2018-02-18

能力の割に自信のある奴が嫌い

でも、そうやって生きられたら今よりもずっと楽しい人生なんだろうな、と思う。



世の中には、能力の割に自信だけはある人がいる。

同じことをやらせたら絶対に私の方が上なのに、何故か皆すごく自信満々なのだ

その人には他に誇れるところがあるとか、優れているところがあるという議論は置いておくとして、私はああいう人たちが心底嫌いだ。

嫌いというか、「頭がおかしいんじゃないか」とさえ思う。

でも時々、彼らをとても羨ましく感じることがある。



彼らの自信は、たぶん「絶対評価なのだろうと思う。

全てが全てという訳ではないのかもしれないが、凹んだ時に立ち直る為の自信の源は、全て自分の中で完結したものなのだろう。



私のように、何かができるようになったとしても「もっと上手い人はいから失敗だった」なんて考えないのかもしれない。

比べるのは他人ではなく過去自分で、それよりも上手くなったか成功だ、で終わるのかもしれない。



私も私の周りも、実力の割に自信がない人は日頃他人との比較をしがちだと感じる。

誰々より可愛いだとか、誰々より学歴は上だとか、自分を見る時も他人を見る時も常に「その人ではない誰か」が基準である



冒頭で言った「何かをやらせたら絶対に私の方が上」というのも、まさにその通りだ。

まれてこの方自信などない私は、ふと気がつくと自分他人他人他人比較して評価を下している。



自信の評価基準を外部に求めるというのは、たぶんあまり得策ではないのだろう。

世の中には自分より何もかも上手くやれる人がいる。上を見たらキリが無い。

世間の人々を基準にすると、「成功」のハードルも「満足」のハードルもぐんと上がる。



でも今までそうして生きてきたから、自分の中には「他人比較して上だという自信」しかない。

しかしその基準である他人」を超える人は、掃いて捨てるほどいるから、結果として自信は全く身につかない。

今更絶対評価の自信を身につけるやり方も分からない。



から私は、自分に自信のある人が嫌いだし、理解できない。

でも、本当はその図々しさが心底羨ましいのである

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