まわりの人達が最近バーフバリを見てはまっていくのを見て、同じようにバーフバリにすっかりはまりきった身からバーフバリについて調べたあれこれを。
まあ、あれです。今までに自分で集めた情報をまとめる的なやつです。なのでネタバレ配慮とかあまり考えていませんし、もう愛のままにつらつらだらだらと書いてくのでちょっと読みにくいかもしれません。ある程度区切って見出しぐらい入れた方がいいかなとも思ったのですが、面倒なので後で気が向いたら編集します。
まず最初に、よく聞かれる質問から。
「字幕と吹き替え版どちらを見た方がいいの?」
BDだと両方入っているんですが、配信サービスだとどちらか片方ということになるのでしょうか。
今年に入ってからだけでもテルグ語&日本語字幕、日本語吹き替えをそれぞれ20回以上見ている身から言わせていただくと、吹き替え版の方が情報量が基本的に多いので吹き替え版オススメです。
ただ、少しだけ注意しなければならないところが。吹き替え版では、合戦で雄叫びを上げるシーン1箇所のみ、吹き替えではなくプラバースさん(バーフバリ役)の地声が出ています。一瞬違和感を感じてしまうかもしれません。
あと、テルグ語版だと、カッタッパがアマレンドラに語りかけるときに、親しみをもって「バーフ」と呼んだり、ビッジャラデーヴァがバラーラデーヴァを「バラー」と呼んだりしているところは、吹き替えだとわかりやすさ重視で「バーフバリ」「バラーラデーヴァ」と呼んでいたりします。アマレンドラとマヘンドラでカッタッパの呼びかける親しみが違うのがわかったりするの、結構グッとくるんですよね。あと、王族というところで「クシャトリア」とか言っていたりして、おおカースト制度! とか。
まあ、あれです。最終的には両方見るといいのです。はい。
さて、それはおいておいて。
いったいどこからここまでバーフバリにはまったのか。
偶然Twitterでこの二つのツイートを見たからだったのでした。
最初に合戦シーンを見て、なんじゃこりゃー! となったあと、マンガを読んで見に行くことを決意。そのまま『バーフバリ 伝説誕生』が上映されているところを調べ……というか、最初は新宿となんばだけでしか上映されていなかったのでした。しかも1週間。
もともとインド映画は結構好きだったこともあって、即座にはまり、パンフレットを購入。伝説誕生のパンフレットはあれなんですよ。紙1枚を折りたたんだ8Pという代物だったのです。
そこで学んだことはインドは広大で言語圏が違うため、映画界もたくさんあるということ。
などがあり、ボリウッドが最大手。どれぐらい大手かというと、他のところでヒットした映画はボリウッドで吹き替えでは無くリメイクされることもあるぐらい。ちょっと次元が違うぐらいボリウッドが大きいのですね。
今回のバーフバリはテルグ語映画界のトリウッド作品。これはリメイクされず、そのままの俳優で吹き替え(俳優が自分でヒンディー語を話すパターンもあり)で上映されたそう。
これが、情報を集める上でいろいろとややこしいことになるわけです。サントラが、複数言語版あるのですね。日本で上映されたのはテルグ語音声日本語字幕なので、歌的にはそれがいい。でも、どれを買えばいいのかわからなくなるわけです。
というか、iTunesだとヒンディー語とマラヤーム語版しかないのですよ!
テルグ語版がないのです!
というわけで、Google Playで買おうとしても、ここにも罠がたくさん。
タイトルがBahubaliだったりBaahubaliだったり、どっちが本当なの!? どっちも本当なの!? え、言語が違うと表記違うの!? となるわけです。ややこしいですね。
ちなみに上記のリンクだと1曲目がSaahore Baahubaliとなっているのがテルグ語版のようです。
というわけで、Youtubeを探してまずテルグ語版の曲を見たりするわけですよ。すると、ミュージカルシーンがいくつも公開されていることがわかります。
まず抑えておきたいのはSaahore Baahubali。
Lyricsとついているのを検索すると、歌詞つきで出てきます。こちらはLahari Music/T-Seriesのチャンネルなので、公式だったりしますね。すごい再生数!
Saahore Baahubali Full Song With Lyrics - Baahubali 2 Songs | Prabhas, MM Keeravani | SS Rajamouli
王の凱旋はこの曲を繰り返し見まくって、Heysa Rudrassa Heysarabhadra Samudhrassaの部分を合唱できるようになっておくと、今後のマサラ上映絶叫上映のときの心地よさが段違いになります。
そのうち、見たことが無いバーフバリの映像&曲があることを発見。
実は、インド映画の場合はかなり長いため、外国で上映する国際版では再編集というか、カットしてやや短くしているのです。
その辺は、Amazon.comとかでバーフバリのBDを買おうとすると、日本語版よりもプレイ時間が長いことでわかったりもします。
では、どんなシーンがカットされているのか。
たとえばこちらの酒場のシーン。伝説誕生の1シーンのようですが、手元のBDにはありません。
Manohari Lyrical Video Song || Baahubali (Telugu) || Prabhas, Rana, Anushka, Tamannaah, Bahubali
我が王は酒場での遊びも超一流だぜ! というシーンでしょうか。
王の凱旋にもカットされた曲はあります。
例えばこちら。
Kanna Nee Thoongadaa Full Video Song || Baahubali 2 Tamil | Prabhas,Anushka Shetty,Rana,Tamannaah
この曲、結構物語の中でも重要なんです。
服装から判断すると、アマレンドラが怪我をしてお見舞いにくるデーヴァセーナに対して、カッタッパが壺をチャカポコ叩きながら「もうだめだー」って恩着せがましく歌うシーン。あの後ぐらいのものだと思うのです。
ヴィシュヌ神を祀る祭礼の儀式で、神様に祈りを捧げつつもそれとなく遠回しにアマレンドラを癒やすデーヴァセーナ。これを見て、アマレンドラは「おっ、結構傾いてきた。やったー」となっていたのですね。
その辺りはこちらを読んでだいぶわかりました。
だからこそ、怪我明けでトレーニングをしているときに、カッタッパに対して「縁談を断ったということは私に気がある証拠だ」とか言っていたのです。二人の間がグッと近寄っていることを歌で示していたのですね。
そしてカットされたシーンがあるのはこちらも。
Dandaalayyaa Full Video Song | Baahubali 2 | Prabhas, Anushka Shetty, Rana, Tamannaah, SS Rajamouli
Dandaalayyaaはアマレンドラが王宮から追放されて市井の人々と一緒に働くさまを描いた歌なのですが、よくよく見てみると映画にはなかったシーンがたくさん出てきます。
重労働で怪我する人を労るデーヴァセーナ。それを見て心を痛めるアマレンドラ。図面を引き、プロトタイプを作り、大勢の前でプレゼンをし、大規模な機械文明を導入するという。王は実業家としても完璧超人か! というシーンが入っているのですね。
こうやってYoutubeをあれこれ見ていると、世界は規模が違うというか。
いわゆる「踊ってみた」「歌ってみた」もワールドワイドにかなりの再生数があったりするのです。
Manohari Video DANCE Song | Baahubali | Bahubali | @JeyaRaveendran Choreography
お気に入りはこのJeyaRaveendranさん。
曲は先ほどの酒場で遊ぶシーンのManohariですね。
なんか存在感が圧倒的というか、どんなに大勢で踊っていても目が吸い寄せられてしまう。振付師とかの人っぽい?
あと、ファンアートとかを見るのだったらタンブラーのここが良かったりします。
baahubalifankingdom.tumblr.com
youtubeとかを見ると、「Why Kattappa killed Baahubali?」をテーマとしたものがめちゃめちゃ多いのがわかります。
伝説誕生の公開後にあまりのショックで世界中がこのテーマで議論をしていたのですね。Twitterのハッシュタグでも略して #WKKB として世界中の人が投稿していたりします。
考察をしている人はもちろん世界中にいっぱいいて。
こちらの #baahubaliparallels は、バーフバリに多い対比構造のシーンを抜き出してくれていて、この映画がどれだけ細かく作られているのかということを気づかせてくれます。
日本もいろいろと情報を公開してくれている人がいます。
こちらで、さまざまなアイテムに対する理解が深まりました。リプライも含めて目を通しておくといいです。
額の模様の意味の解説とかも参考になります。
バーフバリ登場人物の額の印の意味 - Deore Darling インドの俳優さんプラバース君
と、まあこういう感じに情報を集めるたびにまたBDを再生したり、劇場に足を運ぶというのをずーっと今年はやっているのでした。まさか自分が同じ映画(王の凱旋)を見るために3回も映画館に足を運ぶとは思っていませんでした。周囲のガルパンファンやキンプリファンに比べればだいぶ少ないといえば少ないのですが、何度も映画館に行く習慣がなかったので我ながらびっくりしています。
その王の凱旋ですが、もうすぐBDが販売されますね!
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- 出版社/メーカー: 株式会社ツイン
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いまの悩みは、Amazon.comで売られているノーカット版のBDがオールリージョンなので買いたいけれども、ヒンディー語&英語字幕しかなく、慣れ親しんだテルグ語版ではないということだったりします。
ヒンディー語とテルグ語だと、まあ台詞のところはいいとして、歌詞の印象がちょっと変わっちゃうんですよね……歌だけテルグ語にならないかな。ならないなー