Kyoko Shimbun 2018.02.19 News

マキャベリ中、算数入試で全問「解答不能」 「角の三等分線」など これは嘘ニュースです

マキャベリ中が行った入試問題・算数(一部抜粋)
 私立マキャベリ高等学校中学部(東京都八王子市)で18日に行われた算数の入試問題で、出題された8問全てが答えの出せない「解答不能」だったことがわかった。入試課では「意図的な設問であり、出題ミスではない」と説明している。

 18日に行われた算数は666人が受験した。計算問題では数を0で割る「ゼロ除算」が出題されたほか、図形問題では定規とコンパスのみで任意の角を三等分する線分や、内角の和が230度になる三角形を作図する問題、文章問題では鶴と亀の数がどちらも小数になるつるかめ算など計8問が出題された。これらの設問は全て小学校の履修範囲で答えを出すことができない。

 マキャベリ中では、試験後に模範解答を公開。全問「解なし」または「不適」を正答とした。受験した児童によると1問も解けず、試験中に泣き出した児童もいたという。

 解答の公開後、保護者や学習塾から抗議が殺到。しかし同校は「問題に対して正しい答えが必ずあるという子どもじみた思い込みを捨てるべきだ」と出題の意図を説明して反論し、出題ミスではないとした。

 ただし、解答欄が空欄の場合でも正解として認めたことから、算数の平均点は90点を超える見込み。また、数学的に不可能とされている角の三等分線の作図に成功した児童が1人いたことから、現在採点作業を中断して、国際数学連合と合同で確認に当たっている。検証作業に時間を要するため、合格発表は9月までずれ込む可能性があるという。

新しいアプリで記事を読む

App Storeからダウンロード Google Playからダウンロード

虚構新聞友の会

本紙友の会へ入会すると、会員専用掲示板に書き込みができます。

おすすめリンク

<BOOK>解ければ天才!算数100の難問・奇問―たかが算数されど算数

 この本に収められている問題のほとんどは中学入試に出たもので、小学校で習った知識だけで解けるハズのものばかりです。では、中学生以上の人なら解けるかというと……そう簡単にはいきません。どのように考えればよいのか途方に暮れるような難問、パズルの本そのままというような奇問、アッと驚く見事な答えが用意されている名問などなど、たかが算数とバカにしてかかるとひどい目にあうような問題ばかりです。
 100問全部を難なく解ければ、あなたは天才(に近い)と、著者もブルーバックス編集部も保証します。

社主ピックアップ

ハクメイとミコチ
ハクメイとミコチ。緑深き森で暮らしている、小さなふたりの女の子。木の洞(うろ)に家を造ったり、葉っぱを傘にしたり、昆虫や鳥の背に乗ったり……身長9センチメートルなら、そんな事も出来るのです。そーっと覗いてみませんか? 穏やかで愉快で、とびきり愛らしいその生活を。
大正処女御伽話
時は大正――。事故がもとで母と右手の自由、父の期待を失い田舎に養生という名目で家を追われた青年・珠彦。世の中の全てに嫌気がさし、引き籠もりの厭世家となり果てていた珠彦のもとに、夕月という少女がやってきた。彼女は父が珠彦の世話をさせるため買ってきた嫁で…。

社会

人気記事ランキング

今月の一冊

アメとハレの風の旅

この世界には不思議な能力を持つ人たちがいます。絶え間なく雨を降らせてしまう人。晴れた空しかもたらさない人…。もしかしたら、ほかにも……?不思議な力を持ったアメちゃん・ハレくんとおとものミズタマが世界を旅をして様々な人と出会っていきます。彼らの旅の行方を優しい筆先で描く、正統派冒険ファンタジーの始まりです。

「今月の一冊」バックナンバー

虚構新聞社のRSS/SNS

虚構新聞のウェブサービス

虚構新聞社の本

注目コンテンツ