獣たちとふれあう3Dアドベンチャー『Fe』発売開始。幻想的な北欧の森で自然とのつながりを感じる

Electronic Arts(以下、EA)は2月16日、3Dアクション・アドベンチャー『Fe』を発売した。対応プラットフォームはPC(Origin)/PlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch。販売価格は税込1944円となっている(日本語対応)。本作はスウェーデンのスタジオZoink Gamesが、EAのインディー支援プログラム「EA Originals」を利用して開発した作品である。

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舞台となるのは青と紫を基調とした美しく幻想的な森の中。物語は記憶を失った小さな獣が目覚めるところから始まる。この小さな獣は「Fe」と呼ばれる種族の子供である。「Fe」は周囲を探索する中で、神秘的な動物や植物で溢れた生態系を目にする。生物の多くは友好的で、吠えたり鳴いたりして交流を図ることができる。うまくいくと小鳥が次に向かうべき方角を示してくれたり、仲良くなった動物の背中に乗れたり、植物が咲いて道が開けたり。物語の進行とは関係のない、辺りの草花からキノコまで、「Fe」の歌声に反応してくれる。

右トリガーの押し込み具合で旋律を調整し、ハーモニーを奏でる

始めのうちは同種族もしくは子供の動物としか対話できないが、困っている大人の動物を助けてあげると、鳥なら鳥、鹿なら鹿の鳴き方を教えてくれる。するとコミュニケーションを取れる相手が増えて、それまで行けなかった場所にまで行けるようになる。また最初はジャンプやダッシュといった簡単な動作しかできないが、各所に点在するクリスタルのかけらを集めることで、木に登ったり、翼で滑空したりと行動範囲が広がっていく。新しい鳴き方や移動手段を覚えて区域間を行き来する、メトロイドヴァニアのようなステージデザインになっている。

森の仲間たち

多種族との親睦を深めることで少しずつ逞しくなっていく「Fe」。だが道中で出会うのはフレンドリーな生き物ばかりではない。言葉を発さない「サイレント・ワン」と呼ばれる黒い生命体が森の調和を乱し、生態系を破壊しようとしている。「Fe」を見つけると目から泥のような粘着物を飛ばして襲ってくる。倒す術はないので、岩陰や草むらに隠れてやり過ごすしかない。平和に暮らす森の生き物たちを束縛し、どこかに連れ去っていく「サイレント・ワン」。彼らの目的は一体何なのだろうか。

「サイレント・ワン」の視界に注意

ステルス行動で「サイレント・ワン」を避けつつ、鳴き声を使い分けてパズルを解くというのが基本のゲームプレイとなる。ビジュアル・サウンドは共に洗練されており、森で出会う動物たちは見た目も鳴き声もとてもかわいくて、弦楽器が奏でる幻想的なBGMが、どこを切り取っても美しい色鮮やかな森の様相が、プレイヤーの心を和ませる。ストーリーテリングには言葉が使われておらず、「サイレント・ワン」が残していった壁画から物語を読み解くことになる。ローポリゴンで描かれた北欧の森をなめらかに動きまわり、森や獣とふれあい、謎を紐解きながら自然との繋がりを感じよう。

壁画から物語を読み解く

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