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スポーツ観戦の醍醐味はやっぱり大画面!

Jリーグ開幕前におさらい!大画面テレビで始める「DAZN(ダゾーン)」ガイド

サッカーJリーグの2018シーズン「明治安田生命Jリーグ」の開幕が2月23日に迫り、J1/J2/J3のリーグ全試合をライブストリーミング配信するスポーツ専門動画配信サービス「DAZN(ダゾーン)」に改めて注目が集まっている。

DAZN(ダゾーン)

DAZNは、国内外130種類以上のスポーツコンテンツをライブ、見逃し配信で提供するスポーツ専門の動画配信サービス。日本では2016年にサービスを開始し、年間7500試合以上のライブ配信を行っている。

サッカーや野球、格闘技といった多彩なスポーツコンテンツの配信を行っているが、なかでもサッカーJリーグは、2017シーズンから10年間の独占放映権を取得してリーグ全試合をライブ配信するなど、DAZNが日本市場でもっとも力をいれているコンテンツとなっている。2月15日には「Jリーグキックオフカンファレンス」をDAZNでライブ配信するとともに、Jリーグ開幕に向けた「#時代を変えろ」キャンペーンや新CMとアンバサダーに就任したJリーガー達を発表するなど、Jリーグ2018シーズンの開幕に向けた準備も着々と進んでいるようだ。

Jリーグ開幕に先駆けて2月15日に行われた発表会では、サッカーの三浦知良、中村憲剛、内田篤人、槙野智章、吉田麻也各選手がDAZNアンバサダーに就任することも発表された

テレビCMで「ドイツでもDAZNだった!」を連発した今季よりJ1鹿島アントラーズに復帰する内田篤人選手

テレビCMで「ドイツでもDAZNだった!」を連発した今季よりJ1鹿島アントラーズに復帰する内田篤人選手

Jリーグを始めとした国内スポーツだけでなく、海外のさまざまなスポーツを取り揃えるDAZNだが、ライブストリーミング配信と聞くとPCやスマホ、タブレットで視聴するイメージを持つかもしれない。だが、スポーツ観戦の醍醐味はやっぱり大画面だ。Jリーグの開幕にあわせて大画面テレビでDAZNを始めてみたい……そんなJリーグファンのために、「DAZN」をテレビの大画面で視聴する方法を解説していこう。

DAZNの料金やプランは? 大画面テレビで楽しむには何が必要?

DAZNは、月額料金を支払うことでコンテンツが見放題になるサブスクリプション型の動画配信サービスだ。通常の契約は月額1750円(税別/30日無料体験あり)で、ドコモユーザーは980円(税別)で契約できる「DAZN for docomo」も提供されている。

また、ソフトバンクが運営するスポーツ専門動画配信サービス「スポナビライブ」が5月31日でサービス終了となり、コンテンツの一部がDAZNに移管されることにともない、スポナビライブ会員向けにDAZNの月額料金を980円(税別)で提供する移行プランも用意された。かなりお徳なプランなので、スポナビライブからDAZNへの移行を考えているユーザーはぜひとも利用したいところだ。

なお、Jリーグ各クラブのサポーターには、年間視聴権とグッズショップで利用できるクーポン等が付属する「DAZN年間視聴パス」も20,790円(税込)で各クラブから発売されている。購入費用の一部がサポートするクラブの強化費用に充てられるので、応援するクラブに貢献したいというのであれば、こちらを選ぶというのもアリだろう。

DAZNのスマホアプリの画面。2月23日、24日からJリーグ2018シーズンの試合が続々とライブストリーミング配信される予定だ ※画像の内容は取材時点のもの

大画面のテレビでDAZNを観るためには何が必要か? というと、DAZNでは1つのアカウントで同時に2端末まで視聴でき、端末は最大6台まで登録できるので、現時点でPCやスマホ、タブレットでDAZNを楽しんでいる人であれば、大画面テレビでDAZNを楽しめる環境さえ整っていれば追加料金ナシで楽しむことができる。もちろん、動画配信サービスということで、光回線やWi-Fiといったネット接続環境(HD画質では9Mbpsを推奨)は必須だが、スマホのテザリングでも視聴することは可能だ。

次項からは、DAZNを大画面テレビで楽しむためのハードウェアを紹介していこう。

大画面テレビにDAZN視聴機能を手軽に追加できるメディアストリーミング端末

DAZNを大画面テレビで楽しむもっともスタンダードなデバイスには、Amazon「FireTV Stick」や「FireTV」、アップル「AppleTV 4K」といったテレビとHDMIケーブルで接続するメディアストリーミング端末を挙げたい。

なかでも入門用にオススメなのが「FireTV Stick」だ。Amazonで4,980円で購入できるコスパのよさはもちろん、HDMI端子を搭載したテレビやモニターにサクっと刺すだけで使える点や、専用リモコンを使ってテレビリモコンのように気軽に操作できる点は、メディアストリーミング端末初心者にとってもうれしいポイントだ。同じAmazonが手がける「FireTV」も8,980円で購入でき、4K画質にも対応しさらにハイスペック……だが、DAZNは4K配信をしていないので画質は大差ないのが正直なところ。ただし、4KテレビユーザーでDAZNと同時にNetflixやAmazonプライム・ビデオにも活用したいという人なら、4,000円の差額で4K対応の「FireTV」を選ぶのもアリだろう。

大画面テレビにDAZNの視聴機能を手軽に追加するなら、Amazon「FireTV」シリーズはおすすめ。DAZN を楽しむだけなら4,980円で買える「FireTV Stick」でも機能は十分だが、映画などの4Kコンテンツも楽しみたいのであれば、8,980円で買える「FireTV」を選ぶのもいいだろう

「FireTV」シリーズでは、DAZNの専用アプリからサービスを利用する形だ

「FireTV」シリーズでは、DAZNの専用アプリからサービスを利用する形だ

テレビ用のインターフェイスもJリーグ開幕前で関連番組がズラリと並ぶ

テレビ用のインターフェイスもJリーグ開幕前で関連番組がズラリと並ぶ

アップル派のユーザーには、やはり「AppleTV 4K」だ。こちらもAmazon「FireTV」シリーズ同様に専用リモコンが付いており、テレビライクに操作できるという点は初心者にはうれしいポイントだが、アップルストアの価格で19,800円(税別)からとなっており、「FireTV Stick」「FireTV」と比べると、やや割高感がある。

「AppleTV 4K」もDAZN専用アプリからサービスを利用する形だ。価格は32GBモデルが19,800円、64GBモデルが21,800円(いずれも税別)

ゲーム機やBDレコーダー/プレーヤーでもDAZNを楽しめる!

DAZNを大画面テレビで観るためにハードウェアを新規に購入するなら「FireTV Stick」、「FireTV」、「AppleTV 4K」といったメディアストリーミング端末がイチ推しだが、実はDAZNをテレビで観るのに活用できるデバイスは他にもある。

自宅に眠っているデバイスで実はDAZNのテレビ視聴に活用できるデバイスの筆頭が、ゲーム機だ。最新ゲーム機では「PlayStation 4」シリーズと「Xbox One」シリーズにDAZNの専用アプリがすでに提供されており、これらのゲーム機を所有しているユーザーなら、ハードウェアを新規に購入しなくてもDAZNをすぐに楽しむことができる。DAZNが提供するテレビ向けハードウェアで動作する専用アプリは、デバイスを問わずに画面デザインが統一されているのだが、なかでもゲーム機は動作スピードがトップクラスで、サクサクと気持ちよく動作してくれる。ちなみに、最新ゲーム機以外では、「PlayStation 3」向けにDAZNアプリが提供されている。

「PlayStation 4」や「PlayStation 4 Pro」は現役のゲーム機としてだけでなくDAZN視聴デバイスとしても利用できる。コントローラーのタテヨコ操作はレスポンスもスムーズだ

「Xbox One」や「Xbox One S」、「Xbox One X」でもDAZNが視聴可能だ

「Xbox One」や「Xbox One S」、「Xbox One X」でもDAZNが視聴可能だ

ゲーム機としては旧世代となった「PlayStation 3」でも、専用アプリを導入することでDAZNを楽しめる

ゲーム機としては旧世代となった「PlayStation 3」でも、専用アプリを導入することでDAZNを楽しめる

あまり知られていないDAZN対応のハードウェアがパナソニック製のBDレコーダーの「DIGA」シリーズだ。DIGAはアプリのような仕組みでDAZNにも対応可能な仕組みが取り入れられている。対象は2017年主要モデルと2016年発売の一部モデル。パナソニック製のUltra HD Blu-rayプレーヤー「DMP-UB900」「DMP-UB30」も同じ方式でDAZNに対応する。録画、ディスク再生の環境と一緒に揃えるなら有効活用したい。

パナソニックの「DIGA」シリーズはミドルレンジ以上の主要機種で対応(DIGAの正確な対応機種はこちら)

パナソニックの「DIGA」シリーズはミドルレンジ以上の主要機種で対応(「DIGA」シリーズの正確な対応機種はこちら

UltraHD Blu-rayプレーヤー「DMP-UB30」なら3万円台前半で購入可能だ

UltraHD Blu-rayプレーヤー「DMP-UB30」なら3万円台前半で購入可能だ

テレビのスマートTV機能にもDAZNアプリが続々!

DAZN対応で忘れてはならないのが、テレビに搭載されているスマートTV機能で利用するDAZNアプリだ。ソニー、パナソニック、東芝、LGエレクトロニクスの4社のテレビは、2017年より自社プラットフォームでDAZNアプリを提供。ミドルレンジクラス以上のテレビを買う予定なら、外付けのハードウェアを揃えるまでもなく大画面でDAZNを観られるのだ。テレビのリモコンで直接操作できれば放送に近い感覚で視聴できるので、もし今からテレビを買い換える人は対応機種かどうか、ぜひチェックしてみてほしい。

ソニー「BRAVIA」シリーズは、Android TV搭載の機種すべてでDAZNをサポートする(「BRAVIA」シリーズの正確な対応機種はこちら

パナソニックは「VIERA」シリーズの4K機種で対応(「VIERA」シリーズの正確な対応機種はこちら)

パナソニックは「VIERA」シリーズの4K機種で対応(「VIERA」シリーズの正確な対応機種はこちら

東芝の「REGZA」シリーズは、2016年一部機種と2017年以降の4K機種でDAZNに対応する(「REGZA」シリーズの正確な対応機種はこちら

LGエレクトロニクスは2016年以降の4K機種の主要モデルで対応(LGエレクトロニクス製テレビの正確な対応機種はこちら

折原一也

折原一也

PC系版元の編集職を経て2004年に独立。モノ雑誌やオーディオ・ビジュアルの専門誌をメインフィールドとし、4K・HDRのビジュアルとハイレゾ・ヘッドフォンのオーディオ全般を手がける。2009年より音元出版主催のVGP(ビジュアルグランプリ)審査員。

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