マストドンつまみ食い日記:テルグ語バグのせいでmstdn.jpでクラッシュし続けた話

» 2018年02月18日 22時33分 公開
[松尾公也ITmedia]

 インドで使われているテルグ語という言語の一部の文字をiOS、macOS、watchOSで表示させるとアプリがクラッシュするというバグが発見された。2日前からこのバグが広まり、遭遇したユーザーも多い。筆者もそのバグに悩まされた。けっこう厄介なので、その経緯を報告しておきたい。

 筆者がこの文字列に出会ったのは、MacのSafariを使い、マストドンリアルタイム検索で「テルグ文字」で検索したとき。その検索結果にその文字列が表示されていても特に問題は起きなかったのだが、検索結果からその文字列を本文に使っているmstdn.jpユーザーのトゥートにアクセスするとSafariがクラッシュ。その画面がアプリ起動後も表示され続けるため、起動してはクラッシュという永久ループに陥った。

 Safariのキャッシュクリアをし、インターネット接続を切ったりしてみたが、それでも起動時クラッシュは続く。問題を修正したアップデートはいつになるかまだ分からない。

 試行錯誤したあげくとった解決策はこれだ。Safariの起動時にShiftキーを押してみると、最初に読み込むタブがトップサイトのサムネール表示になるため、問題サイトへのアクセスを回避できる。これでようやくテルグ語バグから解放された。

 mstdn.jpでは問題の文字列を意図的に投稿しているユーザーをサイレンス処理にしているが、投稿者は当該文字列を削除していないため、他のサイトから直接アクセスすると見えてしまう。悪意のあるユーザーの行動はなかなか制御できないものなので、早期の対応を望みたいが、とりあえずMacのSafariならばこういう回避方法があった。

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