ソーシャルメディアのTwitterは現地時間2月16日、Mac版Twitterアプリのダウンロード終了を発表しました。同日より、MacでのTwitterアプリのダウンロードはできなくなっています。
30日後にはサポート終了
Twitterの公式アカウントは、次の内容をツイートしました。
当社はプラットフォームを超えた一貫性のあるTwitter体験を提供することに集中しています。そのため本日より、Mac版Twitterのダウンロードを停止し、30日後にはサポートを停止いたします。
TwitterはMacユーザーに対し、今後はWebブラウザでTwitterを利用するよう推奨しています。Mac版TwitterアプリはすでにMacのApp Storeから削除されています。
数年間放置されていたMac版Twitterアプリ
今回の発表は突然のものでしたが、ユーザーはそれほど驚いていません。Mac版Twitterアプリはここ数年アップデートもなく放置されていたからです。
Twitterの公式アカウントに寄せられた投稿にも「Macで使うならTweetDeckのほうがいい」「ずっとTwitterifficを使っている」など、Mac版Twitterではなく競合するアプリを使っているという意見が見られました。
Mac上でiOS版Twitterアプリが使えるようになる?
しかし今回のTwitterによるMac版アプリ終了は、Appleが現在進めているとされる、iOSアプリをMac上でも使用可能にする計画を踏まえたものとも考えることができます。
昨年末Appleが、Mac、iPad、iPhone上で、同じアプリが動かせるよう、準備を進めているとBloombergが報じました。また1月末には、次期OSであるiOS12とmacOS10.14では、信頼性と安定性向上がメインとなり、多くの新機能の追加が見送られるものの、Mac上でiOSアプリを使えるようにする計画は先送りされない、とも報じられています。
もしこれが事実とすれば、iOS版TwitterアプリがMac上で使えるようになるため、Mac版Twitterアプリを終了しても問題ありません。「当社はプラットフォームを超えた一貫性のあるTwitter体験を提供することに集中しています」という文言は、それを示唆している可能性があります。
Source:9to5Mac
(lunatic)