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「オホーツク」・「大雪」に使用されるグレードアップ指定席にも変化

ダイヤ改正を前に函館運輸所(函ハコ)から苗穂運転所(札ナホ)へ転出したキハ183系は、順次「オホーツク」・「大雪」へ営業運転に入っていますが、グレードアップ指定席についても転用を見据えた準備が進められていました。



写真はとある日の特急「オホーツク2号」を札幌駅で確認した際に撮影した1枚です。他の写真を別の記事で使用する予定なので、この1枚しか掲載できませんが、ヘッドカバーに「北斗」充当時には確認されなかった「指定席」の文字があります。

実は写真は2号車で、グレードアップ指定席が使用されていたときのものです。「オホーツク」・「大雪」の2号車は自由席と指定席の両方が設定されています。写真では見づらいかもしれませんが、自由席として扱う座席までは従来のヘッドカバーのままです。

ここで1つの疑問が生じますが、編成変更を間近に控えているにも関わらず、ヘッドカバーをなぜ2種類用意する必要があるのかということです。単純に車両不足への対応という見方をすればそれまでですが、以下の理由も考えられます。

「オホーツク」・「大雪」の編成は、ダイヤ改正を機に自由席、指定席、グリーン席の位置が変更される予定です。当ブログでも以前紹介し、まもなくMARS端末や時刻表などで把握できるようになると思いますが、指定席(普通車)は1号車と3号車になります。おそらくこれは、旭川駅で接続を図る「ライラック」に「大雪」で使用する際に編成を極力合わせていることが理由と思われます。

しかし、今回このような「オホーツク」・「大雪」充当用に新たなヘッドカバーが用意されたとすると、中間車で普通車となるであろう3号車が従来の2号車のように自由席と指定席の両方が設けられる可能性があります。

以前お伝えしたとおり、自由席をこれまでの1両半から1両とし、減らした分を指定席とすることで収益の拡大や旭川以遠に特化した列車とすることが可能になりますが、一方で下りの「オホーツク」2本については、いずれも「カムイ」・「ライラック」をカバーする特に重要な役割を担っており、利用状況を確認していると、自由席のさらなる減少は利用客にとって大きな負担となります。

以前コメントなどを通じて、基本的には自由席しか利用できない利用者は指定席の客室・通路も居座ることはできないという情報をいただきました(当たり前)。混雑時にこのルールを加味すると、自由席1両では通路だけではとても対応しきれなくなる可能性があります。

仮に3号車を従来と同様の自由席と指定席の両方が設定された場合、キロハ182形0番台の営業運転撤退を含め、指定席の座席数が不足する事態に思われがちですが、JR北海道のホームページの列車ガイド、指定席などを予約する際のMARS端末では、現行の4号車指定席はスラント車(40名)で登録されています。実際にスラント車が入ることは常態化していませんが、これを「北斗」で使用されている函館方先頭車(グレードアップ指定席)とすると、指定席の定員数が26名単純に増えます。キロハ182形0番台の絡みで実際は10名前後の指定席数の増加となります。

インバウンドなどでの利用客の変動をとるのか、これまでの編成からの変更を最小限にするのか。事前に情報をいただいていた際は3号車がまるまる指定席になるというものでしたが、今回のようにヘッドカバーが確認されたことによって、特に3号車がダイヤ改正後どのようになるのか気になります。指定席のみで対応するのか、指定席と自由席の両方を扱うのか近々正式にわかることでしょう。楽しみです。

しかし、後者の場合はおそらく新たな問題を抱えることが予想されます。この内容については、3号車が後者となった場合且つ、とある要件を満たした場合にお伝えしたいと思います。










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コメント
7536:承認待ちコメント by on 2018/02/17 at 09:55:12

このコメントは管理者の承認待ちです

7538: by 管理人 on 2018/02/17 at 12:31:26

>>コメントNo,7536の方へ

教えていただき、ありがとうございます。ということはダイヤ改正から3カ月程度は貴重な記録が期待できるかもしれませんね。

管理者だけの楽しみにしておきます。重ね重ねお礼申し上げます。