標は一つまでであることが多く、同時表示できてもトレンド系とオシレーター系をそれぞれ一つずつ表示させる程度です。
しかし、高機能チャートの場合、トレンド系の指標も同時表示が可能なため、一目均衡表のシグナルをチェックしながら同時にボリンジャーバンドのシグナルもチェックするなど、それぞれのテクニカル分析を応用した手法を採用することも可能です。
トレンド系のテクニカル指標を同時表示させることで、より自信をもってエントリーすることができるようになるでしょう。
それらのサービスがネットに接続するだけで利用できるみんなの外為は、ぜひ使っておきたい会社です。
まとめ
テクニカル分析を活用することで、FXのチャートはより見やすく、そして今後のトレンドが予測しやすくなります。しかし、時に相場はトレンドよりも経済指標を優先し、今までの流れを無視した動きをすることがあります。
あくまでもチャートを分析する予測は参考程度と考え、必ず分析どおりに相場が動くとは限らないことをしっかり理解しておきましょう。
チャートとうまく付き合えるようになることで、FXトレーダーとしてステップアップすることにこの記事をご活用いただければ幸いです。