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伊賀鉄道四十九駅、3月17日に開業

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 伊賀鉄道伊賀線の「四十九(しじゅく)駅」(伊賀市四十九町)が三月十七日に開業する。併せてダイヤ変更し、伊賀上野駅-伊賀神戸駅間(一六・六キロ)の直通列車を約一・五倍に増やし、利便性向上を図った。待ち合わせ時間調整で主要駅間の所要時間はほとんど変わらない。十七日は始発に合わせて四十九駅で出発式がある。開業記念入場券も発売する予定。

 市や伊賀鉄道によると、四十九駅は桑町駅-猪田道駅間(桑町から〇・七キロ、猪田道から一・五キロ)に位置する。屋根付きホーム(長さ四十七メートル)で、ベンチの待合スペースが二カ所ある。バリアフリー対応のスロープも付く。街灯には手裏剣のデザインを施した。普通運賃は伊賀上野駅までが三百円、伊賀神戸駅までが三百六十円。

 新駅はイオンタウン伊賀上野の裏に隣接し、来年一月に移転する市新庁舎まで徒歩七分(直線距離は約五百メートル)。周辺に伊賀署や上野総合市民病院もある。一日の乗降客は四百十二人を見込む(新庁舎完成後)。これは全十五駅のうち四番目。

 直通列車は平日下り十五本(現行九本)、上り十四本(同十本)。土休日は下り十四本(現行十一本)、上り十三本(同十本)にそれぞれ増える。それ以外は市街地の上野市駅での乗り継ぎが必要。

3月17日に開業予定の伊賀鉄道伊賀線の四十九駅=伊賀市四十九町で

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 近鉄やJR西日本との接続駅の待ち時間を考慮し、同様に三月に変更される両社のダイヤ改正に合わせて伊賀線も始発、最終列車含めて時刻調整した。

 上野市駅-伊賀神戸駅(最速二十五分)などの所要時間は行き違い駅での時間調整で、変わらないという。

 運転本数は、伊賀上野駅-上野市駅間が平日二十三往復、土休日二十二往復、上野市駅-伊賀神戸駅間が平日三十五往復、土休日三十四往復。いずれも現行と変更なし。

 伊賀線は二〇一七年四月から鉄道施設と車両を市が所有し、第三セクターの伊賀鉄道が運行する「公有民営方式」に移行している。四十九駅は、地元の要望を受けて市地域公共交通活性化再生協議会(市などでつくる)が総事業費二億四千六百万円で整備した。かつて同名の駅は別の場所にあったが一九六九年に廃止になった。

 (沢田一朗)

 

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